ドンキ NANOTE、メモリのクロックアップ、ヒートシンク見直し後のベンチマークスコア | Win And I net

ドンキ NANOTE、メモリのクロックアップ、ヒートシンク見直し後のベンチマークスコア

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ドンキ NANOTEにて、メモリのクロックアップを試すもすぐに元に戻したのちに、ヒートシンクのカスタマイズも行いましたが、ヒートシンクをカスタマイズした状態でメモリのクロックアップを行っていなかったため、クロックアップ後にベンチマークを計測してみました。

結果として、以前に「ヒートシンクを見直すことにより、メモリをクロックアップした場合には、ドラクエベンチマークのスコアで1500は出せる」とのアドバイスを受領していたとおり、1600越えとなりました。

当記事、あるいは関連記事にて、メモリのクロックアップ、ヒートシンクのカスタマイズを記載していますが、体感レスポンスの向上を実感できるものでもなく、リスクも伴うためにおすすめするものではありません。個人的な興味での自己責任で対応しているものです。

メモリのクロックアップ

メモリのクロックアップと、ターボブーストの有効化については以下の記事で記載しています。メモリのクロックアップは、GPU関連のベンチマークスコアでの効果はありますが、ターボブーストの効果はないように感じます。いただいたコメントによると、NANOTEでは(NANOTEをはじめ、安価な小型のファンレス機全般では)ターボブーストに耐えうるほどのヒートシンクの構造ではないようです。

NANOTEの冷却対応の構造としては、銅板の上の熱伝導パッドを通じて、アルミ製の底板経由で熱を逃がすしくみであり、他の安価なPCと比較するとよく出来ている感もありますが、小さなボディでのファンレス機としての限界もあります。

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ヒートシンクのカスタマイズ

私のNANOTEの場合、ヒートシンクとマザーボードのチップとの密着度が弱かったようであり、以下の記事に記載のヒートシンクのカスタマイズにより、ベンチマークスコアがアップするとともに、高負荷時のCPU温度が大幅に低下しました。

ドンキ NANOTE、ヒートシンクのカスタマイズでベンチマークがスコアアップ、CPU温度は最大18℃低下
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▼こちらは前回行ったヒートシンクのカスタマイズのうち、チップに銅板を載せている状況。

 

▲▼今回新たに、M.2 SSD用の熱伝導パッドをヒートシンクに載せてみました。購入した製品は厚みが複数ありますが、厚いもの(付属のパッドと同じ厚さ)では底板に浮きが生じ、下の画像の薄いもの(手前)では底板との密着が弱く効果なしです。今回は仮付けですが、いづれ見直してみます。また、付属のパッドの位置を変えてみると効果ありとの情報もあります。

 

▼購入した熱伝導パッドはこちら。

ベンチマークスコアとCPU温度

計測したベンチマークはドラクエベンチマークのみですが、スコアとCPU温度を掲載します。計測にあたり、室内のエアコン設定は23℃にしています。

ベンチマークスコア

▼こちらは、ヒートシンクをカスタマイズしたのみの状態。

 

▼メモリのクロックアップ後(BIOSにて「AUTO」に設定。詳しくは「ドンキ NANOTE、CPUとメモリのクロックアップを試すも、ベンチマークスコアの向上はごく僅か」を参照)。約27%のスコアアップになっています。

▲このあたりのスコアになると、(GPUベンチは低くでる)Gemini Lake N4100水準以上となります。プラシーボ効果だと思いますが、記事用の画像編集をNANOTEで行うと、普段よりもキビキビしているような錯覚もあります。

 

▼こちらは、ヒートシンクのカスタマイズなし、メモリのクロックアップなしの状態。双方とも対応した状態とでは、約36%のスコアアップです。

CPU温度

ドラクエベンチマークによる高負荷時のCPU温度です。計測にあたっては以下のフリーソフト「HWiNFO」を利用しています。

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▼こちらは、ヒートシンクのカスタマイズ後、メモリのクロックアップなし。最大温度は65℃となり、ファンレス機としては十分に許容範囲。

 

▼ヒートシンクのカスタマイズ後、メモリのクロックアップあり。最大温度は73℃、全コアともに温度が上昇していますが、こちらも許容範囲です。

 

▲ちなみに、アルミ製のPCスタンドに載せても計測しましたが、ベンチマークスコアは1600台で変化なし、CPUの最大温度は3℃ほど抑制できましたが誤差の範囲。

なお、手元にある8cm角のケース用ファンをあてての変化も確認したかったのですが、かなり前に購入した以下の類の変換ケーブルが行方不明であり、確認できず。

まとめ

エントリーのAtom Z8350を搭載していることにより、割り切って使用しているドンキ NANOTEですが、弄るにはスペック・価格ともに程よい端末であるため遊んでみました(ヒートシンクとベンチマークにこだわる必要もないのですが)。

冒頭にも記載しましたが、体感レスポンスがアップするものでもなく、保証外となるリスクなどが高まることにもつながるため、決しておすすめするものではありません。

ちなみに、NANOTEでのタイピングにも慣れてきたのですが、小さなボディのために短時間の使用で肩こりが生じています。やはり、UMPCでのタイピングには、CHUWI MiniBookやMagic-Ben MAG1などの8インチ以降に限ります。

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