先日、速報ベースでお知らせした「CHUWI CoreBook Pro」。アスペクト比 3:2の13インチディスプレイに、第6世代のCore i3-6157U、NVMe対応の256GB SSDを搭載していますが、その価格は私の想像よりも安く、Banggoodの3/27時点のクーポン価格は 349.99ドル。CHUWIの直近のノートPCではGemiBookあるいはGemiBook Pro推しでしたが、この価格なら CoreBook ProがCHUWIのイチオシ製品。
関連記事
CHUWI CoreBoook Pro、13型 アスペクト比 3:2、Core i3搭載のWin 10ノートが発売に
CHUWI CoreBook Proのスペック
GemiBook / GemiBook Proと同様に、通常の16:9のアスペクト比ではなく、縦長で情報量の多い 3:2の13インチディスプレイであることも特徴の1つ。GemiBook / GemiBook ProのCPUがGemini Lakeであるのに対して、CPUは旧世代ながらも Core i3-6157Uにスペックアップしています。
- CHUWI GemiBook、Gemini LakeでRAM 12GB, PCIe SSDも増設可能な13型ノート
- CHUWI GemiBook Pro、Celeron J4125にしてメモリ 16GB、13インチのGemiBookがスペックアップ
CHUWI CoreBook Proのスペックは以下となります。
CPU | Core i3-6157U、2コア4スレッド |
GPU | Intel HD Graphics 550 |
メモリ | 8GB DDR4 |
ストレージ | 256GB NVMe 対応 M.2 SSD、SATA M.2 SSDの空きスロットあり |
ディスプレイ | 13インチ、解像度 2160 x 1440、アスペクト比 3:2、IPS |
WiFi | 11a/ac/b/g/n |
Bluetooth | 4.2 |
フロントカメラ | 1百万画素 |
ポート類 | USB 3.0、USB Type-C(フル機能) |
バッテリー容量 | 46.2Wh(11.55V/4000mAh) |
サイズ | 28.90 x 21.90 x 1.775 cm、1.34kg |
OS | Windows 10 Home |
第5世代もしくは第6世代の旧世代のCPUを搭載することにより、価格を抑えたモデルを販売することが中国ブランドのPCによくある手法。CoreBook / CoreBoxなど、「Core」を冠した製品はCHUWIでは上位のシリーズです。
- 第6世代のCore i3-6157UとNVMe 対応のSSDの組み合わせにより、エントリーPCに多いGemini Lake搭載機よりもワンランク上のレスポンス。
- Gemini Lake N4100 / J4125でも、Webブラウジングや軽いオフィスソフトは普通に動作しましが、Core i3-6157Uではより機敏に動作。
- 標準装備のNVMe対応のSSDはSATAと比べて、大きく体感できる速さではありませんが、Windows 10の起動や終了、大量ファイルの並び替え、同容量アプリのインストールなどで、SATAよりも速いことを体感できます。
- SATA M.2 SSDの空きスロットを装備しているため、データ保存用として活用できます。挫折することが多くおすすめしませんが、私ならHackintoshによるmacOSの導入にチャレンジします。
- メモリは、GemiBookの12GB、GemiBook Proの16GBに対し、CoreBook Proは8GB。(スロット形式との記載がなく、CHUWIの製品の傾向から)オンボードで増設できず。ただし、一般的には8GBで十分。
▼第6世代のCore iは、ThinkPad X1 Carbon 2016モデルなどで搭載されています。悩ましいのは、CoreBox Proの価格以下で、ThinkPad X1 Carbon 2016モデルの中古が購入できること。
▼Banggoodの製品紹介では、M.2 SSDは2280サイズと2242サイズとあるものの、イメージ画像では NVMe対応のPCIe接続(標準装備)、SATA 接続の空きスロットともに2280サイズ。
CHUWI CoreBook Proの外観と機能
2018年あたりから、CHUWIのノートPCは一貫して同一製造元と思われ(CHUWIは製造元ではありません)、どの製品も概ね同じデザインとなっています。CoreBook Proにおいては、GemiBook / GemiBook Proとほぼ同じデザインです。
ボディは金属製とありますが、おそらくは(傾向から)天板と底板はアルミ製、キーボード面は樹脂製でしょう。CHUWIに限らず、中国ブランドの2017年までの製品で金属製とする場合には、全面アルミ製が多かったのですが、2018年以降はキーボード面は樹脂製の製品が多くなっています。
▼13インチのディスプレイの解像度は2160 x 1440、IPSのグレアパネル。ベゼル幅の記載はありませんが、左右は5~7mmと推定。
▼2280サイズのM.2 SATA SSD 空きスロットには、底板を外すことなくアクセスできます。
▼電源ボタンは右上(赤い部分)に配置されているものの、通常レイアウトの英語キーボード。Enterキーの横1列がないことに好感。同製造元のキーボードのタイピング感は良好であり、CoreBook Proも期待できます。
▼私としては、フルサイズのUSB 3.0ポートがもう一つ欲しいのですが、USB Type-Cは映像出力・充電に対応しています。PD 2.0のFast Chargeに対応し、1時間で60分の充電が可能。
まとめ、クーポン価格
GemiBook / GemiBook ProのGemini Lakeよりも快適動作のCore i3-6157Uを搭載する「CoreBook Pro」。ディスプレイは13インチと大きくありませんが、在宅勤務での大量データ・関数のExcelやAccessも遅さを感じることなく動作する水準。
私としては450~500ドルあたりの価格を想像していたのですが、Banggoodの通常販売価格は429.99ドルと想像より安く、個数限定ながらもクーポン価格は 379.99ドル。この価格なら、メモリ 12GBのGemiBook、16GBのGemiBook Proよりもおすすめです。
▼3月27日 価格情報更新。Banggoodではクーポン「BGJP03W」の利用により、349.99ドルで販売中。20個限定、3/31まで有効
▼Amazonでの販売情報
▼こちらは引用した GemiBook / GemiBook Proの記事
コメント