CINEBENCH R23、ミニPC・ノートPC 30製品で計測のスコア一覧。キビキビ動作のスコアの指標

ミニPCとノートPCのレビューを行っているなかで、「CINEBENCH R23」のベンチマークスコアのデータが溜まってきましたので、私自身の検索用データも兼ねて一覧化しました。

なお、ごく一部を除き 同一CPUを搭載する製品は避け、また、スコアを搭載するPCの実力として、Alder Lake N100 / インテル 第8世代 Core iシリーズ以上のスコアとなる製品に留めています。

ミニPC & ノートPC、CINEBENCH R23 スコア一覧

今後、新規でレビューした製品も追記しますが、2023年11月26日現在では、ミニPCとMac miniが18製品、ノートPCが7製品です。掲載の製品以外にも、この2〜3年では、ThinkPad / Let’s note / 富士通 LIFEBOOKなどの中古PC、Jasper Lake （Celeron）のミニPC、同一CPUを搭載するミニPCなどもレビューしていますが、前述のとおり、Alder Lake N100 / インテル 第8世代 Core iシリーズ以上を搭載する製品を掲載し、スペックが重複する製品は未掲載です。

マルチコアの降順に並べています。製品のリンク先はレビュー記事です。

なお、以下の記事にて、より手軽にベンチスコアを計測できる（できた）「Geekbench 5」のスコアも一覧化しています。2023年11月26日現在は（数ヶ月前から）Geekbench 6が展開されており、公式サイトから Geekbench 5をダウンロードしインストールすることはできません。

PC 実機で計測、Geekbench CPU ベンチマークスコアの一覧、サクサクと動作するスコアの指標

また、上表以外の製品では、以下のCore i9-12900HK / GeForce RTX 3050 Tiを搭載する「Dell XPS 15（旧モデル）」も、高いスコアと思われます（お借りしたPCでもあり、CINEBENCH R23を計測できず）。

Dell XPS 15 実機レビュー、Core i9-12900HK / GeForce RTX 3050 Ti搭載の旧モデルなるも、レスポンス・テンキーレス キーボードなど至極の快適さの15.6型PC

キビキビ動作のスコアの指標

上の表に掲載のPCは、いづれも以下などの普段使いにおいては 遅さを感じることなく動作します。

• Web サイトのブラウジング
• ブログ記事の編集、画像編集
• YouTubeなどの動画視聴
• ExcelやAccessにおいて、データ量・関数が多めの在宅勤務

上表はマルチコアの降順に並べていますが、普段使いの体感レスポンスに直結するシングルコアにて、私のキビキビと動作するスコアの指標は 1,100。1,100のスコアでは、Ryzen 5 5625U、Ryzen 7 5700Uあたりが該当します。

スコアが1,001のCore  i5-8259U、933のAlder Lake N100においても遅くはないものの、前後で上位のCPUのPCを使用すると、「ややキビキビ感に欠ける」と感じることがあります。

体感レスポンス、全般的な傾向

上の写真は以下の記事にて実機レビューの「ThinkPad E14 Gen 5」、タイトル下の画像は 2つめの記事にて実機レビューの「MINISFORUM UM780 XTX」です。

• ThinkPad E14 Gen 5 実機レビュー、Core i7-1360P / 2.2K 解像度モデルは快速・快適、タイピング感も上質
• MINISFORUM UM780 XTX 実機レビュー、Ryzen 7 7840HS / DDR5 RAMの快適レスポンス、静音性にも優れた 作業効率アップ確実のミニPC

さて、スコアに応じた体感レスポンスではありませんが、普段使いでの全般的な傾向を記載します。

• 上表・最下段のAlder Lake-N N95のPCにおいても、Web サイトのブラウジング、FHDクラスの動画視聴、極端にデータ量の多くない ExcelやAccessでは、遅さを感じることなく動作します。
• 私がレビューした製品でのマルチコアのスコアトップは、AMD Ryzen 7 7840HSを搭載の「MINISFORUM UM780 XTX」ですが（シングルコアでは Core i7-1360Pの「ThinkPad E14 Gen 5がトップ）、このクラスとなると、普段使いでは かなりキビキビと動作します。また、WindowsとmacOSのアニメーション効果の相違からも、M2 Pro Mac miniよりも体感的には速いです。
• コスパを考慮すると、Ryzen 7 5800Hを搭載のPCも良いものです。ライトユースでは上位の製品と比較しても遜色なく動作し、静音性に優れた製品も多いです。
• インテル 第13世代 モバイル向けCPUでは、Core i5-13500Hは シングルコア・マルチコアともに高く、体感レスポンスも上位機と遜色ありません。また、Lenobo IdeaPad Slim 5i（製品記事はこちら）やミニPCも、スコア・体感レスポンスの割には安価で販売されています。

▼こちらは AMD Ryzen 7 7840HSを搭載する「MINISFORUM UM780 XTX」。ハイエンドでありつつも静音仕様です。

MINISFORUM UM780 XTX、AMD Ryzen 7 7840HS、DDR5 RAM、PCIe 4.0 SSD

MINISFORUM

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▼こちらは AMD Ryzen 7 5800Hを搭載する「Beelink SER5 Pro」と「GEEKOM A5」。普段使いでのコスパの高さでは、（Alder Lake-N N100 / N95以外では）このあたりの製品も狙い目です。「Beelink SER5 Pro」は静音性に優れ、「GEEKOM A5」はSSDを3基搭載することができます。

GEEKOM A5 ミニPC、AMD Ryzen 7 5800H、DDR4 32GB RAM+512GB SSD、Windows 11 Pro

GEEKOM

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