Chuwi MiniBookのクラウドファンディングがIndiegogoサイトにて開始されていますが、新しい動画と価格情報の公開とともに、日本語キーボードに変更可能との情報もあります。また、CPUはCore m3-8100Yのみと思っていたのですが、Core m3-8100Y版と当初の情報にあったGemini Lake N4100版が併売されるようです。
出荷は2019年9月となりますが、Indiegogo サイトにて新たに確認できた情報をメインにお伝えします。
Chuwi MiniBookのスペック
以下は他の記事でも掲載の、GPD Pocket 2 Max、One-Netbook One Mix 3、Falcon 2のスペックを比較したものですが、Chuwi MiniBookはCore m3-8100Y版を表示しています。
スペックのみをみると、画面サイズは別にしても、ディスプレイの解像度・デフォルトのSSDやスタイラスペンの対応状況ともに、GPD Pocket 2 Max、One Mix 3 / 3Sが優位ですが、価格面ではMiniBookが魅力的となり、利便性でもMiniBookが優位な事項もあります(詳細は後段)。
▼デフォルトのストレージをeMMCとし、ユーザーでM.2 SSDを増設、起動ドライブ化できることはメリットの一つ。PCIe対応ですが、2242サイズでありSSDを探しにくいかも。
実機写真で見るデザインと機能
デザインとしては、7インチのOen Mix 初代と2シリーズをそのまま大きくしたイメージです。ただし、日本語キーボードの設定があるのは大きな特徴。
▲英語キーボードと日本語キーボードの設定があり、日本市場を意識していることがわかります。
ちなみに、私としては英語キーボードが好み。一般的にはキーのサイズ・配置は日本語キーボードよりも余裕があり、英数・かな切替は以下のフリーソフト「Alt IME」により効率的にできるため、英語キーボードで不自由することはありません。
▼これまで明らかではなかったポート類の配置も判明。左右の両サイドにUSBポートがあり、電源となるUSB Type-Cは左サイドにあります。マウスを利用することを前提とすると、私には理想のレイアウトです。
▼大きなポイントとなるのはキーボードのキーの配置。One Mix 2シリーズと同様にLキー下のキーなどが変則的なサイズとなり、左右に分割されたスペースキーの下に左右クリックボタンがあります。
7インチのOne Mix 2シリーズでは快適とは言えないタイピング感と使い勝手ですが、8インチとなり どの程度向上しているかがポイント。
▼Chuwi MiniBookとキーボードレイアウトが同様の、One Mix 2Sの実機レビュー記事はこちら。
▲▼シックな配色は、LapBook SE / AeroBookなどの傾向を踏まえたものですが、右上の電源ボタンの赤枠は、AeroBookと同様にデザイン的に違和感あり。赤枠がないほうがすっきりすると思うのですが。
▼女性のバッグにもすっぽりと収まることを強調する写真ですが、さすがにChuwiの製品は、その配色とロゴのさりげなさでより質感高く見えます。
▼こちらはChuwiの公式動画 第2弾。
▲▼第1弾の動画はこちらの記事を参照ください。
まとめ、価格情報
One Mixをそのまま8インチ化した感覚もあるChuwi MiniBookですが、左右両サイドのUSBポートや、ユーザーで簡単にM.2 SSDを増設・換装できることなど、使い勝手や利便性がより高いように思います。
気になるポイントは変則的なキー配置によるタイピング感(7インチのOne Mixのタイピング感から向上しているか)と、出荷は2019年9月となること。3ヵ月もあれば、GPDやOne-netbookが新規端末をリリースしている可能性もあります。
なお、ファンディング価格として、Indiegogoサイトに記載のとおり、2019年6月21日時点では以下の価格で販売しており、この価格は大いに魅力的。
- Core m3-8100Y版は530ドル
- Gemini Lake N4100版は430ドル
上記の価格は一例です。私はメルマガ登録しているのですが、さらに安価な価格情報もあり、気になる方は登録してみてください。なお、集まった出資額に応じて、指紋認証などの機能が追加となります。
▼スペック的には、MiniBookのGemini Lake版とOne Mix 1Sが競合します。
▼古い情報もありますが、Chuwi MiniBookの関連記事はこちら。
コメント