Indiegogoサイトにて出資を募っていた、8インチのUMPC Chuwi MiniBookですが、9月23日に日本のクラウドファンディングサイト「Makuake」においてもプロジェクトが公開となります。Chuwi 公式サイト(日本語)にてアナウンスされていますが、メールマガジンの登録により、25%の早割価格になるキャンペーンも用意されています。私も早速登録しましたが、今回はあらためてChuwi MiniBookの概要のおさらいです。
MiniBookのスペックと特徴
MiniBookの情報は多数投稿していますが、これらから一部をピックアップ。以下のリンク記事はいづれも Indiegogo サイトモデルとなりますが、Indiegogo / Makuakeサイトで販売のモデルも基本スペックは同様となり、Makuakeサイトのモデルは日本語キーボードとなり、また 明記されていませんが 技適を取得したうえでの販売(出資募集)となるでしょう。
▼Chuwi MiniBookの先行記事の一部
- Chuwi MiniBook、スタイラスペン対応の新情報。9月出荷に向けてその他機能の追加も期待
- Chuwi MiniBook、海外サイトで早くもレビュー動画が公開に。やはりキーボードの快適性が大きなポイントか
- Chuwi Minibookのファンディング価格、日本語キーボードの新情報。Core m3とGemini Lakeの併売も
- Chuwi MiniBook vs One Mix 3S、スペック・キーボード他の詳細を画像で比較
▼ Indiegogo サイトに掲載のスペック表より。価格はMakuakeサイトとは異なります(9/23のファンディング前のため、価格未定)。
MiniBookは8インチクラスのUMPCとしては後発となりますが、先行するOneMix 3シリーズ、Falconと比較して、私が感じるメリットは以下。
- OneMix 3シリーズがハイスペックを追求するあまりに、やや手を出しにくい価格帯となっているなか、MiniBookは手頃感のある価格。
- MiniBookのCPUは、Core m3-8100YとGemini Lake N4100から、価格・用途に応じて選択可能。
- 上記の選択肢では、Webサイト閲覧やオフィスソフトではGemini Lake N4100でも十分ですが、よりレスポンスよく、また、PCIe 接続(NVME対応)のSSDへの換装を行う場合にはCore m3-8100Y版。
- MiniBookはSSDの空きスロットを備えており、Core m3-8100Y版はPCIe 接続(NVME対応)のSSD、Gemini Lake N4100版はSATA SSDの増設・起動ドライブ化が可能。
- One Mix 3、Falconとの使い勝手の比較のとして、MiniBookはUSBポートを左右両サイドに備えているため、マウスなどの接続面とケーブルの取り回しではMiniBookが優位。
以降は、上記で引用したOne Mix 3 (Banggoodサイト)、Falcon (GearBestサイト)の価格情報。MiniBookのMakuake サイト価格は、Indiegogo サイトより僅かに高い価格と想定しますが、One Mix 3よりもかなり安価であることは間違いなし(One Mix 3は、8.4インチのサイズ・解像度で優位であること、デフォルトのSSDがPCIe接続であることも、MiniBookより高価であることに影響)。
▼Core m3-8100Y、メモリ 8GB、PCIe SSD 256GB、8.4インチのOne Mix 3の2019年9月14日の価格は749.99ドル
▽詳細記事はこちら
▼Pentium Silver N5000 (Gemini Lake N4100より僅かに優位)、メモリ 8GB、SATA SSD 128GB搭載のFalconの、2019年9月14日の価格は507.99ドル
▽詳細記事はこちら
MiniBookの外観と機能性
Chuwi 公式サイト(日本語)にて確認する範囲では、Indiegogoサイトの海外版との相違は、日本語キーボードになっていること(Indiegogoサイトでも日本語キーボードのオプションあり)、日本サイトで出資を募るために、技適を取得しての販売となるだろうことの2点。
以下の画像は、IndiegogoサイトとChuwi 公式サイトの画像が混在していますが、あらためて外観と機能性の確認です。
▼さすがに販促動画は特徴を適切に表現しており、物欲が沸いてきます。
▼ディスプレイが360°回転することが大きな特徴ですが、他の8インチクラスのUMPCにない特徴としては、SSDの空きスロットを備えており、背面から容易にアクセスできること。Core m3-8100Y版の場合にはPCIe SSDを増設し、起動ドライブ化することもできます。
▲▼さらに大きな特徴が、日本語キーボードを用意していること。初代GPD Pocket、One Mixと同様の変則的なキー配置が気になりますが、日本語キーボードに大きなメリットを感じる方も多いはず。1段目に半角・全角の切替キーもあります。
▼右サイドにポート類が集中するOne Mix 2S(初期不良で返品)では、ケーブル類の取り回しに苦労したのですが、MiniBookは左右両サイドにUSBポートを備えることも大きなメリット。
▼Indiegogoサイトでの販売モデルと同様に、メモリ 16GBへのアップグレードパックも販売されるものと思います(画像は、Indiegogoサイトでの販売モデル)。
まとめ
メモリ増設(オプション)やSSDの空きスロットの存在、両サイドにあるUSBポートなど、ユーザーの利便性を考慮した仕様の多いMiniBook。私としては、ハイエンドを追求し高価なOne Mix 3よりも、価格を抑え(画面解像度などの一部に仕様を抑え)、より利便性の高いMiniBookが好み。
Chuwi Hi9シリーズのようにMakuakeサイトでのクラウドファンディングを行うと、従来以上に注目が集まることは間違いなく、Makuakeサイトの価格設定がどうなるのか、ここがポイントかと思います。日本向けに強気の価格設定でないとよいのですが。
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