現在、複数のノートPCでHackintoshを夢見ている私ですが、そのうちの一つがCHUWI MiniBook。他のPCでHackintoshに成功した High Sierraのインストールディスクで導入を試みているのですが、別のPCIe SSDを搭載するPCと同様に、PCIeの認識でエラーとなってしまいます。そこで海外サイトを探ってみると、CatalinaとMojaveでの成功事例がありました。CPUファンが正常に動作しないなどのリスクを伴うものの、近々に試してみる予定ですが、まずは私の備忘録替わりとして記載します。
参照元
CHUWI MiniBookでHackintoshの前提とリスク(7/5時点)
Hackintoshを行う際の通常の権利面でのリスク以外に、上記のリンク先記事に以下の記載があります。
- macOSはeMMCを認識しないため、SSDにインストールする必要あり。
- 以下の英文に、「Windowsからのwarm bootをしない限りは、ファンは低速で回転する」とあります。warm boot / cold bootにはこちらの記事「ウォームスタート、コールドスタート、シャットダウンの違い」を参照。これでは常用は困難で、お試し版の位置づけとなりそうです。
- キーボード、トラックポイント、タッチパネルなど概ね機能するようですが(Bluetoothも)、動作しないものは指紋認証、eMMC、カードリーダー。この程度ならほぼ完璧に近いのですが、上記2が大きなネック。
- Core m3-8100Yモデルのみが対象です。Gemini LakeはMacの搭載事例がないため、動作しません。
fan only works on low speed unless you do a warm boot from either linux or windows…if u dont want to worry about your device over heating then only enter macos after restarting from either of those operating systems until the problem is fixed!!!
CPUファン以外のリスク・不便さとして、PCIe SSDをWindows、eMMCをMacとしたいところですが、確かにMacでeMMCは認識しない(搭載事例がない)ため、SSDをMac、eMMCをWindowsでやむなし。ただし、メインのWindowsが低速なeMMCとなるのは嫌ですね。SSDのパーティションを作成し、WinodwsとMacの同居も避けたいもの。
現在、PCIe SSDをWindowsのドライブとしていますが、これを一旦外して、別途用意するSATA SSDにMacをインストールして試してみるつもりでいます。また、確実にwarm bootする手段の検討も必要です。
CHUWI MiniBookでHackintoshの手順
当記事を参照している方は、Hackintoshの駆け出しの私よりは詳しいと思いますので詳細は海外サイト「CHUWI Minibook Hackintosh」を参照ですが、チュートリアルに従う、あるいはUniBeastで汎用のインストールディスクを作成し、上記サイトで提供されているEFIフォルダなどのコピペ(置換)で対応できそうな気配です。実際に試してみないとわかりませんが、以下のThinkPad X220のように自分であれこれと確認することなく対応できそうな感覚もあります。
まとめ
warm bootしない限りはCPUファンが低速回転、eMMCを有効利用できないなどの条件はありますが、UMPCであるCHUWI MiniBookで(常用は無理そうですが)Hackintoshの夢が見れそうな気配です。本日のところは手元にある2242サイズのM.2 SSDが全て使用中のため、試すことはできませんが、近々に試してみる予定です。
▼ThinkPad X220以外のHackintosh 事例。以下と同スペックの14インチノート「Jumper EZBook X4 Pro」でも奮闘中ですが、ディスプレイの光度・キーボードの認識(kextを正しくインストールできない)などで難航。
▼私が他のPCで使用している 2242サイズのM.2 SSD。240GBで4,000円台。
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