CHUWIより、10.1インチのAndroid タブレット「CHUWI HiPad X」がリリースされています。2018年夏にリリースの、従来機となるHiPadは CPUに10コアの MT6797X (X27) を搭載するものでしたが、8コアのHelio P60を搭載してのリニューアルです。その他、ストレージにはeMMCより高速なUFS(Universal Flash Storage)を採用し、eMMCより3倍高速としています。さらには従来のHiPad比較では、LTE対応にメモリ 6GBと随所でスペックアップしています。
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CHUWI HiPad Xのスペック
HiPad Xのスペックは以下。従来機のHiPadよりもスペックアップしている箇所に黄色網掛けしています。
CPU | Helio P60 (MT6771) 8コア |
GPU | Mali G72 MP3 |
メモリ | 6GB DDR4 |
ストレージ | 128GB UFS 2.1 |
ディスプレイ | 10.1インチ、IPSパネル、解像度 1920 x 1200 |
WiFi、Bluetooth | 11 a/b/g/n、Bluetooth 4.2 |
LTE | B1/ B2/ B3/ B4/ B5/ B7/ B12/ B14/ B17/ B20/ B25/ B26/ B30/ B66/ B71/ B38/ B41 |
カメラ | フロント 5百万画素、リア 8百万画素 |
バッテリー容量 | 3.8V / 7000mAh、USB Type-C |
サイズ(本体) | 252.54 x 162.94 x 9.5mm、550g |
OS | Android 10 |
その他 | 背面は金属製 |
スペックについてのコメントは以下です。
- CPUのHelio P60は、CUBOT X30、UMIDIGI Power 3 / F1など、スマホでの搭載事例があります。
- Helio P60のAnTuTu ベンチマーク v7のスコアは14万弱。従来機のMT6797X (X27) は10万弱ですが、スコア 14万弱となると普段使いではサクサクと動作します。
- ストレージのUFS 2.1 128GBは、CHUWIの製品紹介ではeMMCより3倍高速としています。2019年10月発売のXperia 5がUFS 2.1を搭載との情報もあります。ざっくり言えば、UFS 2.1の速度は、PCでのSATA SSD並み(と記載する記事が多い)。
▼こちらは同じくHelio P60を搭載するスマホ「CUBOT X30」の記事。
▼UFS 2.1のストレージを搭載することが特徴の一つ。eMMCの3倍、SATA SSD並みのスピード。私が知る範囲では、中国ブランドでUFSを搭載するタブレットは初。
▼技適の課題はさておき、従来機はLTE未対応でしたが、HiPad XはLTE対応。日本の格安SIMへの対応は個別に要確認です。
CHUWI HiPad Xの外観
CHUWIのPC・タブレットに共通するシックなダークグレイの背面は、金属製の質感のよさを醸し出しています。
▼FHDのディスプレイですが、ベゼル幅の太さは通常と見受けられます。従来機は2.5Kの解像度でしたが、10インチではFHDでも十分です。
▼タッチパッド付の専用キーボードも用意されています。単体でのセール価格は9/5時点では明らかでないのですが、通常価格では約60ドル。セール時では30ドル後半から40ドルあたりでしょうか。
▲▼私はiPadでキーボードを利用することが多いのですが、PCで作業するほどでもない、ブログ記事のちょっとした編集や、メールの編集などで重宝するキーボード。
まとめ
最近リリースされた中国新興ブランドのタブレットとしては、Teclast P20HD(詳細記事はこちら)やALLDOCUBE iPay 20などのエントリー機が多かったのですが、久々のミドルレンジのタブレットとなる「CHUWI HiPad X」。Helio P60とUFS 2.1のストレージを大きな特徴とする製品ですが、今後の販売状況(人気度)が楽しみです。
▼予約販売を行っているBanggoodでは、当初100個 179.99ドルで販売中。179.99ドルのセールは終了し、11月1日時点ではクーポン「BG7a770d」の利用により 189.99ドル、11/10まで。
CHUWI HiPad X (タブレット単体、Banggood)
▼ちなみに以下はAliExpressのCHUWI 直営店の情報ですが、その価格は209.99ドル。Banggoodは30ドル安い価格設定です。
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