Hi9 Air / Pro / PlusにHi Padと複数のAndroidタブレットをリリースしているChuwiですが、スペック的にも似たような製品であり、区別がつきにくい状況に陥っているのは私のみではないと思います。そこで今回はあらためて、ChuwiのAndroidタブレットのスペックを整理してみました。
※ 冒頭の画像はHi9 Plusです。
Chuwi Androidタブレットのスペック比較
ボディの構成や材質はさておき、Hi9 Air / Pro / Plus、Hi Padのスペックを単純比較してみました。なお、4コアの無印のHi9の掲載は割愛しています。
スペックも異なりますが、2019年9月7日時点のBanggoodでの価格情報は以下の記事に掲載しています。
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CPUについては、4製品ともMedia Tekのデカコアを搭載。型番としては Helio X27 MT6797Xが上位ですが、私の体感レスポンスではHelio X20 MT6797とほとんど変わらないイメージです。同CPUを使用するAndroidタブレットのレスポンスは以下の記事を参照ください。
ちなみに、以下の製品での実測のAnTuTuベンチマーク V7のスコアは、Helio X27 MT6797Xが11万ほど、Helio X20 MT6797が8万3千ほどです。
▼Helio X27 MT6797Xを搭載するTeclast T20、ALLDOCUBE M5X、そしてChuwi Hi9 Plusの実機レビュー
▼Helio X20 MT6797を搭載するAlldocube X1。
▲▼現在は、家族がFire HD 8 (第7世代)の後継として使用していますが、Fire HD 8よりもかなりサクサクであり満足しているようです。
各製品への雑感など
Hi9シリーズとHi Padでは、ディスプレイサイズ・価格も異なるため、どの機種がよいかなどを言及することは難しいのですが、雑感を記載すると以下となります。
- Hi Padのみ、解像度は低めの1920 × 1200。一般的には十分な解像度となり、逆に他の製品の解像度の高さが際立ちます。また、Hi Padのみ充電はMicro USBとなり、LTE未対応(後日 LTE対応のHiPad LTEが販売されました)。他の製品と比較すると、コスパ度は今一つか。
- 解像度で言えば、8.4インチで2.5Kの高解像度ながらも約136ドルのHi9 Proのコスパが高いとも言えます。
- メインカメラの画素数は、Hi Padの500万画素からHi9 Airの1300万画素まで様々ですが、中国メーカーのスマホ・タブレットの場合のカメラ性能はスペック負け(オートフォーカスやシャッターの速さなど、スペックでは計り知れない)することも多く、参考までに留めたほうが無難。
- Hi9 Plusは、筆圧1024のスタイラスペンに対応していることも特徴の一つ。また、別売りとなりますが、専用キーボードも用意されています。
▼10.1インチのサイズ感、CPU・メモリ・ストレージ・バッテリー容量とバランスがよいのは Hi9 Air
▼メモリ 3GB・ストレージは32GBと控えめながらも、8.4インチにして2.5Kの高解像度で約136ドルとコスパの高いHi9 Pro
▼専用キーボードの販売もあり、PCライクに使えそうなHi9 Plusも魅力的
▼ChuwiさんからHi9 Plusをサンプル提供いただきました。
▲特筆すべきはディスプレイの鮮やかさ。ディスプレイの鮮やかさでは、手元にある他の10インチのAndroidタブレット(Teclast T20、ALLDOCUBE M5X)や、iPad 2017を圧倒します。10.8インチの視認性のよさと相まって、十分にメインタブレットとして活用できそうなのですが、私の端末の個体差のためか、スリープ時のバッテリー消費が激しすぎます。個体差であるとよいのですが、これが通常であればおすすめするのは、かなり厳しくなります。
まとめ
Chuwi Hi9シリーズとHi Padのスペックを比較しつつ、それぞれの製品への雑感を記載しました。ディスプレイサイズも異なり、タブレットの使用目的にもよりますが、私が最も魅力に感じるのはHi9 Plus。AndroidタブレットをPCライクに使用したい私としては、専用キーボードが用意されていることが何よりも大きなメリットです。ただし、前述のとおり、スリープ時の激しいバッテリー消費が改善される場合にですが。
▼2019年9月7日時点のBanggoodでの価格情報は以下の記事に掲載しています。
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