Android端末のChuwi Hi9シリーズから、10.8インチ端末としてHi9 Plusが新規リリースです。このHi9 Plusの特徴は、ワンサイズ大きめの10.8インチ(解像度は2.5K)であること以外にHi9シリーズ初のHelio X27を搭載すること。今回はChuwi Hi9 Plusのスペックと特徴の紹介です。
実機レビュー記事はこちら 鮮やかなディスプレイはかなりの見やすさです。
Chuwi Hi9 Plus 実機レビュー、10.8型の鮮やかな液晶は特筆もの。Chuwiらしいシックなボディと品質にも好感
Chuwi Hi9 Plusのスペックと特徴
以下のスペック表では、Chuwi Hi9 Pro / Hi9 Air、同じくHelio X27を搭載し手元に実機があるTeclast T20を比較しています。なお、Chuwi Hi PadもHi Plusと同じくMT6797X Helio X27を搭載していますが、ここでは割愛しています。
では、スペック表あるいはGearBestサイトの製品紹介に基づき、特徴となる仕様をみていきます。
CPUはデカコア Helio X27を搭載
Chuwi Hi9 Pro / Hi9 Airでは同じデカコアでもHelio X20でしたが、Helio X27にスペックアップしています。
- 手元にある他機種でのAnTuTuベンチマークスコア( v7.1.0)は、Helio X20の83333(Alldocube X1)に対して、Helio X27は117061(Teclast T20)。
- 正直なところでは、端末のチューニング・省電力設定・ディスプレイサイズの相違(Alldocube X1が8.4インチに対して、Teclast T20は10.1インチ)などにも大きく影響を受けているかと思いますが、ベンチマークスコアとは裏腹に、Helio X20がよりサクサクと動作する感覚です。
- 私のTeclast T20を使用する範囲では、Helio X27はSnapdragon 625よりも機敏に動作するものの、Helio X20と比べると軽めのアプリの画面遷移でも引っ掛かりがあるように感じます。
全般的には、Helio X27を単体で見た場合、ベンチマークスコアも高くサクサクと動作するものの、Helio X20の体感レスポンスから想像する期待値ほどに機敏ではないと言ったところです。
なお、上記は私のTeclast T20の操作感であり、Androidのバージョンの相違もあることから、異なる体感レスポンスとなる可能性も大です。
▼Helio X27を搭載するTeclast T20のレビュー記事はこちら
▼Helio X20を搭載するAlldocube X1のレビュー記事はこちら
10.8インチ、2.5Kのディスプレイ
Chuwi Hi9 Plusのもう一つの大きな特徴は、ディスプレイサイズが10.8インチとワンサイズ大きくなり、Hi9 Pro / Hi9 Airと同じく2560 × 1600の高解像を維持していること。
私は複数の解像度の10.1インチ端末を所有しているのですが、やはりきめ細やかさでは2560 × 1600は断トツ。比較事例がよくないのですが、WXGA (1280×800) のASUS C101PAでは縦持ちとした場合にテキストのシャギーさがかなり目立つものの、2560 × 1600ではそのようなことは全くありません。Chuwi Hi9 Plusは10.8インチとワンサイズ上となりますが、この高解像度には期待できます。
メモリ、ストレージ、カメラ
メモリは4GB・ストレージは64GBとなりHi9 Airと同じですが、こちらは必要にして十分。一方のカメラはメイン・インともに800万画素となっていますが、これまでの私の中国メーカーのスマホ・タブレットの使用事例では、画素数に過度の期待をしないほうが無難。
画素数が高くとも、オートフォーカスが遅い、シャッターのタイムラグがあるなど、メモ書き代替なら使えるものの、カメラをバリバリ使うには向かないものが多くあります。
実際のカメラの性能は実機を使用してみないとわからないことが多々あるため、Chwui Hi9 Plusのカメラも未知数ですが、ご参考まで。
外観、その他の機能
外観においては、製品紹介の記載では「金属とプラスチック」となっています。他の端末と同様に、背面の多くの部分はアルミ製、上下の部分のみプラスチック製と思われます。
その他の機能で私が魅力的に感じるのは以下の3点、ボディ色は完全に私の好みになりますが。
- 黒いベゼルに、背面はブラックとChuwiらしい配色のボディに。
最も期待しているのが、専用のキーボードケースが用意されるのではと思われること。というのも、見出し下の写真では下サイド(画像の右側)に、キーボードの接続端子らしきものと、キーボードを固定する窪みらしきものが写っているためです。以下の画像のとおり、専用キーボードが用意されています。
▲▼このサイドの画像の配色でもChuwiらしいシックな外観であることを確認できます。
まとめ
MT6797X Helio X27を搭載し、10.8インチの2.5KディスプレイとなるChuwi Hi9 Plus。Helio X20とHelio X27に大きなレスポンス差はないのですが、私としてはワンサイズ大きなディスプレイに、専用のキーボードケースに大きく期待。10.8インチの大きなディスプレイとなると、サイト記事編集などの入力端末としても使用したくなります。
▼実機レビュー記事はこちら。
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