Chuwi Hi10 ProのWi-Fi速度がかなり不安定な状況になったため、Amazonで最も安価(2018年8月4日時点で899円)なデュアルバンドの無線LAN子機「Wavlink AC600」を購入。出っ張りは大きいものの、11aでの速度は他のPC並みに快適となり、11gでの接続もデフォルトのアダプターよりもかなり安定する結果となりました。今回は、Chuwi Hi10 Proにおける「Wavlink 無線LAN子機 AC600」の使用感のレポートです。
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Wi-Fiが不調な状況
まずは、私のChuwi Hi10 ProのWi-Fiが不調な状況について記載します。以前はこのような状況ではなかったような感覚ですが、以下となっています。
- とにかくスピードが遅い。他の端末やスマホにて、同じ環境・同時刻で40Mbpsの速度なにに対し、Chuwi Hi10 Proは稀に40Mbps出ることもあるが、よくて一桁Mbps。
- 一桁Mbpsならまだしも、1Mbpsに達しないことも多く、Wibサイト閲覧にもままならない状況。
- 接続中に頻繁にWi-Fiが切れ、安定しない。数分でWi-Fiが切れることもしばしば。
- ドライバー、Wi-Fiの設定でおかしい箇所はありません。
- スリープからの復帰、再起動後のWi-Fiの認識にかなりの時間を要することもあり。
- 以下の記事のとおり、ドライバーを再インストールし設定を見直してみると、やや安定度を取り戻したものの大きく改善せず。
▼Fast.comでの計測値。
左は極端に遅い91Kbps(Mbpsではありません)、右は計測中に接続が切れた事例です。他の端末・スマホでは同一環境・時刻で40Mbpsほどなのですが、この遅さではWebサイト閲覧にも大きな支障となります。
Wavlink 無線LAN子機 AC600のレビュー
上記のWi-Fiが不調な状況で設定をさらに見直してもよいのですが、他のユーザーの事例も多くなく時間がかかりそうだったため、Wavlink 無線LAN子機 AC600を購入しました。シングルバンドかデュアルバンドか迷ったものの(デュアルバンドの子機は選択肢が少ない)、使用しているルーターの11gが安定性に欠けることもあり、デュアルバンドのWavlink AC600を購入しました。
外観と設定
▼899円と安価な製品ですが、簡易包装ではなく立派な外箱におさめられています。
ドライバーを保存したCD Romと説明書が付属していますが、Windows 10では、ドライバーをインストールすることなく即認識します。
▼大きさをロジクールの無線マウスのアダプターと比較しました。
チップの大きさと安定性を考慮すると仕方がないのですが、出っ張り(黒い部分)の実測は16mmと大きい。
▲▼Chuwi Hi10 Proに挿してみました。
端子の部分も含めた出っ張りの実測は19mm。一方、ロジクールのマウスの出っ張りは9mm。約1cm大きく、Hi10 Proをメイン使用している家族(大学生の息子)は雑に扱うことが多いため、アダプターを曲げなければよいのですが(899円と安いので、再度購入しても心折れませんが)。
▼アダプターを挿入するのみで、デバイスマネージャーでは即認識。
「802.11ac Wireless LAN Card」が今回購入の無線LAN 子機、その下がデフォルトのアダプターです。
▼「設定」「ネットワークとインターネット」「状態」の「アダプターのオプションを変更する」を選択。
▼以下の画面で、デフォルト(左)を無効に、今回購入のアダプター(右)を有効にします。
▼ネットワーク選択画面では「Wi-Fi 、Wi-Fi 2」の選択式となりますが、上記の設定によりWi-Fi(デフォルト)は無効となっています。
安定性、回線速度
この記事はWavlink AC600を使用したChuwi Hi10 Proで編集しているのですが、かなりの安定度(一般的な端末では普通ですが)、5時間の連続使用しても途切れることもなく、安価なアダプターでありがちな、アダプター部分が極度な熱を帯びることもなく、ほんのりと温かみを感じる程度です。
▼こちらは、デフォルトのアダプターでの、自宅のWi-Fi環境の11gでの速度。
左はMbpsではなくKbps、左は計測中に回線が切れ計測不能に。
▼こちらはWavlink AC600を使用しての測定。
左は11a、右は11gですが、何度計測してもほぼ同速度で安定しています。また、私の他のPCと比較しても同速度あるいはやや速めの速度となっています。
まとめ
以前から何となく感じており、最近なぜか顕在化したChuwi Hi10 ProのWi-Fi問題もこれにて解決。Wavlink AC600は899円と安すぎるために安定性・速度などに不安がありましたが、現在のところその不安も払拭。出っ張りは大きいものの、安定し速度も十分に速いものです。
Wi-Fi速度が速くなると、端末自体のスペックもかなり向上したように感じ、ずいぶん使いやすくなりました。腑に落ちないのが、なぜChuwi Hi10 ProのWi-Fiがここまで不調になったのか、その原因。アダプター購入により解決したため、この根本的な原因の追究はやめておきます。
▼11a対応ではないのですが、Amazon最安の無線LAN子機のレビューもご参考
コメント
無線LAN子機の評価って「インターネット接続速度」
ではなくLAN内のNASとかのアクセス速度にするべきだと思うが。
その辺大勘違いしてる人多くて困る。
「NASに50GB以上のファイル転送した場合の安定性」でこの子機見つけたのですが
もう販売してないようで残念。
ちなみにPlanex以外の日本メーカの11ac小型子機はそれやると熱暴走します。
PlanexのGW-450(D)(無印)はそれができる唯一の製品だったのだが、
現在は製造中止でメルカリとかにもない・・・。
ということで同じチップのこの製品の後継機を購入しました。
参考レビューありがとうございます。
確かに、記載いただいたとおり、「無線LAN子機」の評価は LAN内のアクセス速度が正解ですね。
チップについての情報も参考になりました。