ライトユースではサクサクと動作する Gemini Lake N4100を搭載しつつも、キーボード・スタイラスペンのセットで249.99ドルの「CHUWI Hi10 X」。ストレージは128GB eMMCの固定であり、SSDは増設できないものの、ミニPCに10.1インチのディスプレイ付きと思えば、そのセット価格はかなりの破格。
そこで今回、CHUWI HI10 Xを24インチのモニターに接続し、ミニPC的な使い方をしてみました。レスポンスとしては、当然ながらもタブレット・2 in 1での使用時と同じですが、Micro HDMIでの接続とキーボードが大きなポイント。
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Micro HDMIでの接続には要注意
上の画像は、HDMI to Micro HDMI アダプターを介して、24インチのPCモニターに接続している様子ですが、接続部分がかなり不安定に見えます。これは、CHUWI Hi10 Xに限らず、Micro HDMI端子での接続となる端末に共通することですが、HDMIとMicro HDMIではサイズ差が大きいために、Micro HDMI側の接続部分にかなりの負荷がかかってしまいます。このため、下の画像のように、接続部分が簡単に折れてしまうために注意が必要。
▲先端が折れないようにするためには、アダプター側を持って動かすことなく、また、ケーブルも取り回しに余裕を持たせることがポイント。究極的には接続したら動かさないことです。私はHi10 Proと他の端末での接続中に、既に2つ折ってしまいましたが、100均・量販店で販売のアダプターともに簡単に折れてしまいます。
なお、Hi10 Xには、USB Type-Cポートが2つ備わっていますが、映像出力には対応していないため、Micro HDMI経由での出力となります。
▲▼接続部分の負荷を少なくするためには、以下のようなケーブルタイプがよいかも(現物では未検証)。
専用キーボードの使用感
敏感なタッチパッドをオフにしているとの前提ですが、モニター接続での専用キーボードの使用に大きな違和感はありません。私はもともと小さなキーボードが好みのため、他の方とは感じ方が異なるかもしれませんが、想像以上に快適にタイピングすることができます。
- 2 in 1スタイルでのキーボード使用時と比較すると、ディスプレイとキーボードの距離が離れていることもあり、時折、右側のEnterキーあたりを誤タイピングすることもあります。
- 上記の距離感から、多少の窮屈さを感じることは否めず。ただし、慣れてしまえば快適です。
- 左側のキーをタイプした際に、反応せずに二度打ちとなる頻度は、2 in 1での使用時と同じ。なぜか、Hi10 Proでの使用時と比較すると二度打ちの頻度は大きく減少し、気にするほどではありません。
- 前述のとおり、タッチパッドは敏感すぎるうえに、タイピング中にタッチパッドに触れてしまい、思わぬ動作となるために、タッチパッドはオフにしましょう。
まとめ
ごく簡単に、CHUWI Hi10 XをPCモニターに接続しての使用感を記載しました。全般的には、Micro HDMIの接続に注意さえすれば(アダプターの先端が折れないように、アダプターに負荷をかけない)、ミニPC・デスクトップ代替としても使用することができ、キーボードも想像以上に快適なものです。
レスポンスとしては、同CPUを搭載するミニPCやノートPCと同様に、Webサイト閲覧や簡単な画像編集、Excel程度のオフィスソフトならサクサクと動作し、余程の重たい作業をしない限りは在宅勤務でも使用できます。
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CHUWI HI10 X、キーボード・スタイラスペン セット
▼全般的な使用感の記事はこちら。
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