デュアルOSからWindowsのシングルOS化したChuwi Hi10 Air。Atom Z8350、メモリ 4GBの仕様はHi10 Proと変わらない古いものですが、海外通販サイトの販売状況をみると意外とよく売れているような感覚です。
そこで今回はChuwi Hi10 Airのスペックのおさらいと、意外と売れている状況について記載します。
※ 冒頭の画像のキーボードは純正の別売りとなります。
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Chuwi Hi10 Airのスペック
Chuwi Hi10 Airのスペックは以下です。
- OS: Windows 10 Home
- CPU: Atom Z8350、4コア
- GPU: Intel HD Graphics 400
- メモリ: 4GB
- ROM: 64GB eMMC
- ディスプレイ: 10.1インチ IPS、タッチパネル、解像度 1920 x 1200
- WIFI: 802.11b/g/n
- Bluetooth: 4.0
- カメラ: フロント・リアともに200万画素
- ポート類: USB Type-C、Micro USB、Micro HDMI
- バッテリー: 6500mAh
- ボディはアルミ製、キーボードは別売り
- サイズ: 26.18 x 16.73 x 0.85 cm、重さ 562g
私が所有するChuwi Hi10 Proと全く同一です。Hi 10 ProはWindows 10とAndroid 5.1のデュアルOSでしたが、Windows 10のシングルOSとし、ディスプレイをOGS化したものがHi10 Air。
エントリークラスのCPUとしては、Atom、Apollo Lake、Gemini Lakeと変遷していますが、Atom Z8350は2世代前のCPU。同じくAtom Z8350を搭載するChuwi Hi10 Proのレスポンスは以下となっています。
- 後継のApollo Lake / Gemini Lakeと比較すると、ブラウザでのタブの切替、画像などの表示に多少(サイトによりますが、コンマ数秒から1,2秒)の待たされ感があります。
- 高速タイピングした際には、タイピングから僅かに遅れて画面へのテキスト表示となることも。
- Windowsの更新後の処理などのプロセスが稼働している場合、上位の機種よりもCPU使用率が100%となってかる時間が長い。
CPUの遅さを強調していますが、Webサイト閲覧、YouTube視聴、テキスト入力などのライトユースでは十分に使えます。私は外出先でのサイト記事編集では、Chuwi Hi10 Airよりもスペックの劣るAtom Z3775、メモリ 2GBの2 in 1であるASUS T90Chiを常用しており、サイト記事編集程度なら不自由していません。
▼ポート類は、USB Type-C、Micro USB、Micro HDMIと充実。これにフルサイズのUSBポートがあると最強なのですが。
スペックは旧世代でも意外と売れている
Windows 10とAndroidのデュアルOS全盛期の2016年から2017年にかけては、Chuwi Hi10 Proもかなりの人気製品だったのですが、2018年10月にHi10 Airが販売となった際には、スペックの古さから「それほどまでには売れないだろう」と予想していた私。
ところが、以下のAliExpressの587個のオーダー数(AliExpressでは複数の販売店から販売されていおり、2019年2月25日現在では概算1300個程度が売れています。
また、以下のGearBestのセール情報をみても、売り出し個数は300個と、PCでは100個程度が多いなか強気の個数となっています。
意外と売れている理由は?
日本での販売状況はさておき(Amazonでのレビュー数は多くないので)、海外で意外と売れている理由については想像ですが、以下の3点によるものでしょう。
- アルミ製の質感の高いボディ
- 約2万円でWindows 10端末が購入できる手軽さ、コスパの高さ。
- デュアルOSのHi10 ProのAndroid側は5.1と古くお遊び程度のものであったが、Windows 10のシングルOSとなり、Hi10 Proの購入を検討していた層がHi10 Airの購入に踏み切った。
▼CPUがZ8700と上位ですが、ドスパラで販売のStick PCに10インチのディスプレイが付いていると思えば、2万円のHi10 Airは人気となることが納得のコスパ度です。
Hi10 AirにはMicro HDMIポートがあるため、大画面のモニターに接続、Bluetooth キーボード・マウスを利用してデスクトップ代替としても利用できます。
まとめ
私の想像以上に売れている感のあるChuwi Hi10 Air。レスポンスは決して速くはないものの、ライトユースなら大きな不自由なく使え、メインではなくサブ運用なら十分です。ただし、文中にも記載していますが、純正のキーボードは敏感なタッチパッド硬めのキーに留意する必要があります。
▼Amazonでも販売しています。上記のAliExpress / GearBestと比較するとプラス1,000円程度とAmazonでもお手頃価格です。
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