AmazonのミニPC カテゴリーでベストセラー1位となったこともある「CHUWI HeroBox」。Gemini Lake N4100、メモリ 8GBを搭載する製品ですが、他のミニPCよりも一回り大きいこともあり、ファンレスであることが大きな特徴。以下の実機レビュー記事では、内部の構成の確認を行なっていなかったため、裏蓋を外して 2.5インチ SSD / HDDの増設ポートとマザーボードなどを確認してみました。
なお、本来はファンレスに貢献するヒートシンクを確認したかったのですが、そのためにはさらに分解する必要があるため、マザーボードの一部の確認にとどまっています。
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HeroBoxの2.5インチ SSDポート、マザーボードを確認
他のミニPCと比較するとネジの数は多いのですが、簡単に裏蓋を外して 2.5インチ SSD / HDDを増設でき、さらにはマザーボードの一部を確認することができます。
▼裏面から見えるネジは8個ですが(右下に開封シールあり)、マザーボードにアクセスするには内部にある4個のネジを外す必要があります。
▲2.5インチのSATAポートにアクセスするためには、右下の開封シールも剥がしたうえで、内側の6個のネジを外します。SSDの増設のためには開封シールを剥がすことが必須となるのですが、これらの6個のネジを外しても内部にアクセスできないため、ここにシールを貼る意味がないとも思います。
▼プラスチック製の蓋を外した状態。
▼2.5インチのSATAポートを確認できました。ケーブルレスで取り付けることができます。
▼手元にあった 2.5インチ HDDをはめ込んでみました。スライドするのみで簡単に接続することができます。このままでもグラつきはないのですが、より強固に固定するためには、金具を外しサイドからネジどめする必要があります。
▼さらに内部にアクセスするためには、内側の4個のネジを外します。
▼内枠が外れました。この内枠もプラスチック製です。
▼内枠を外してみて、外周のフィン状のものはプラスチック製であることが判明。さすがに、これをスチールやアルミ製とするとコストアップになってしまいます。
▼CMOS電池が備わっている、マザーボードの裏面のみの確認。これ以上の分解を行うと各種ポート類のはめ込みが厳しくなり、組み直し時に建付がズレてしまう可能性もあるので、ここまでで止めておきます。本来はファンレスに貢献するヒートシンクの確認が目的だったのですが。
まとめ
多くのミニPCに共通する事項ですが、建付としてはよく出来ている感のあるHeroBox(ただし、思いのほか、プラスチックを多用しています)。ミニPCのなかには、2.5インチのSSD /HDD増設に使用するケーブルが別売、あるいは販売していないこともあるのですが、HeroBoxはケーブルレスで取り付けることができ安心。
▼当記事はCPUにGemini Lake N4100を搭載するモデルに基づいていますが、Alder Lake N100 搭載が2024年9月現在のモデルです。
▼なお、Amazonでのレビューでは「有線LANが100Mbpsのリンクにしかならない、シャットダウンしてもUSBの電源が切れない」などの課題が報告されています。今度、課題を再現してみます(しばらく使用していなかったので、課題を確認できていません)。
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