CHUWIより、第10世代のCore i3-1005G1を搭載するCoreBox Proが、10月20日にCHUWI 公式サイトにてクラウドファンディング方式で発売予定です。ボディはCoreBoxと同じですが、CPU以外にもメモリは12GB、SSDはSATAより高速なNVMe対応のPCIe SSD 256GBと着実にスペックアップ。このスペックで、クラウドファンディングでの発売予定価格は399ドルです。
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CHUWI CoreBox Proのスペック
一部に不明な項目もありますが、CoreBox Proのスペックは以下となります。なお、CoreBoxに搭載のCPUは、第5世代のCore i5-5267U。一気に3~4ランクアップほどの展開です。
CPU | Core i3-1005G1 |
GPU | Intel UHD Graphics 620 |
メモリ | 12GB DDR4 |
ストレージ | 256G PCIe SSD、(2.5インチ SSDを増設可能) |
WiFi | Wi-Fi6対応 |
Bluetooth | 5.1 |
ポート類 | USB 3.0 x 4、HDMI、Display Port、Thunderbolt 3、有線LAN x 2 |
サイズ | 173 x 158 x 73mm |
OS | Windows 10 Home |
その他 |
当サイトで Core i3-1005G1を扱っている記事は、上記のSurface Pro 7とMINISFORUM X35G。記事を振り返ってみると、「CINEBENCH R20のスコアは、Core i7-8565Uと比較し、マルチコアで約12%増し、シングルコアで約4%増し」。比較対象のCore i7-8565UとPCIe SSDとの組み合わせでは(以下の記事を参照)、Excelの重たい関数のた大量データでも、会社のデスクトップPC(第4世代のCore i7)よりも機敏に動作します。マルチコアはレスポンスに直接影響しませんが、同等もしくはそれ以上となれば、すこぶる快適です。
その他のスペックへのコメントは以下です。
- メモリは12GBですが、空きスロットの存在の明記がありません。このクラスでは通常 空きスロットがあることが多いのですが、12GBと珍しい容量であることから、2スロットとも使用している可能性もあります。
- CoreBoxのCPUファンはかなり大きな音量ですが、このCoreBox Proはスペックアップ版であることからも、ファンの音量が大きいことを前提とする必要がありそうです。
- WiFi6対応、Thunderbolt 3搭載であることも、着実にスペックアップ。
▼こちらはCoreBoxのCPUファンとヒートシンクですが、豪華な構成である一方、ファンの音量が大きく、CoreBox Proの音量も気がかり。
CHUWI CoreBox Proの外観
CoreBoxのボディはポート類を除き CoreBoxと同じですが、現在は販売していない HiGameとGT Boxも同じボディを採用していました。HiGameは外付けGPUを搭載していたために、ボディが大きくなっていたのですが、同ボディを使用しコストを抑えているものと思われます。
また、私はGT BoxとCoreBoxの双方を所有していますが、GT Boxがスチール製であるのに対して、CoreBoxはプラスチック製をメインとしたもの。CoreBox Proのイメージ画像のみでは判断できないのですが、個人的には重厚感のあるスチール製が好み。
▼173 x 158 x 73mmと通常のミニPCよりも大きなサイズ。前面にUSBポートがあるとよいのですが。
▼CoreBox Proの背面とCoreBox(実機写真)の背面。Thunderbolt 3、USB Type-C搭載のCoreBox Proが優位です。製品紹介では、映像出力は3系統としているため、USB Type-Cも映像出力に対応したフル機能だと思われます。
まとめ
Core i3-1005G1を搭載する、ハイエンド寄りのCHUWI CoreBox Pro。Core i3-1005G1を搭載するミニPCは珍しいのですが、私の相場観ではメモリ 12GBでPCIe SSDを標準装備することを考慮すると、クラウドファンディングでの発売予定価格 399ドルは安いように感じます。
日本市場にも力を入れているCHUWIですので、おそらくはAmazonのCHUWI 直営店でも販売されると思われ、CoreBoxが人気製品となっているように、CoreBox Proも注目をあびることでしょう。
▼Amazonでも販売となりました。2021年1月2日時点の価格は、5,000円オフのクーポン適用により 41,500円。クラウドファンディング価格とほぼ同価で安いように思います。ただし、Amazonのモデルは、SSDがPCIe SSDではなく、SATA接続です。
▼こちらはBanggoodで販売の、PCIe SSDのモデル
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