ASUS C101PA、Chrome OS化したStick PCとChrome OSを2台の端末にて運用していますが、やはり気になるのは、Chromeでのメモリ消費量などのシステム情報。Stick PCはメモリ搭載量 2GBと少ないためになおさらです。
このため、Windowsのタスクマネージャーのようなシステム情報を管理できるアプリ・拡張機能がないかと探していたところ、Chrome OS・Windowsで機能する(MacOSは未確認)拡張機能「System」があるのを確認し早速使用してみました。Windowsのタスクマネージャーのように多機能ではありませんが、Chrome OSのメモリ消費量・残量の確認には十分に使用できます。
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拡張機能「System」にてできること
冒頭のとおり多機能ではなく、以下に対応しています。
- CPU、ストレージ、OS、ネットワークなどのシステム基本情報の表示
- メモリ使用量・残量のリアルタイム表示
- 位置情報の表示
リアルタイムで管理できるのは、2のメモリ使用量と3の位置情報のみのようです。Windowsとしては物足りないのですが、Chrome OSではデフォルトの設定項目では管理できないために、これらの機能があるのみでも十分です。
では、実際の画面でみていきます。
▼インストールはこちらから。複数台を一つのGoogle アカウントで運用している場合、1台に導入すると同期します。
▼3台の端末の、Generalタブにある一般情報を表示しています。主なところでは、CPU、OS、メモリ使用量・残量の表示です。
上から順に6コア・メモリ 4GBのChrome OS、4コア・メモリ 2GBのChrome OS、4コア・メモリ 6GBのWindows 10端末です。
中央の画像(メモリ 2GBの端末)の「Available Capacity(メモリ残量)」は -647.17KBとなっており、物理メモリが不足していることがわかります。不足となっていますが、eMMC搭載機 でありHDDへのスワップよりも高速であるため、レスポンスに大きな影響はありません。
▼ストレージの表示は合計容量のみで残容量ではないため、管理として使えるものではありません。
▼ディスプレイ項目で確認できるのはDPIと解像度
▼ネットワークはIPアドレス程度か
▼位置情報はモザイク表示にしていますが、位置と住所の番地まで正確に表示されています。見知らぬ場所での確認には面白そうです。
まとめ
Chrome OSやWindowsでシステム情報を確認できるChromeの拡張機能「System」の機能を確認しました。Windowsとしてはかなり物足りないものの、システム情報の表示手段のないChrome OSでは使える拡張機能です。特に私はメモリ 2GBの端末(Windows 10のStick PCにChrome OSをインストール)ではメモリ情報のリアルアイム表示は助かります。
▼今回、Systemを導入した目的は以下のメモリ 2GBのChrome OS端末にてメモリ使用量を管理すること。
▼その他、文中で記載のメモリ 4GBのChromebook、メモリ 6GBのWindows端末は以下の情報です。
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