Web ブラウザのGoogle Chrome バージョン 110にて、アクティブでないタブのメモリを解放する「メモリセーバー」の機能が追加されています。早速、Windows PCとMacで試してみましたが、私の使用環境では Chromeのメモリ使用量は大きな変化なし。
参照元
Google Chrome、メモリの大食い、やめるってよ、Yahoo! ニュース
Chrome 110のメモリサーバーについて
2023年2月28日、Windows 11 PCとM2 Mac miniにて、Google Chromeがバージョン 110となっていることを確認しました。
▲▼「パフォーマンス」の項目に「メモリセーバー」の項目があり、有効化によりアクティブでないタブのメモリを解放とあります。
オンにすると、アクティブでないタブのメモリを解放します。これにより、アクティブなタブや他のアプリで利用できるコンピュータ リソースが増え、Chrome の速度低下を抑えられます。アクティブでないタブは、再度アクセスすると自動的にアクティブになります。
なお、Mac 2台とWindows PC 2台で確認してみましたが、上記の同じバージョンのChromeでも「パフォーマンス」の項目がないPCもありました。設定画面を個別に確認したのですが、「パフォーマンス」の項目以外に相違はなく、導入されていないPCでは様子見状態です。
メモリセーバーを試してみるも、私の環境では効果なし
以下のChrome ヘルプには「パソコンの設定やアクティビティによっては、タブを無効にできない場合があります」と記載されています。私のPCの設定に起因するものか未確認ですが、4台のPC2日にて2日に渡り確認したものの、現在のところ 私の環境ではメモリサーバーの効果はなしです。
▼タブを15個開いた状態での、タスクマネジャーのメモリ使用量。上はメモリセーバーをオフ、下はオンにしていますが、メモリ使用量は増えています(アクティブにしているタブなどによっても メモリ使用量は異なるため、実態としては変化なしかと思います)。
▼日を変えて確認したのですが、タブを7個開いた状況で メモリ使用料は約1GB。上はメモリセーバーをオフ、下はオンの状態ですが、微減にとどまっています。ただし、前述のとおり、アクティブにしているタブによりメモリ使用量は異なるため、ほぼ変わらずといえそうです。それにしても、タブを7個開いた状況で、メモリ使用量1GB弱とは凄まじい消費量です。
▲▼メモリセーバーでの効果が思わしくないために、久しぶりにChromeの拡張機能「OneTab」を導入してみました。上の画像の900MB台の使用量から 500MBに激減。こちらは大きな効果です。
▼拡張機能「OneTab」の導入方法とメモリ使用量の抑制事例です。
コメント