思いのほか新規リリースの少ないGemini Lake ノートですが、 2コアのN4000となるものの、Cenavaから10.1インチの2 in 1「W10 Pro」がリリースされています。メモリとストレージ容量、キーボードの有無により複数のバージョンがあるのですが、今回はその最上位モデルのご紹介です。
Cenava W10 Proのスペックと特徴
私はこのCenavaなるメーカーあるいはブランドをつい最近知ったばかりなのですが、Apollo Lake ノート、 mini PCをリリースしています。価格は他の中国メーカーと比較すると僅かに高価なようにも思いますが、イメージ画像を見る限りでは質感高く仕上がっているように感じます。
▼こちらがCENAVAがリリースのメイン機種となる14インチノート。Celeron N3450、メモリ 6GB、120GB SSD搭載で284.99ドルとTeclast、Jumperとほぼ同価格帯か、僅かに高い程度。
さて、Cenava W10 Proには、メモリ(2GB / 4GB)・ストレージ(32GB / 64GB)の搭載量に応じ複数モデルがありますが、最上位モデル(キーボード付で 243.99ドル)のCenava W10 Proのスペックは以下となっています。
- CPU: Gemini Lake N4000 (2コア) 1.1GHz~2.6GHz
- GPU: UHD600
- メモリ 4GB、ストレージ 64GB eMMC
- ディスプレイ : 10.1インチ IPS、解像度 1280 x 800、タッチパネル
- WiFi: 802.11 a/b/g/n/ac
- ポート類 : Micro USB、Mini HDMI
- バッテリー : 3.7V 7000mAh
- サイズ : 258 x 173 x 8.5 mm、580g
良くも悪くも特徴となる箇所に黄色網掛していますが、キーボード付で243.99ドルと微妙(ちょい高め)な価格であることを踏まえコメントします。
- CPUは4コアのN4100ではなく2コアのN4000を搭載。私が時々参照している「こまめブログ」によると、CINEBENCH R15 ベンチマークスコア(シングルコア)は75と、N4100の72とぼ互角。マルチコアではN4100の137に対し、N4100は223とそれなりの差がついています。
- なお、私が使用することの多いApollo Lake N3450のCINEBENCH R15 ベンチマークスコア(シングルコア)は47となっていますので、スコア 72のCenava W10 ProはWebサイト閲覧や文書作成なら十分の速さです。
- ディスプレイは10.1インチにして解像度は1280 x 800。私は同サイズ・同解像度のChromebook「ASUS C101PA」を使用しているのですが、FHD(1920 x 1080)と比べると、テキスト表示などでも粗さが目立つため、このあたりは妥協点でしょう。
- しっかりとMini HDMIポートを備えているため、液晶テレビやPCディスプレイに接続しての使い方もできますね。
▼こちらが同ディスプレイサイズ・同解像度のC101PA
▼ポート類は、USB 3.0、USB Type-C、Micro HDMIと一通りそろっています。
▼このキーボードの使い勝手・タイピング感・打鍵音が気になります。私はiPad用も含め、多くのキーボードを所有していますが、キーボードは使ってみないとわからないところがありますので。
まとめ
Gemini Lake N4000・メモリ 4GBを搭載の10.1インチの2 in 1となるCenava W10 Pro。キーボード付で243.99ドルとなりますが、微妙なところはプラス15ドルでGemini Lake N4100の11.6インチ Jumper EZBook X1を購入できること。この点を考慮するとやや割高感があるため、メモリ 2GB / 32GB eMMCで165.99ドルのバージョンを購入し、お遊び端末にする選択肢もありそうです。
▼メモリ 4GB / 64GB eMMC、キーボード付のCenava W10 Proの価格は243.99ドル
Cenava W10 Pro (Geekbuyingサイト)
▼「価格が微妙」としているのは、もう少し出費すると、Jumper EZBook X1、Chuwi LapBook SEが購入できること。
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