MacのApp Storeからアプリをダウンロード・インストールできない、サインインできない状況に悩まされていた私。iCloudや写真などの他のApple IDを利用するものは普通に使え、ブラウザなどのネットも通常動作のなかで、なぜ App Storeのみが使用できない不思議な現象でしたが、Ethernetの変更で即解決となりました。Macと言っても、HackintoshによりmacOSを導入した特殊な事例での現象ですが、参考までに記載します。
App Storeからインストール、サインインできない状況
今回生じた、App Storeからアプリをインストールできない、サインインできない状況は以下です。
- App Storeにサインインできていた際には(Apple IDを認識しているにもかかわらず)、新規アプリ、クラウドアプリ(他のMacでインストール済)ともにインストールできない状況。
- 上記の「インストールできない状況」とは、アイコンを押下すると反応するものの、インストールなどのシステム的なアクションにはならない状況。
- サインアウト後にサインインを行うと、エラーなく通過するものの、App Storeを見るとサインインできていない。
- PC本体を再起動しても状況は変わらず。
▼例えばこちら。通常の場合、クラウドのアイコンを押下すると、ダウンロード・インストールが始まるのですが、クラウドマークが消え一瞬反応しているかに見えて、即クラウドのアイコンに戻ってしまいます。
EthrnetをUSB ドングルの無線に変更することで即解決
今回の状況の解決のヒントとなったのは以下の記事。Hackintoshの専門サイトですが、いつも参考にさせていただいています。
上の記事によると、Macで課題なくEthernetを利用するためには、Ethernetが「en0」に割り当てられる必要があり、「en0」に割り振られていない場合には、今回のようにApp Storeに接続できないことがあるとか。
私の場合、標準装備のEthernetがmacOSで正しく認識されず(Hackintoshした端末ですので)、USBのEthernetアダプター を利用していました。「en0」に割り当てていたものも、それでもApp Storeに接続できない不具合が生じているようです。
そこで接続をMacでも使える以下の格安の無線LANドングルに変更してみると、App Storeに即接続でき、無事 アプリをインストールできるようになりました。
▼App Storeに接続できた Ethernet(無線LAN、WiFi)は「en0」となっています。一方の、接続できないUSBのアダプター は「en2」。enの番号はMacで自動的に付与される番号ですが、「en0」とする手法は上記のBoot macOSの記事に記載があります。ただし、USBのEthernet アダプター は「en0」に割り当てできなかったようです。
まとめ
通常のMacでは起こり得ない症状のはずですが、HackintoshによりmacOSを導入した端末にて、Ethernetの不具合により App Storeからアプリをダウンロード・インストールできない、サインインできない状況の場合に、無線LAN子機を試してみるのも有効な手段です。
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