国内通販においてもミニPCを展開する「BOSGAME」ブランドより、AliExpressにて AMD Ryzen AI Max+ 395を搭載するPC「BOSGAME M5」が販売されています。
同CPUを搭載し、国内販売の「GMKtec EVO-X2」と比較すると高価ですが、大柄の筐体・厚みのある金属製の天板と底板などのデザインに特徴があります。
引用元・販売元
BOSGAME M5のスペック
CPUにAMD Ryzen AI Max+ 395を搭載するPCとして、以下の記事に掲載の5製品が販売されています。海外通販のみの販売、クラウドファンディング中(2025年10月2日現在)の製品も含みますが、今回紹介の製品は国内通販では未販売のものです。
海外通販にて Ryzen AI Max+ 395を搭載するPCが販売中。アルミ製、デザインのよい筐体が大きな特徴
GMKtec EVO-X2が国内通販で販売開始。Ryzen AI Max+ 395,Radeon 8060Sを搭載する驚愕ミニPCのスペック
Beelink GTR9 Pro、Ryzen AI Max+ 395を搭載のミニPCが発売に。驚愕スペックに 10Gbps LANを装備、2スピーカーをビルトイン
GEEKOM A9 Mega、Ryzen AI Max+ 395を搭載するミニPCのスペック。Kickstarterにてクラウドファンディング中
MINISFORUM MS-S1 Max、AMD Ryzen Al Max+ 395を搭載するPCが発売に。USB4 V2、PCIe x 16 スロット、10GbE LANなど、機能満載
基本スペックについては、上の記事においても記載していますが、ポイントは以下です。AI性能に優れ、統合型GPUの「AMD Radeon 8060S Graphics」は、GeForce RTX 4070と同水準のパフォーマンスとなることが大きな特徴です。
- Zen 5 アーキテクチャ、Ryzen AI Max 300 シリーズ
- 16コア 32スレッド、ベースクロック 3GHz 最大 5.1GHz
- L2 キャッシュ 16MB、L3 キャッシュ 64MB
- デフォルト TDP 55W、最大 TDP 120W、4nm プロセス
- AI NPUは 50 TOPS、CPU + GPU + NPUにより 126 TOPSを実現
- CPUベンチマークスコアの指標は、CINEBENCH R23「シングルコア 2,029、マルチコア 28,185」、Geekbench 6は「シングルコア 2,928、マルチコア 20,269」
- 統合型GPUは「AMD Radeon 8060S Graphics」を搭載しています。40コアのグラフィックス、クロックは2900MHz、RTX 4070と同水準のパフォーマンス
▼AliExpressでの販売モデルのスペックは以下です。メモリ 96GB / SSD 2TB、メモリ 128GB / SSD 2TBの2つのセットモデルの販売です。
CPU | AMD Ryzen AI Max+ 395、16コア 32スレッド |
GPU | Radeon 8060S グラフィックス、40コア RDNA 3.5アーキテクチャ |
AI NPU | XDNA 2アーキテクチャ、50 TOPS、最大 126 TOPS |
メモリ | LPDDR5X 8000MHz 96GB あるいは128GB オンボード |
ストレージ(標準装備) | M.2 2280 PCIe 4.0 SSD 2TB |
ストレージ(拡張) | M.2 2280 PCIe 4.0 SSD |
WiFi | Wi-Fi7 |
Bluetooth | 5.4 |
ポート類 | USB4 x 2、USB-A 3.2 Gen2 x 3、USB-A 2.0 x 2、HDMI、DisplayPort、RJ45 2.5G LAN、SD カードリーダー、3.5mm オーディオ |
サイズ | 未確認 |
OS | Windows 11 |
▼以下の画像でのサイズは「220.8 x 119.5 x 57.1mm」とありますが、119.5mmの辺が画像の縦横比とあっていません。このため、上表のサイズは未確認としています。バランスとしては 119.5mmではなく 219.5mmでしょうか。
▲冷却対応のため、サイドに多くの通風口があり、空流がよさそうな筐体です。なお、縦置きスタンドが付属しており、縦置きにすることもできます。
▼同CPUを搭載するPCは、いづれも冷却対応がしっかりと考慮されています。本製品においても、2つのCPUファンに加え、底板裏に大きなシステムファンを備えています。
▼M.2 PCIe 4.0 SSD スロットを2つ備え、底板から簡単にアクセスすることができます。
▼右のオンレンジの電源ボタンの隣に「パフォーマンスモード 切替スイッチ」を備えています。これにより、ローパワーの「Mute Mode」、「Balanced Mode」、「パフォーマンスモード」の3段階に切り替えることができます。設定画面などで切り替える必要がなく、便利な機能です。
▲前面と背面にUSB4を備え、映像出力は USB4 x 2、HDMI、DisplayPortの4系統、USB-Aを4ポート備え、拡張性は十分です。なお、同CPUを搭載するPCのうち、「Beelink GTR9 Pro」「MINISFORUM MS-S1 Max」は 10Gbps 有線LANを備えていますが、本製品は2.5Gです(一般的な仕様であり、上記2製品の大きな特徴です)。
まとめ
国内通販において、エントリークラスからハイエンド寄りのミニPCを展開する「BOSGAME」ブランドから販売の、AMD Ryzen AI Max+ 395を搭載する「BOSGAME M5」。
厚みのある金属製の天板と底板を含めたデザインが大きな特徴となる製品ですが、機能としては同CPUを搭載するPCしては標準的な仕様です。国内販売の「GMKtec EVO-X2」との価格差は大きく、価格面でのおすすはGMKtecの製品です。
引用元・販売元
▼以下の記事にて、引用した「GMKtec EVO-X2」の特別クーポン情報を記載しています。
GMKtec EVO-X2、Ryzen AI Max+ 395搭載のミニPC。タイムセール価格より更に5%オフのクーポン情報。10月26日まで有効
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