BMAXの10インチ Android 15 タブレットが、Amazonにて人気製品となっています。UNISOC T606に物理メモリ 4GBと、10インチクラスとしてはエントリーモデルですが、クーポン利用により 12,900円と低価格であることが人気のポイントです。
以前に紹介のAndroid 14 モデルと基本スペックは同じですが、本記事ではAndroid 15 モデルのスペックと特徴を記載します。
BMAX I10 Plusのスペック
中国ブランドの他のAndroid タブレットと同じですが、タイトル下と上の画像に掲載のメモリは、ストレージから割り当ての仮想メモリとの合計であることに注意ください。物理メモリ 4GB + 仮想メモリ 8GBの構成です。
CPU | UNISOC T606、8コア |
GPU | Mali-G57 |
メモリ | 物理メモリ 4GB + 拡張メモリ 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.1インチ、解像度 1280 x 800、輝度 300 nit |
WiFi、Bluetooth | WiFi Dual Band 対応、Bluetooth 5.0 |
LTE | 未対応 |
カメラ | フロント 5百万画素、リア 8百万画素 |
バッテリー容量 | 6000mAh |
サイズ | 厚み 8.6mm、重さ 535g |
OS | Android 15 |
その他 | 2スピーカー、Widevine L1対応、顔認証に対応 |
BMAX I10 Plus 2024モデル、10型 Android 14 タブレット、スペックのまとめ。UNISOC T606を搭載し 12,400円と低価格
上表は上の記事にて紹介のAndroid 14 モデルに基づき編集しましたが、OSがAndroid 14から15になったこと以外は同じです。スペックの補足は以下となります。
- SoCのUNISOC T606のAnTuTu ベンチマーク v10のスコアは 約25万。2023年以降にミドルレンジクラスで主流のHelio G99のスコア 約40万と比較すると 大きな差がありますが、普段使いでは普通に動作します。
- 低価格で販売のポイントは、液晶の解像度が1280 x 800と低いこと。FHDと比較した場合、文字の表示に粗さを感じることがあります。300 nitの輝度も、他の10インチクラスのタブレットと比較すると やや低め。
- LTEに未対応であることも、低価格・コストカットのポイントです。
- 6,000mAhのバッテリーは、急速充電に未対応です。
- Amazon Prime Videoやhuluなどの動画配信サイトの動画を高画質再生可能な「Widevine L1」に対応しています。タイトル下の画像に「Netflix」のロゴがあることから、「Netflix」の高画質再生にも対応しています。最近は、「NetflixのWidevine L1」に対応する製品も増えてきましたが、未対応の端末もあります。
- 低価格の製品ですが、背面は上位機と同様に金属製であり、筐体の質感は高いもの。
▲▼UNISOC T606を搭載するAndroid タブレットは、以下の記事他にて実機レビューしています。AnTuTu ベンチマーク v10のスコアは約24万。ミドルレンジクラスのタブレットで搭載事例の多い Helio G99の約40万より劣りますが、Web サイトのブラウジングやYouTube 視聴などの普段使いでは (上位機と比較しない場合には)遅さを感じることなく動作します。
OSCAL Pad 10 実機レビュー、UNISOC T606 / RAM 8GB / UFS 128GBにより普段使いでは十分なレスポンス
DOOGEE T10S 実機レビュー、UNISOC T606 / RAM 6GB / UFS 128GBを搭載のAndroid 13 タブ。Widevine L1にも対応し2万円未満
▼背面はシックなグレイの金属製。同社のミニPCのロゴは大きなロゴが際立ちますが、タブレットのロゴはそれほど目立つことがなく、好感が持てます。
まとめ
2025年2月22日現在、Amazonでは「過去1ヵ月で5,000点以上購入されました」とあります。無名ブランドも含めて、10インチクラスのAndroid タブレットは多数販売されているなか、本製品が他社よりも1桁多い販売個数であることに、やや疑問を感じます。
ただし、液晶の解像度が 1280 x 800であるものの、Amazon 価格 12,900円の端末としては、レスポンスも大きく犠牲にせず、よい端末との認識です。
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