
BMAXの10インチ Android 15 タブレット「BMAX I10 Plus」が、旧モデルのSoCである UNISOC T606からT7250にスペックアップして販売されています。
従来モデルから継続して、10.1インチの液晶はFHDではなく、解像度 1280 x 800のHD画質、LTE未搭載のWiFi モデルとなりますが、価格を抑えるうえでは妥当なところです。
なお、2025年9月23日現在、Amazonでは 12,671円で販売されており、旧モデルも同価格帯であったため、実質的な値下がりとも言えそうです。なお、文末に記載していますが、旧モデルは在庫一掃とも思われ 9,999円で販売されています。
BMAX I10 Plusのスペック

中国ブランドの他のAndroid タブレットと同じですが、タイトル下と上の画像に掲載のメモリは、ストレージから割り当ての仮想メモリとの合計であることに注意ください。物理メモリ 4GB + 仮想メモリ 12GBの構成です。
また、下段の左にUNISOC T606と記載されており、旧モデルと新モデルの情報が混在しているようです。
| CPU | UNISOC T7250、8コア | 
| GPU | Mali-G57 | 
| メモリ | 物理メモリ 4GB + 拡張メモリ 12GB | 
| ストレージ | 128GB | 
| ディスプレイ | 10.1インチ、解像度 1280 x 800、輝度 300 nit | 
| WiFi、Bluetooth | WiFi Dual Band 対応、Bluetooth 5.0 | 
| LTE | 未対応 | 
| カメラ | フロント 5百万画素、リア 8百万画素 | 
| バッテリー容量 | 6000mAh | 
| サイズ | 厚み 8.6mm、重さ 535g | 
| OS | Android 15 | 
| その他 | 2スピーカー、Widevine L1対応、顔認証に対応 | 
BMAX I10 Plus 2024モデル、10型 Android 14 タブレット、スペックのまとめ。UNISOC T606を搭載し 12,400円と低価格
上表は上の記事にて紹介のAndroid 14 モデルに基づき編集しましたが、スペックの補足は以下となります。
- SoCのUNISOC T7250は、T615のリネーム版であり AnTuTu ベンチマーク v10のスコアは 約28万。2023年以降にミドルレンジクラスで主流のHelio G99のスコア 約40万と比較すると 大きな差がありますが、普段使いでは普通に動作します。
 - 低価格で販売のポイントは、液晶の解像度が1280 x 800と低いこと。FHDと比較した場合、文字の表示に粗さを感じることがあります。300 nitの輝度も、他の10インチクラスのタブレットと比較すると やや低め。
 - LTEに未対応であることも、低価格・コストカットのポイントです。
 - 6,000mAhのバッテリーは、急速充電に未対応です。
 - Amazon Prime Videoやhuluなどの動画配信サイトの動画を高画質再生可能な「Widevine L1」に対応しています。タイトル下の画像に「Netflix」のロゴがあることから、「Netflix」の高画質再生にも対応しています。最近は、「NetflixのWidevine L1」に対応する製品も増えてきましたが、未対応の端末もあります。
 - 低価格の製品ですが、背面は上位機と同様に金属製であり、筐体の質感は高いもの。
 
▼UNISOC T7250を搭載するタブレットとしては、以下などの事例があります。8インチクラスから13インチクラスまで、エントリークラス向けのSoCですが、上記のとおり 普段使いでは遅さを感じることなく動作します。なお、ゲーム向けのSoCではありません。
BMAX I8 Plus、8.7インチ Android タブレット、スペックのまとめ。UNISOC T7250搭載、約13千円でLTE、Widevine L1に対応
SVITOO G99、13.4インチ Android タブレット、スペックのまとめ。ケースが付属し 21,555円と低価格なWiFi モデルのタブレット
▼背面はシックなグレイの金属製。同社のミニPCのロゴは大きなロゴが際立ちますが、タブレットのロゴはそれほど目立つことがなく、好感が持てます。

まとめ
UNISOC T606を搭載する旧モデルのAmazonでは「過去1ヵ月で5,000点以上購入されました」と掲載されたこともある人気製品でした。
SoCをUNISOC T606からT7250(T615のリネーム版)へと控えめながらもスペックアップし、旧モデルと同様に人気製品となるものか、今後の動向に注視したく思います。
なお、重ねての記載ですが、9月23日現在のAmazonでは 12,671円と低価格であるものの、WiFi モデルとなり、液晶の解像度はHD画質であることに留意ください。
▼こちらは旧モデルの 仮想メモリ 8GB搭載版です。その他のスペックは変わらず、2025年9月23日現在のAmazon 価格は 9,999円であり、価格優先ではこちらもおすすめです。



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