BMAXより、CPUにインテル 第10世代のCore i3-1000NG4を搭載するミニPC「BMAX B6 Plus」が、Amazonにて 26,999円で販売されています(2023年7月15日現在)。
Core i3-1000NG4は、MacBook Air Retina 13インチ 2020モデルに搭載されていたCPUであり、私が確認した範囲でのパフォーマンスは Alder Lake-N N100相当。なお、上位のCore i5-1030NG7、Core i7-1060NG7を搭載するモデルも、Amazonの同一販売ページにて販売されています。
引用元
BMAX B6 Pro 実機レビュー、Core i5-1030NG7、PCIe SSDを2基 塔載可能な静音ミニPC
BMAX B6 Plusのスペック
上の画像左下のとおり、PCIe SSDスロットを2つ装備していることも特徴となります。
CPU | Core i3-1000NG4、2コア4スレッド、最大 3.2GHz |
GPU | Intel Iris Plus Graphics |
メモリ | 12GB DDR4 |
ストレージ | 2280サイズ M.2 SATA SSD 512GB |
WiFi | WiFi6対応 |
Bluetooth | 4.2 |
ポート類 | USB 3.0 x 2、USB 2.0、USB Type-C(映像出力対応)、HDMI、有線LAN |
サイズ | 124.5 x 111.8 x 35.6mm |
OS | Windows 11 Pro |
Amazon、BMAX 公式サイト、AliExpressのいづれからも詳細を確認できない事項もあり、これらも含めてスペックの補足は以下です。
- メモリは、オンボード / スロットの別の記載を確認できませんが、内部の構成から判断するとオンボード。
- 2280サイズのPCIe SSD スロットを2つ装備。標準装備のSSDのPCIe / SATAの別は明確に記載されていませんが、Amazonの製品情報ではSATA(SATAとの記載があるものの、誤植も多く正確性を判断できず)との表示です。
- 高さが 35.56mmと、一般的なミニPCよりも低いこともあり、2.5インチ SSD / HDDの増設には未対応。なお、7月15日現在のAmazonでの製品情報には「付属のSATAケーブルで2.5HDDに接続可能」とあるものの、別モデルの説明かと思います。
- USB Type-Cは映像出力に対応(HDMIとあわせて、映像出力は3系統)と明記されています。
▼PCIe (NVMe)SSDの2つのスロットのうち、1つは空きスロット。標準装備のSSDの、PCIe / SATAの別は不明瞭(7月15日時点)。厚みが 35.6mmであることと画像から、2.5インチ SSD / HDDの増設には未対応と判断します。
▲ポート類は、USB 3.0 x 2、USB 2.0、USB Type-C(映像出力対応)、HDMI、有線LANと、このクラスとしては一般的。
Core i3-1000NG4の実力
インテル 第10世代、2コア4スレッド、10nmプロセス、Core i3-1000NG4を搭載していますが、上の画像に「PCMark Scoreは Alder Lake-N N100より高スコア」とあります。別の指標として、海外サイトによると、Geekbench 5のスコアは「シングルコア 1000、マルチコア 2093」となっています。
下の画像は上記リンク先記事でレビューの、N100を搭載するミニPCで計測のGeekbench 5のスコアですが、普段使いでの体感レスポンスに影響するシングルコアのスコアは、N100とCore i3-1000NG4は同水準。私のN100のPCの使用感では、オフィスソフトなどでは ストレスを感じることなく動作します。
また、2022年モデルとなりますが、MacBook Air Retina 13インチにも搭載実績のあるCPUのミニPCが、Amazonでの販売価格 26,999円ですので、Alder Lake-N N100と同水準であることもあわせて、コスパ度は十分に高い製品です。
▼こちらは Core i5-1030NG7を搭載する上位の「BMAX B6 Pro」
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