BMAX B4 Pro、1ヵ月使用後の再レビュー。静音性など、評価すべき4つのポイント | Win And I net

BMAX B4 Pro、1ヵ月使用後の再レビュー。静音性など、評価すべき4つのポイント

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第8世代のCore i3-8145Uを搭載するミニPC「BMAX B4 Pro」を使い始めて1か月経過しましたが、メイン利用のミニPCとして定着しています。これまでのメイン利用のCore i7-8565Uを搭載の「NVISEN Y-MU01」はCPUファン音が時折激しくなるのですが、静音性を含めると「BMAX B4 Pro」が総合的にはよいものです。詳細なレビューは「BMAX B4 Pro 実機レビュー、Core i3-8145UにPCIe SSD、Win 10 Proの快適仕様。4万円未満でメイン利用可能なミニPC」にて記載していますが、今回はあらためてB4 Proの評価すべきポイントを記載します。

BMAX B4 Proのスペック

BMAX B4 Proのスペックについては、上記のリンク先記事にて掲載していますが、あらためての掲載です。赤文字の部分は実機レビューで判明した事項です。

CPU Core i3-8145U、2コア 4スレッド、最大 3.4GHz
GPU Intel HD Graphics 620
メモリ 8GB DDR4、空きスロットがあり、増設可能
ストレージ 256GB NVMe SSD (M.2 2280 サイズ、ヒートシンク付)。M.2 2242 SATAの空きスロットあり
WiFi  11a/ac/b/g/n
Bluetooth 5.0
ポート類 USB Type-C、USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 2、有線LAN、HDMI、Mini Display Port
サイズ 12.5 x 11.2 x 4.7 cm
OS Windows 10 Pro プレインストール
その他 ビルトインスピーカー、ボディはスチール製

 

BMAXのミニPCでは、以下のとおり B2 Plus、B2も実機レビューしましたが、B4 ProはNVMe対応のPCIe SSDをデフォルトで搭載し( B2 Plus、B2はSATA SSD。PCIe SSDも増設可能)、メモリを増設できることもポイント。また、ボディはスチール製であり、BMAXのハイエンド機として、スペックに見合う造りになっています。

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BMAX B4 Proの評価すべきポイント

当初のレビュー記事と変わるものではありませんが、あらためてB4 Proにて私が感心した評価すべきポイントを記載します。

高負荷時でも静かなCPUファン

私はハイエンドのPCでもCPUファンの音量がやかましくなると、使用をやめたくなるのですが、このBMAX B4 Proは高負荷時でもCPUファンの音量はかなり静か。具体的には以下となります。

  • Windows 10の起動時や、ベンチマークなどの高負荷時には、CPUファンの音量が通常時よりも大きくなります。ただし、この場合にも耳障りなものではなく、短時間で通常の音量に戻ります。
  • Core i7-8565Uを搭載するミニPC「NVISEN Y-MU01」の場合、負荷をかけない場合にも、時折激しい音量でCPUファンが回転することがるのですが、B4 Proの音量は比較にならないほどに静か。
  • Webサイト閲覧やオフィスソフトを使用中などのライトユースの場合、CPUファンは回転しているものの、ほとんど気になることはありません。
  • 静かだからといって、ボディが極度に熱を帯びる、CPUが高温の時間が多くなることもなく安定しています。

デフォルトでPCIe SSDを搭載

より高速なNVMe対応のPCIe SSDを搭載可能な場合にも、デフォルトではSATA SSDを搭載するミニPCが多いのですが、B4 Proは256GBのPCIe SSDを搭載しています。さらには、上の写真のとおり、立派なヒートシンクでの熱対策も施されています。

このPCIe SSDにより、HDD vs SSDほどに感動するほどの速度差ではありませんが、購入直後から、Windows 10の起動や終了などの速さを体感できます。

 

▼BMAX B4 Proに搭載のPCIe SSDのCyrstalDiskMarkのベンチマークスコア。PCIe SSDとしては控えめなスコアですが、それでもWindows 10の起動などで速さを実感できます。

普段使いでは十分に快速なスペック

PCIe SSDの恩恵もありますが、CPUのCore i3-8145Uも、オフィスソフトなどの普段使いでは十分に快速。

ライトユースでは、上位のCore i7-8565Uとの相違を体感できるものではなく、他のミニPCに多く搭載されるGemini LakeやCore  i3-5005Uと比較すると、キビキビと動作することを体感できます。

 

▼Geekbench 5のCPUベンチマークのスコアと、ドラクエベンチマークのスコア

Win 10 Pro、スピーカーを搭載

BMAX B3 Plus 、B2 Plusも同様ですが、このクラスでは珍しく、ビルトインスピーカーを装備しています。音質も意外とわるくはなく、簡易的にYouTubeを視聴する程度なら十分です。

また、販売サイトの製品仕様には明記されていないものの、Windows 10 Proがプレインストールされています。私が実機レビューしたB2 Plus、B2も同様にProを搭載しており、個人利用でProを活用できる局面は多くないとも思いますが、Pro搭載となると気分が高まります。

BMAX B4 Pro のマイナスポイント

評価すべきポイントと比較すると些細なことですが、個人の好みなどによっては大きなポイントかもしれない事項を記載します。

大きすぎるロゴ

上の写真は、B4 Pro、B2 Plus、B2を並べたものですが、ミニPC、ノートPCともにBMAXの大きすぎるロゴには抵抗感があります。ただし、ノートPCのログはミニPCほどに大きくはなく、ミニPCの場合には室内での使用となるため人目につかず許容範囲。

 

▼こちらはノートPCのロゴの事例

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2.5インチ SSDの増設は不可能

底板の裏には、2.5インチ SSD/HDD取り付け用の枠があるのですが、実際には取り付けることはできません。B2 PlusとB2には、SATAポートらしきものがマザーボードにありますが、特殊な形状のコネクタに合うケーブルの販売はなく(Banggoodに確認済)、2.5インチ SSD/HDDは接続不可能です。

 

▼B4 Proのマザーボードの一面を見る限りでは、SATAポートはありません。

まとめ

BMAX B4 Proを1ヶ月間使用した範囲で、評価すべきポイントとマイナスポイントを記載しました。私としては、普段使いでは快速なCore i3-8145UとNVMe SSDを搭載するうえに、かなりの静音であるために、大いにおすすめできるミニPC です。その静音性のために、最近では、Core i7-8265Uを搭載するミニPCよりも使用頻度は高くなっています。

▼Banggoodでの販売価格は、クーポン「BGJPBX4P」の利用により 349.99ドル(4万円未満)、6/30まで。Amazonでも販売されていますが、かなりの価格差があります。

BMAX B4 Pro (Banggood)

 

▼全般的なレビュー記事はこちら

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