Blackviewより、CPUにDemensity 8020、サーマルイメージングを搭載する Android 14のタフネススマホ「BL9000 Pro」がリリースされました。
CPU以外では、物理メモリ 12GB + 拡張メモリ 24GB、ストレージは高速なUFS 3.1の512GB、120Wの急速充電に対応と、ハイエンドのタフネススマホです。個人的には、以前からサーマルイメージングを搭載するスマホに興味津々ですが、従来バージョンから強化されています。
AliExpressでの新発売セールは 2024年5月6日開始となりますが、当初 500個までは 429.99ドルにて販売のようです。
引用元・販売元
Blackview BL9000 Pro、AliExpress
Blackview BL9000 Proのスペック
サーマルイメージングを搭載する従来モデルは、以下の「BV8900」が該当します。「BV8900」は2023年6月に発売の製品ですが、全般的にスペックアップしています。
Blackview BV8900、サーマルイメージング搭載のタフネススマホのスペックと新発売セール情報
| CPU | MTK Dimensity 8020、8コア、最大 2.6GHz |
| メモリ | 物理メモリ 12GB LPDDR4X + 拡張メモリ 24GB |
| ストレージ | 512GB UFS 3.1 |
| ディスプレイ | 6.78インチ、解像度 2460 x 1080、120Hz リフレッシュレート、輝度 600 nit |
| WiFi | WiFi 6 対応、11a/b/g/n/ac/ax |
| LTE | 5G：N1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78/79
LTE_FDD: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B/30/66 LTE-TDD:B34/38/39/40/41 |
| カメラ | リア 50百万画素+13百万画素 ワイド & マクロ、サーマルイメージング 解像度 160 x 120
フロント 50百万画素 |
| バッテリー容量 | 8800mAh、120W 急速充電 |
| サイズ | 179.5 x 82.6 x 17mm、412g |
| OS | Doke OS 4.0（Android 14ベース） |
| その他 | IP68 / IP69Kの防水防塵、MIL-STD-810H、5W リバースチャージング |
Demensity 8020のレスポンス
OUKITEL WP30 Pro 実機レビュー。Dimensity 8050を搭載し AnTuTu スコアは約81万、RAM 12GB、UFS 3.1 ROMの快適レスポンス
▲▼「Blackview BL9000 Pro」と CPU・メモリ・ストレージのスペックの近い製品として、Demensity 8050を搭載するスマホのレビュー記事を投稿しています。
見出し下の画像に、Dimensity 8020のAnTuTu ベンチスマーク v10のスコアは 805,428とあります。上の記事でレビューのDimensity 8050の実測スコアは 811,565と近似値。物理メモリ 12GB、UFS 3.1のストレージも同じ構成のため、ベンチスコア・体感レスポンスの参考になるかと思います。
構成から BL9000 Proも同水準の体感レスポンスと思いますが、AnTuTu スコア 約40万のHelio G99の端末と比較した場合、操作して即 より一層キビキビと動作するることを体感できます。
UFS 3.1 ストレージのベンチスコア
他ブランドの製品も含めると、上位の端末では UFS 4.0、下位の製品では UFS 2.2 あるいは2.1を搭載しているなか、UFS 3.1は必要十分な速度です。
▼こちらは上の記事で紹介の、同じく UFS 3.1 ストレージを搭載するスマホで計測の読み書き速度です。Write 751MB/s、Read 936MB/sと、パソコンにおける PCIe 3.0 M.2 SSDのエントリークラスの製品に匹敵する速度です。
120Wの急速充電に対応
バッテリーは 8800mAhと大容量、しかも 120Wの急速充電に対応し、約53分でフル充電することができます。出勤前の短時間での充電などにおいて重宝します。
また、5Wのリバースチャージングに対応しており、USB Type-C ポート経由で、スマートウォッチなどを充電することができます。
サーマルイメージング
「BL9000 Pro」の大きな特徴は、サーマルイメージングを搭載していること。サーマルイメージングを搭載の従来モデルとも言える「BV8900」の解像度は 80 x 60でしたが、「BL9000 Pro」では 160 x 120に大きく向上しています。
なお、「BV8900」の記事で記載の事項の再掲載ですが、サーマルイメージングの概要は以下です。
- サーマルイメージングは、物体が発する目に見えない赤外線エネルギーを、目に見える熱画像に変換。
- Blackviewは、サーマルイメージングのパイオニアであるFLIRと提携し、スマホで利用できる最高の赤外線画像ソリューションをユーザーに提供。
- 快適な生活を確保するために寝室の状況、安全上の危険を排除するためにキッチンのガス漏れの水道管破損の検知、リビングの電線不良を見つけることができる。
- その他、工事現場の温度分布、自宅でのペットの捜索などにも活用できる。
▼上記2と関連し、「FLIR（フリアー）」の赤外線サーモグラフィーの売れ筋は以下の製品です。単純比較はできないかと思いますが、以下の製品と「BL9000 Pro」に搭載のサーマルイメージングは同解像度です。
まとめ
主だった特徴のみを記載しましたが、上記以外に 最大 600 nitの明るいディスプレイ、タフネススマホですので、IP68 / IP69Kの防水防塵に対応、50百万画素のフロントカメラを搭載など 見所満載。
特に、サーマルイメージングを搭載スマホをお探しの方には、全般的なスペックの高さと相まって、候補となりそうな製品です。
引用元・販売元
AliExpressでは 5月6日～17日まで発売セールとなり、当初500個まで 429.99ドル
▼レビュー記事はこちら
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