先日レビューしたBeelinkのミニPC「U59 Pro」ですが、底板を開けて内部の構造を確認、2.5インチ HDDを増設してみましたのでレポートします。
装備するアルミ製のヒートシンク(シールド)や接続方法などは、以前レビューした「Beelink Mini S / SEi 8」と同じです。
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Beelink U59 Proのスペック
外観、ベンチマークスコア、体感レスポンスなどの詳細レビューは上のリンク先記事を参照ですが、参考までに「U59 Pro」のスペックを掲載します。無印の「U59」のCPUは Jasper Lake (Celeron) N5095ですが、「U59 Pro」は N5105を搭載していることが大きな特徴です。また、「U59」は有線LANポートが1個なのに対して、「U59 Pro」は2個装備しています。
CPU | Intel Jasper Lake (Celeron) N5105、4コア4スレッド、最大 2.9GHz |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | 8GB or 16GB DDR4 |
ストレージ | M.2 SATA SSD 500GB、2.5インチ HDD / SSDを増設可能 |
WiFi | 11 b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.0 |
ポート類 | USB 3.0 x 4、HDMI x 2、USB Type-C、有線LAN x 2 |
サイズ | 124 x 113 x 42mm |
OS | Windows 11 Pro |
底板の外し方
底面の左右のゴム足の両端に4個のプラスネジがありますので、これらのネジを外すと簡単に底板を開くことができます。ミニPCの場合、ゴム足の裏にネジがあることも多いのですが、本製品ではネジが露出しており、ゴム足を外す必要はありません。
▲▼底板を外し上から見た状況ですが、2.5インチ HDD / SSDは底板の裏に取り付けることになり、ケーブルは底板に繋がっているため、底板を勢いよく開かないように注意が必要です。なお、アルミ製のヒートシンクが付属していること、底板の裏にHDD / SSDを取り付けることは、以下の「Mini S」「SEi 8」も同じです。
▼メモリ 8GB(空きスロットあり)と、2280サイズの512GB SATA M.2 SSD。なお、本製品は他の多くのJasper Lake ミニPCと同様に、PCIe SSDには換装できません。
▲▼メモリとSSDともに「AZW」ブランドのシールが貼られていますが、正式名称は中国・深圳に所在の「ShenZhen AZW Technology CO.,LTD」。以下は本製品のGeekbench 5のベンチマークスコアですが、モデル名に「AZW」とあります。AZWの公式サイトで確認できますが、「Beelink」はAZWの別働隊・販売ブランドとなります。
ちなみに、「Beelink」はミニPCの老舗的ブランドとなり、現在のようにミニPCが国内通販で多く販売される以前から、同社のミニPCとTV Box(Androidのメディア端末。Fire TV StickのピュアなAndorid 版の位置付け)は AliExpressなどの海外通販で多く展開されています。
2.5インチ HDDの取付
上の画像では、メモリの2スロットを確認するため、メモリを取り外しています。2.5インチのHDD / SSDの取り付けは、他の製品と同様に SATAポートに差し込むのみで完了です。
▼サイドのネジ締めは行っていませんが、2本のネジで固定されているヒートシンク(シールド)を取り外し、SATAポートにHDD or SSDを差し込むのみで即完了。
▼アルミ製のヒートシンク(シールド)の裏側です。製品紹介では、6℃の(HDDの)温度削減効果ありとしています。
▼2.5インチ SSDを増設する場合には、Crucialなどの大手ブランドの製品がおすすめです。大手ブランドの場合、ブランドのWeb サイトからOSクローンソフトをダウンロードし使用することができます(無料OSクローンソフト、大手SSDブランド4社のダウンロードサイトを確認しインストールしてみた)。
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