Beelink ME mini、eMMCとM.2 SSD 6スロットを装備、N150搭載 NAS向けミニPCの決定版が販売に | Win And I net

Beelink ME mini、eMMCとM.2 SSD 6スロットを装備、N150搭載 NAS向けミニPCの決定版が販売に

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2025年5月18日現在、国内通販では未販売ですが、Beelink 公式サイトや一部の海外通販サイトにて、CPUにN150を搭載し、M.2 SSDを6基も搭載可能なNAS「Beelink ME mini」が販売されています。

BeelinkのミニPCは CrucialのSSDを搭載していることが多いのですが、セットモデルは 64GB eMMCに、 Crucialの2TB あるいは4TBのSSDを搭載し、メモリはオンボードの12GB。

また、上の画像では大きく見えますが、サイズは 99 x 99 x 99mmとコンパクト。私個人としては、Alder Lake / Twin Lakeを搭載し、M.2 SSDのNASとしては決定版との認識です。

引用元・販売元

Beelink 公式サイト

Minixpc サイト

 

Beelink ME miniのスペック

以下などのBeelinkのミニPCと同様に、電源をビルトインしていること(上の画像の左下)も特徴の一つです。また、省電力のN150と言えども、M.2 SSDを6基も搭載した場合には 冷却対応も気になりますが、上部に大きなファンを備えるうえに、大きなヒートシンクを搭載しています。

また、BeelinkのミニPC 公式の製品情報では、ファン音量を明記していることが多く、本製品の場合も33dB(の静音仕様)と明記されています。

Beelink EQ14、Twin Lake N150を搭載するミニPCのスペックのまとめ。PCIe SSDを2基 搭載可能

 

▼OSをインストールするシステムストレージは、eMMCと M.2 PCIe 3.0 x 2(レーン)のスロットです(M.2 SATAにも対応)。また、M.2 SSD スロットは、6スロットともに 2230 / 2242 / 2280サイズに対応しています。

CPU Twin Lake N150、4コア 4スレッド
GPU Intel UHD Graphics
メモリ オンボード LPDDR5 4800MT/s 12GB
ストレージ (OS用)64GB eMMC、M.2 2280 PCIe 3.0 x 2 SSD スロット(最大 4TB、SATAにも対応)

(データ用)M.2 2280 PCIe 3.0 x 1 SSD 5スロット(最大 4TB x 5、20TB)

WiFi WiFi 6対応
Bluetooth 5.2
ポート類 USB-C(データ専用)、USB-A 3.2、USB-A 2.0、HDMI、2.5G 有線LAN x 2
サイズ 99 x 99 x 99mm、750g
OS なし
その他

 

スペックの補足は以下です。

  • CPUにTwin Lake N150、OS用のストレージを2つ搭載していますので、Windows 11をインストールしたうえで、通常のミニPCとしても利用できます。
  • 私がNASとして使用する場合には、eMMCにLinux / TrueNAS ScaleなどのNAS用、M.2 SSDにWindows 11をインストールします(公式サイトにも、同切り分けを推奨しています)。なお、NASを想定した製品であり、OSはプレインストールされていません。
  • 一般的なミニPCとの比較では、USBが Type-Cも含めて 3ポート、映像出力がHDMIのみと少ないです。

 

▼ちなみに、私は インテル 第8世代のCore i5-8259Uを搭載するミニPCに「TrueNAS Scale」をインストールし、NASとして利用しています。

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▼前述のとおり、ストレージは eMMC 64GBと M.2 SSD 6スロットの構成です。OS用のストレージは、eMMCと画像左上の「SSD4」とある M.2 PCIe 3.0 x 2(レーン)。M.2 SSDは 3スロット x 2側面に取り付ける仕様です。なお、データ用の5スロットは PCIe 3.0x 1ですが、N150の仕様もあり 止むを得ないですね。

CPUファンは上にあり、CPUとは距離がありますが、SSD 冷却用と兼ねる大きなヒートシンクも含めた対応です。

▲電源ユニットをビルトインしていることも特徴ですが、大きなヒートシンクは電源ユニットの冷却も兼ねているように思います。

 

▼99 x 99 x 99mmのコンパクトサイズであること、2つの側面にSSD スロット x 6を装備しているため、USBは Type-Cを含めて 3ポート、映像出力は HDMIのみと控えめです。

▲外枠は樹脂製です。内部へのアクセスは、底面の四隅にあるネジを外し、カバーを上に持ち上げることにより行います。

 

まとめ

冒頭に記載のとおり、国内通販では未販売であり、2025年5月18日現在のBeelink 公式サイトでは 予約販売中との記載があります。

省電力のTwin Lake N150に、ストレージは eMMC 64GBに M.2 SSDの6スロット、大きなヒートシンクを装備しコンパクトと、私個人としては現時点での N150 / M.2 SSD NAS用ミニPCの決定版との認識です。

なお、5月18日現在の公式サイトの販売価格(Crucial SSD 2TBを内蔵のモデル)は 329ドルであり、仕様を考慮すると高くないように思います。

引用元・販売元

Beelink 公式サイト

Minixpc サイト

 

▼こちらは競合する「GMKtec G9」。

GMKtec G9、PCIe SSDを4台も搭載可能な Twin Lake N150 ミニPC。NASとWindows 11 / Linuxとの切替利用も面白そう

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