先ほど、CPUにCore i3-1220Pを搭載するミニPC「CHUWI LarkBox S」の記事を投稿しましたが、同CPUを搭載する「Beelink EQi12」もコスパに優れた製品です。
Amazonで販売のセットモデルは、DDR5 24GB オンボードメモリ、500GB PCIe 4.0 SSD、85Wの電源をビルトインし、クーポン適用後の価格は39,800円(2024年12月29日現在)と、「CHUWI LarkBox S」よりも低価格での販売です。
Beelink EQi12のスペック
同モデルには、いづれもインテル 第12世代の Core i3-1220P / Core i5-12450H / Core i7-12650Hを搭載の3つのモデルがありますが、下表はCore i3-1220P モデルのスペックです。
上の画像のとおり、85W 電源をビルトインしていることも大きな特徴となり、電源接続の省スペース化を図ることができます。
CHUWI LarkBox S、Core i3-1220Pを搭載するミニPCが発売に。スペックと競合製品
▲▼同じく Core i3-1220Pを搭載するミニPC「CHUWI LarkBox S」は、上の記事にて紹介していますが、下表では「Beelink EQi12」が優位な事項に黄色網掛け、劣位な事項にピンク網掛けしています。
CPU | Core i3-1220P、10コア 12スレッド、最大 4.4GHz |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | DDR5 5200MHz 24GB、オンボード |
ストレージ | 2280サイズ PCIe 4.0 SSD 500GB、PCIe 4.0 SSDを増設可能 |
WiFi | WiFi6 対応 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB Type-C(データ専用)、USB-A 10Gbps x 3、USB-A 2.0、HDMI x 2、有線LAN x 2 |
サイズ | 126 x 126 x 44.2mm |
OS | Windows 11(おそらく Pro) |
その他 | 樹脂製の筐体、85W 電源をビルトイン |
▼Core i3-1220P(LarkBox S)のGeekbench 6のCPU ベンチマークスコアです。このクラスのスコアでは、一般的な画質の動画視聴、データ量の多いExcelやAccessなども 上位機と遜色なく キビキビと動作します。
その他、「LarkBox S」との比較も含めたスペックの補足は以下です。
- 「LarkBox S」のDDR4 メモリ / PCIe 3.0 SSDに対して、「EQi12」は DDR5 メモリ(オンボード)/ PCIe 4.0を搭載。ただし、体感できるレスポンスの相違はありません。
- 「EQi 12」はオンボードメモリのために増設できません。一方の「LarkBox S」はメモリの空きスロットあり。
- 「LarkBox S」はアルミ製の筐体ですが、「EQi12」は同社の下位製品と同じく 樹脂製の筐体です。実機を手にしないと断言できませんが、おそらく筐体の質感は「LarkBox S」が優位かと思います。
- 「LarkBox S」は映像出力対応のUSB Type-Cを装備しています(「EQi12」は未装備)。
- 製品情報に Windows 11 Home or Proの明記がありませんが、同社の傾向としては Proの搭載です。
▼BeelinkはミニPCが人気となる かなり前から製品を展開しており、ミニPCの老舗ブランドです。冷却対応や内部の作りの良さに定評があります(当サイトでは複数の製品を実機レビューしていますが、概ねどの製品も秀逸な作りです)。
本製品の内部の構成は以下となり、筐体は樹脂製であるものの、SSDのヒートシンクを装備しています。また、公式サイトとAliExpressでは、CPUファンの音量も公開(32dB)しており、公開値より多少高くなるにしても、静音仕様です。
価格情報
2024年12月29日のAmazon 価格(Core i3-1220P、メモリ 24GB、SSD 500GBのモデル)は、クーポン利用により 39,800円。同CPUを搭載する「CHUWI LarkBox S(公式ストアで販売中)」よりも 約2,000円安く販売されています。
ミニPCでは Alder Lake Nを搭載する製品が人気ですが、ワンランク上の製品をお探しの方には候補となる製品です。
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