MINISFORUMより、ミニPCの新シリーズ「AtomMan」の第2弾として、CPUにAMD Zen 4のRyzen 9 7945HX、GPUにRadeon RX7600M XTを搭載する「AtomMan G7 PT」が発表されましたので、製品の概要などを記載します。
引用元
MINISFORUM Atom Man G7 PT、公式ストア
MINISFORUM AtomMan G7 Pt、AMD Ryzen 9 7945HX / Radeon RX 7600M XTのミニPCが正式販売。強烈なベンチマークスコア、冷却対応もしっかり考慮
AtomMan G7 PTのスペック
CPUは16コア / 32 スレッド、Zen 4 アーキテクチャのRyzen 9 7945HX、GPUはRadeon RX 7600M XT、ストレージはPCIe 5.0と、MINISFORUMらしい ハイエンドな構成です。
CPUはRyzen 9 7945HX
上の画像に「CINEBENCH R23」のスコアは「シングルコア 1942、マルチコア 32449」となり、Ryzen 9 8945HSより高いスコアとあります。
以下の記事にこれまでに実機レビューしたミニPC ・ノートPCのスコアを一覧化しています。
CINEBENCH R23、ミニPC・ノートPC 30製品で計測のスコア一覧。キビキビ動作のスコアの指標
上記の一覧において、トップのスコアとなるのは 以下の記事にて実機レビューの、Ryzen 7 7840HSを搭載する「MINISFORUM UM780 XTX」の「シングルコア 1720、マルチコア 16589」。特にマルチコアにおいては M2 Pro Mac miniよりも高いスコアですが、Ryzen 9 7945HXの本製品においては、マルチコアは倍ほどのスコアです。
このクラスの高いシングルコアのスコアでは、1942 vs 1720では 体感できるほどのレスポンスの相違を感じませんが、Ryzen 7 7840HSにおいても、今後 数年間は買替不要なほどにキビキビと動作し、Ryzen 9 7945HX / Radeon RX 7600M XTの組み合わせでは尚更のこと。
GPUはRadeon RX 7600M XT
GPUにはモバイル向けの「Radeon RX 7600M XT」を搭載しています。上の画像のとおり「3D Mark Time Spy」のスコアは 10345と高いもの。
同GPUの事例では、以下の外付けGPU「GPD G1」がありますが、本製品においても外付けとして、汎用性を持たせても面白かったように感じます。
ストレージはPCIe 5.0 M.2 SSD
増設用のSSD スロットは PCIe 4.0となりますが、標準装備のストレージは、ミニPCとしては世界初となる「PCIe 5.0」のM.2 SSDを搭載するとのこと。
ハイエンドなCPU、GPU、SSD、メモリを搭載しているため、排熱が気になるところですが、CPUの冷却には液体金属、メモリとSSDの冷却にはファンとヒートシンク、両側面には合計3個のファンを備え、冷却対応も万全。また、ファンを合計4個装備しつつも、ファンの音量は45dB(通常のミニPCよりも やや大きい程度)とあります。
▼空流のイメージはこちら。空流とは別ですが、メモリの換装・SSDの増設は、右サイドとメモリ・SSDのブラケットを外して行うイメージかと思います。
まとめ
外観で少し気になるのは、サイドの大きなRGBライト。文中に掲載の「UM780 XTX」の天板にもRGBライトが搭載されていますが、RGBライトがなく、コストを多少なりとも抑えたモデルがあるとよいと思います。
また、ハイエンドのパーツを詰め込んだミニPCですので、価格も気になります。5月25日現在では価格未定ですが、近々に公式ストアで予約販売開始のアナウンスがあることでしょう。
MINISFORUM AtomMan G7 Pt、AMD Ryzen 9 7945HX / Radeon RX 7600M XTのミニPCが正式販売。強烈なベンチマークスコア、冷却対応もしっかり考慮
引用元
MINISFORUM Atom Man G7 PT、公式ストア
▼AtomMan シリーズ 第1弾のミニPCはこちら。
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