ASUSから販売のゲーミングPC「TUF Gaming A15」。CPUにAMD Ryzen 9 4900Hを搭載する上位のFA506IVと、AMD Ryzen 5 4600Hを搭載するFA506IHがありますが、今回紹介の製品は後者のバージョン。15.6インチのディスプレイは144Hzのリフレッシュレート、GPUにはNVIDIA GeForce GTX 1650を搭載し、2021年1月20日時点の販売価格は9万円前後。GTX 1650を搭載することもあり、高負荷時のファンの音量はそれなりですが、ゲーミング目的のみならず、パフォーマンスを求めるなら大いに魅力的な製品です。
ASUS TUF Gaming A15 FA506IHのスペック
AMD Ryzen 5 4600HにNVIDIA GeForce GTX 1650と豪華な仕様である一方、メモリは8GBと控えめですが(空きスロットあり。上位のFA506IVはメモリ 16GB)、その他のスペックは以下となります。
CPU | AMD Ryzen 5 4600H、6コア 12スレッド |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1650 |
メモリ | 8GB DDR4-3200 |
ストレージ | 512GB (PCI Express 3.0 x2接続) |
ディスプレイ | 15.6インチ、FHD 1920 ×1080、ノングレア、144Hz リフレッシュレート |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
ポート類 | USB3.1 (Type-C/Gen2) ×1、USB3.0×2、USB2.0×1、HDMI、有線LAN |
バッテリー容量 | (未確認) |
サイズ | 359.8mm × 256mm × 22.8~24.7mm、2.3kg |
OS | Windows 10 Home |
私はリフレッシュレート 144Hzのリフレッシュレートを持つディスプレイの使用経験がないのですが、Amazonのレビューを参照すると、NVIDIA GeForce GTX 1650では力不足とのコメントもあります。
AMD Ryzen 5 4600HとNVIDIA GeForce GTX 1650の組み合わせによる実力はさておき,、Ryzen 5 4600HのGeekbench 5 CPUベンチマークのスコアは以下です。
一方、私の所有するミドルレンジからハイエンドのPCのスコアは以下。
上の画像のスコアは Core i5-9500F / NVIDIA Geforce GTX1050 Ti、下の画像のスコアは Core i7-8565U / Intel UHD Graphics 620の組み合わせのPC。TUF Gaming A15 FA506IHは、GeForce GTX 1650を搭載しているため、Multi-Coreのスコアは4841よりかなり高いスコアとなりますが、Single-CoreのスコアはCore i7-8565U相当。
インテル 第8世代のCore i7相当のSingle-Coreスコアとなると、やや物足りなさもありますが、高速なPCIe SSDとあいまって、在宅勤務やその他の普段使いではキビキビと快適に動作します。
▼引用したCPU、ベンチマークスコアの実機レビューはこちら。
▼AMD Ryzen 5 4600HとNVIDIA GeForce GTX 1650の冷却のため、ファンを2つ装備。高負荷時のファン音量の大きさに留意する必要がありそうです。
ASUS TUF Gaming A15 FA506IHの外観
冷却対応のため、背面とヒンジ側のサイドに多くの通風孔があります。この通風孔と2つのヒートシンク・ファンにより、高負荷時のCPU温度も抑制されているようです。また、米国の軍用規格(MIL-STD-810H)に準拠したテストをクリアし、高温・低温・振動・落下に耐えうる堅牢性を備えています。
▼サイドの拡大画像はありませんが、ポート類は左サイドに集中しています。
▼キーボードはRGB イルミネートのテンキー付き。
▼2021年1月20日現在のAmazon 価格は87,164円と、ASUS オンラインストアより割安。
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