「BCNランキング」の2020年03月16日から22日までの軽量ノートPC 実売台数ランキングを参照すると、驚いたことにChromebookのASUS C101PAが第2位にランキング。メリットも多いのですが、2017年10月に発売の古いPCであり、第2位にランクインするとは謎の現象。謎は解けないのですが、所有するC101PAから使い勝手などを、振り返ってみます。
参照元
Chromebookがいま売れている? 軽量ノートPC週間売れ筋ランキング
BCNランキング、1位から3位の軽量ノートPC
ちなみに、上記リンク先記事での軽量ノートPC 実売台数ランキング 1位から3位は以下となっています。
2020年03月16日から22日までの軽量ノートPC 実売台数
- FMV LIFEBOOK UH90/D2、FMVU90D2B(富士通)
- Chromebook Flip C101PA、C101PA-OP1(ASUS)
- dynabook G5、P1G5JPBL(Dynabook)
▲1位の製品はこちらのFMV LIFEBOOK UH90ですが、私は会社で同じUHシリーズ(以下の記事を参照)を使用しています。13.3インチながらも11.6インチクラスの軽さで、こちらが1位となるのは納得です。その一方で、ChromebookのASUS C101PAが2位となることは不思議。引用元の「Chromebookがいま売れている? 軽量ノートPC週間売れ筋ランキング」でも「?」とあります。
ASUS C101PAの特徴
ほとんどはAmazonなどの製品紹介に記載と同じですが、私のC101PAの使用から感じるC101PAの特徴は以下です。
- アルミ製で質感高めなボディ。さすがに安価な製品のため、MacBookの質感には敵いませんが、キーボードを除いて、ボディのフレーム自体はMacBookと大きく変わらない質感の高さです。
- CPU単体では決して速くはないものですが、スペックの割には動作は軽い。Windowsに比べるとChrome OSは軽量のため、Chromeのタブの切替なども、Atom Z8350を搭載するWindows 10 PCよりも軽やか。
- 10インチのキーボード付きPCとしては軽く、約900gの重量は通勤時に持ち歩いても苦になりません。
- タッチパネル、タッチパッドの使い勝手は良好。特にタッチパッドは、自宅に複数台あるWindows 10 ノートよりも、触り心地も含めて快適。
▼詳細については、以下の実機レビュー記事を参照ください。
C101PAのイマイチなこと
上記のとおり、Chromeを使う上ではメリットの多いC101PAですが、私は10インチクラスでは、iPadやWindows 10のSurface Goを利用することが圧倒的に多い状況です。
iPadやSurface Goと比較すると、C101PA (Chromebook)の使い勝手はイマイチと感じているのですが、その理由は以下です。
- デザイン的には、ディスプレイのベゼル幅が太すぎる。もう少し細ければよいのですが、そうするとキーボードの横幅・使い勝手にも影響することもあり得るために止む無しか。
- 1280×800のディスプレイの解像度が粗く、キーボード使用での横向きでは粗さは目立たないのですが、タブレットでの縦持ちにすると、文字の表示などの粗さ・ギザギザ感が目立つ。
- キーボードのタイピング感の好みは人それぞれですが、キーの弾力・タイプ時の戻り感が強いような感覚。記事編集などの大量タイピングでは、やや疲れ気味に。
- バッテリー持ちがよいとされるChromebookですが、使用時・スリープ時のバッテリー消費は Androidタブレット並み。特にスリープ時では、iPadには敵わず。
▼上下左右ともに広いベゼル幅が気になります。また、解像度が低いために、縦持ちでは文字のシャギーさ・ギザギザ感が目立ちます。
▲ディスプレイ面が汚く見えますが、グレアパネルでもある天井の模様が映っているためです。
▲▼以下のASUS T90Chiの快適タイピングを期待したのですが、タイピングは弾力・戻り感が強く、サイト記事編集時の大量タイピング時にはやや疲れ気味に。
まとめ
一般的にWindows 10 PCのサブ的な代替使用も可能な、キーボード付の端末としては人気となることも納得のC101PA。ただし、2017年10月の発売から2 年以上経過した現在では、ベゼル幅の太さや解像度の低さもあり、今回の軽量ノートPC 実売台数ランキングの2位となるのは不思議な現象。在宅勤務のために、企業の大人買いでもあったのでしょうか。
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