CPUにAMD Ryzen 7 5825Uを搭載するミニPC「AOOSTAR MN58」が、2024年10月23日現在のAmazon タイムセールにて 39,824円で販売されています。
8コア 16スレッドのCPUに、メモリ 16GB / PCIe 3.0 512GB SSDとミドルレンジクラスですが、OCulink ポートとフル機能のUSB Type-Cを搭載しつつも、他の同クラスのミニPCより低価格での販売です。
AOOSTAR MN58のスペック
スペックは下表となります。Ryzen 7 5825Uを搭載するミニPCは、複数のブランド・販売店から展開されていますが、このクラスで 外部グラボを接続可能なOCulinkを搭載する製品は珍しいです。
CPU | AMD Ryzen 7 5825U、8コア16スレッド |
GPU | AMD Radeon Graphics |
メモリ | DDR4 16GB(8GB x 2)、2スロット、最大 64GB |
ストレージ | M.2 PCIe 3.0 SSD 512GB、M.2 SSD 空きスロットあり |
WiFi | WiFi6 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB-A 3.2 x 6、OCulink、DisplayPort、HDMI、フル機能 USB Type-C、有線LAN |
サイズ | 13 x 13 x 6cm |
OS | Windows 11 Pro |
その他 | アルミ製の筐体 |
MINISFORUM UM780 XTX、OCulink経由で外付けGPUを接続してみた。接続した機器と接続手順、動作状況
▲上の写真と記事は、OCulinkにより ミニPCと外付けグラボを接続しているものです。USB4での接続よりも転送速度は速いものの、ケーブルとグラボを搭載するボードをしっかりと吟味する必要がありそうです(私は安価なケーブルとボードを使用したためか、接続がやや不安定)。
なお、接続にあたり、グラボ・電源・上記のケーブルとボードを別途用意する必要があります。
Zen 3 アーキテクチャーのRyzen 7 5825Uの実力ですが、私の使用経験はないものの、Amazon ページにて 上のベンチマークスコアが公開されています。PassMarkのベンチスコアと思いますが、Alder Lake N100はもちろんのこと、旧世代 Zen 2 アーキテクチャーのRyzen 7 5700Uに やや大きな差をつけ、高いスコアです。
Ryzen 7 5700Uを搭載するミニPCは、以下の記事にて実機レビューしていますが、Web サイトのブラウジングや在宅勤務などの普段使いでは サクサクと動作します。このため、これらの用途では、上位機でなくともレスポンスは十分との認識です。
Ryzen 7 5700Uを搭載のミニPC「T-Bao MN56U」実機レビュー。静音性に優れ、電源はUSB-C、映像出力は3系統
▼内部の構成を確認できませんが、PCIe 3.0 SSD スロットを2つ装備し、メモリは2スロット形式です。以下の画像を参照すると、OCulink ポートは前面に備わっています。なお、映像出力は HDMI / DisplayPort / USB Type-Cの3系統です。
また、他の同クラスのミニPCは樹脂製の筐体が多いなか、本製品はアルミ製の筐体であることも特徴とします。おそらく、上位機と同筐体を採用しているものと思われます。
価格情報
上の画像は、Chromeの拡張機能で確認のAmazonでの価格推移です(拡張機能の記事はこちら)。2024年10月23日現在のAmazon タイムセールの価格は 39,824円ですが、グラフの通り 底値での販売です。
なお、Ryze 7 5825U / メモリ 16GB / SSD 512GBの、他のミニPCの低価格な事例としては、こちらの「GMKtec」の製品がほぼ同価格。ただし、「AOOSTAR MN58」は OCulink ポートを搭載の優位性があります。
AOOSTARのミニPCは、以下の関連記事においても記載していますが、同スペック帯の他ブランドの製品よりも安価な事例が多く、今後 徐々に人気が高まるように思います。
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