
他社よりも割安で販売されていることの多い「AOOSTAR」のミニPCですが、2025年12月6日現在、CPUにAMD Ryzen 7 8845HS、DDR5 メモリ 32GB、SSD 1TBの「GEM12 Max」が Amazonにて 71,920円にて販売されています。
基本スペック以外においても、USB4とOCulink ポートを装備、メモリは2スロット、PCIe 4.0 SSDを2基搭載可能と、バランスのよい構成です。
AOOSTAR GEM12 Maxのスペック

2024年6月に、以下の記事にて基本スペックが同じである「GEM12」を紹介していすが、電源ポートがUSB-Cから専用ポートになったこと以外は、ほぼ同様の構成です。
AOOSTAR GEM12、Ryzen 7 8845HSを搭載、OCulink ポートを装備しつつも、他社よりも割安なミニPC
| CPU | AMD Ryzen 7 8845HS、8コア16スレッド、Zen4 アーキテクチャ |
| GPU | AMD Radeon 780M |
| メモリ | DDR5 5600MHz 32GB、2スロット |
| ストレージ | M.2 PCIe 4.0 SSD 1TB、M.2 PCIe 4.0 SSDを増設可能 |
| WiFi | WiFi6 |
| Bluetooth | 5.2 |
| ポート類 | USB4、USB-C(フル機能)、USB-A 3.2 Gen 2 x 2、USB-A 2.0 x 2、HDMI、DisplayPort、2.5G 有線LAN x 2、OCulink ポート |
| サイズ | 13.1 x 13.1 x 5.5cm、530g |
| OS | Windows 11 Pro |
| その他 |

▲▼映像出力は、USB4、フル機能のUSB-C、HDMI、DPの4系統です。USB4とOCulinkを装備していますが、OCulink ポートを前面に配置しているミニPCは少数派です。なお、OCulink ポートの使用事例は上の記事にて掲載していますが、グラボのほか、別途 電源・ボード・ケーブルが必要となるものの、OCulink ポート経由で外付けグラボを接続することができます。


▼DDR5のメモリは2スロット。標準装備の32GB メモリは明記ないものの、16GB x 2の構成かと思います。また、標準装備の1TB PCIe 4.0 SSDのほか、M.2 PCIe 4.0 SSDの空きスロットを備えています。なお、「MINISFORUM」のミニPCにおいては、M.2 空きスロットはSSD / Oculinkの排他使用となることが多いのですが、本製品では独立しており、M.2 空きスロットを活かすことができます。

▼私はRyzen 7 8845HSの使用経験はないのですが、同世代の下位のCPUの使用感では 在宅勤務などのライトユースでは当然ながらもキビキビと動作します、なお、以下の画像のとおり、動作モードを「サイレント」「バランス」「パフォーマンス」と制御可能とあります。

スペックのその他の補足は以下です。
- OCulinkはホットスワップには未対応ですが、外付けグラボの接続において、文中に記載の記事・私のOCulink / ドッキングステーションの使用感では、PCとドッキングステーション・グラボの電源が連動し、便利に使用できています。
- 製品紹介に筐体の素材の明記はありませんが、同社の同シリーズの傾向から金属製の筐体と思われます。
- CPUファンのほか、底板裏にSSDとメモリ冷却用のシステムファンを備えています。
- サイズは13.1 x 13.1 x 5.5cmと、縦横は一般的ですが、やや高さがあります。
価格情報
冒頭に記載のとおり、2025年12月6日現在、Amazonにて DDR5 メモリ 32GB、SSD 1TBのモデルが71,920円にて販売されています。競合製品の一つとして、GMKtec K8 Plusがありますが、こちらは メモリ 32GB / SSD 2TBモデルが93,583円。これを考慮すると(GMKtec以外の他社製品はさらに割高感あり)、「AOOSTAR GEM12 Max」のコスパの高さは十分です。
引用元・販売元
参考情報として、同CPUを搭載する他社製品も販売リンクも掲載しています。

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