Thunderbolt 4 あるいは5に対応するドッキングステーションの購入を検討する際、その価格も含めて難しい選択となりますが、その決定版とも言うべき製品が、Thunderbolt 5に対応する「Anker Prime ドッキングステーション」。
GaNの電源を内部にビルトインしたうえで、縦横サイズはM4 Mac miniとほぼ同じであり、Thunderbolt 5ポートを3つ搭載しています。また、Thunderbolt 5のアップストリームでは 最大 140Wにて、ノートPCへの急速充電が可能です。
引用元・販売元
2025年7月13日現在、Amazon・公式ストアともに 39,990円にて販売中です。
Anker Prime ドッキングステーション、Amazon
Anker Prime ドッキングステーション、Anker 公式ストア
Anker Prime ドッキングステーションの機能
ポート類の配置・仕様は上の画像・下表となります。前述のとおり、約116 x 116の縦横は M4 Mac miniとほぼ同サイズですが、高さがあります。また、質量は約1,086kgと、電源をビルトインしていることもあり 重いです。ただし、実際には 1kg未満（980g）とのレポートもあります。
| PC側の接続ポート | Thuderbolt 5（Thunderbolt 4 互換）、USB4 |
| Thunderbolt 5ポート | 3ポート、アップストリーム（最大 140W、120Gbps）x 1、ダウンストリーム（最大 15W、10Gbps）x 2 |
| USB-C | 前面：合計最大 45W 10Gbps x 2、映像出力には未対応 |
| USB-A | 前面：最大 7.5W 10Gbps x 1 背面：最大 4.5W 10Gbps x 2 |
| 映像出力 | HDMI 2.1、DisplayPort 2.1 |
| その他ポート | 2.5G イーサネット、3.5mm コンボジャック、SD カードスロット、microSD カードスロット |
| サイズ | 約116 x 116 x 75mm、約1,086kg |
| 付属品 | Thunderbolt 5 ケーブル（1m、140W、120Gbps） |
| その他 |
以下は、Anker 公式サイトから抜粋の製品の特徴です。個人的には、せっかくのThunderbolt 5対応のドッキングステーションですので、M.2 SSD スロットが欲しかったところです。
- Anker史上 最高峰の充電器シリーズ Anker Primeのドッキングステーション
- GaN 電源を搭載する Thunderbolt 5ポートを3つ搭載するモデル
- Windows PCでは最大 8K、Macでは最大 6Kの高画質出力に対応
- Thunderbolt 5により、最大 120Gbpsの超高速データ転送が可能
- Thunderbolt 5 アップストリームポートから、最大140Wの出力にて、ノートPCに急速充電が可能
- また、前面のUSB-C ポートから、最大 45Wまでのスマホやタブレットの充電が可能
- 温度冷却機能としてファンを内蔵し、温度制御アルゴリズムを搭載
▼Thunderbolt 5 アップストリームポートから、最大140Wの出力でノートPCに急速充電が可能です。Thunderbolt 5ポートを装備するPCは多くないですが、また、最大140Wの出力とノートPC向けとしては かなりの余裕がありますが、M4 Mac Pro Mac miniよりもノートPC向けの製品のように思います。
なお、前面の2つのUSB-C ポートとあわせ、例えば、MacBook、iPhone、iPadなどへの3台同時給電も可能です。
使用にあたっての留意事項
他社のドッキングステーションも概ね同様ですが、使用にあたっての留意事項を記載します。
- 上の画像のとおり、Windows PCにおけるDP Alt Modeでの接続の場合、1映像出力のみの対応です。また、Macの場合、インテル Macには未対応、 スタンダードのM1〜M3も映像出力は、最大 4Kで1画面の外部ディスプレイのみの出力が可能です。
- HDMIとDisplayPortの併用を行うことはできません。
- 最大 140Wの充電を行う場合、ノートPCが Power Delivery 3.1対応している必要があります。
まとめ
2025年7月13日現在の、Amazon / Anker 公式ストアのセール価格は双方ともに 39,990円。Thunderbolt 5に対応するPCは多くなく、現時点で有効利用できる状況は多くないように思います。ただし、安心のAnker（最大 30ヶ月の保証）の製品であり、今後の先行投資、他の製品であれこれ悩むよりも 本製品の製品が良いとの認識です。
引用元・販売元
