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Amazon整備済みの中古PCのスペックや年式など、サンプル事例として確認してみた

Amazonのタイムセールを物色していて気になったのが、「Amazon整備済み品」の中古パソコン。製品名の後に(整備済み品)と明記があり、ブランドに「Amazon Renewed」となっている商品です。これらの中古パソコンはいかがなものかと、一部の製品のスペックと価格を確認してみました。

Amazon 整備済み品について

メーカーでの整備済み品とは異なるのですが、まずはAmazon 整備済み品の定義の確認です。

Amazon 公式、整備済み品について

上のリンク先ページ、あるいは製品紹介の記載事項では以下としています。

  1. 正常に機能し新品同様に見えるよう整備され、検査とテストをクリアした再生品、中古品、展示品、開封品。
  2. Amazonが定める品質基準をクリアし一定の販売実績がある認定出品者により、診断試験が行われ、修理・部品交換・徹底したクリーニングが済んでいる。
  3. 商品から30cm離れて見ると、使用感や表面的なキズ・損傷はほぼ確認できず、また販売時点でのバッテリー容量は新品の商品の80%以上で提供されます
  4. 商品が正常に機能しない場合、購入から180日の保証期間内であればAmazon認定出品者より交換または返金が受けられる。

 

対象となる製品はスマホ、タブレット、パソコンとありますが、スマホ・タブレットはスペックの向上がスピードが速く、OSのバージョンも適合(アップデートできるか否か)もあるため、かつ新品でも安い製品が多いため、狙いとしてはパソコンとなるでしょう。

上記3の「商品から30cm離れて見ると」の文言はよいとして、「バッテリー容量は新品の商品の80%以上で提供」については、実機を受領しないと確認できないことになります。また、「Amazonが定める品質基準」が購入者からみると不明瞭のようにも思います。ただし、一般販売店の中古品と比較すると、一定の品質は確保しているでしょうから、ある程度の安心感はあります。

Amazon 整備済み品のPCの事例

Amazonの整備済み品の一覧を参照すると、富士通・東芝・NECの15.6インチノートが多いことから、企業から大量に流れてきた中古ノートを整備したうえで販売していることが容易に想像できます。私の会社でも、かなりの台数の富士通製ノートを、(販売先は不明ですが)売却しています。

これらのパソコンのうち、いくつかピックアップしスペックなどを確認してみました。ノートPCの場合には、概ね Microsoft Office 2019などを付加価値をつけたうえで販売されています。となると、どこかで見たことのある製品と思っていると、何度か紹介したことのある「ワジュン」が販売するものでした(部分的に他の記事と重複します)。

富士通 A561

こちらは2020年9月20日時点でベストセラーとなっている中古品。CPUはCore i3-2350Mと古く(モデル名のA561は、2011年10月に発売の製品)、メモリは4GBですが、OSはWindows 10 Pro。CPUとしては、以下のThinkPad X220が近いのですが(X220のCore i5-2540Mがやや優位)、Webサイト閲覧やブログ記事編集程度では普通に動作します。

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Amazonの製品紹介では、15.6インチのディスプレイはFHDとありますが、以下の公式サイトではFHDのモデルはなく、2011年の古い製品であることからも解像度は1,366×768でしょう。私は当製品とおそらく同型のモデルを会社で3年ほど前?まで使用していましたが、ディスプレイの視野角が狭かったような記憶です。

富士通公式 A561

東芝 B554

Amazon 整備済み品のラインナップはワジュンのPCが多く、私としては面白みに欠けるのですが、こちらは上の富士通ノートのCPUをCore i3-4000Mにアップしたような製品です。Office 2019とWindows 10 Proで付加価値を高めていることは同じです(Yahoo! ショッピングでは双方のライセンスを格安で販売しており、付加価値としてはそれほど高くありません)。富士通製ノートと比較して、CPU以外に大きな違いは見当たらず。

 

ちなみに、型番のB554を検索すると、2014年7月に発表のモデルであり比較的新しく、15.6インチのディスプレイは1,366×768とFHDではありません。

東芝公式、B554

Dell 9020 USFF

こちらは映像出力がHDMIではなくDisplay Portであることに難ありですが、新品のミニPC代替としても活用できます。CPUはCore i5-4590S、メモリ 8GB、SSD 256GBとメモリなどを増設することなく即戦力となり、現行のミニPCとしても販売している、第7世代、もしくは第8世代のモバイル向けPCの実力に匹敵します。

また、ミニPCと異なり、メンテナンス性も抜群、グラフィックボードを増設できることから、格安なボードでスペックアップする楽しみ方もあります。グラボを増設するとHDMIでの映像出力も可能ですし。

 

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▼Geekbench 5のCPUベンチマークスコア。上はCore i5-4590S、下はCore i3-8145U。

▲こちらのスコアから察すると、Dellの製品は以下のBMAX B4 Pro、あるいはSkynewのファンレスPCほどの実力はありそうです。これに光学ドライブがついていると思うとコスパは高いですね。

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まとめ

「Amazon整備済み品」のPCに惹かれ、いくつか確認してみるとワジュンのPCが多く、私としては面白みに欠けるのですが、私個人としては(低解像でTNパネルの)ノートPCよりもDell 9020 USFFなどのデスクトップに惹かれます。ミニPCよりは大柄ですが、現行販売のミニPC以上のスペックとなることもあり、また、グラボの増設もできることから拡張目的では楽しめそうです。

 

 

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