Jumper、Chuwi、Teclastなどの中国メーカーのタブレットやパソコンの多くがAmazonでも販売されています。海外通販サイトよりも高値で販売されていることはさておき、ユーザーレビューを拝見すると、私の知らなかった新たな気づきや誤認識もあるように感じます。今回は、Amazonで販売のJumperのパソコンについて、私の評価とAmazonのユーザーレビューの一部につき(どちらかというと批判的なものに対し)コメントさせていただきました。
EZBook X1
当サイトの読者の方からいただくコメントも含め、評価が高いのがこのEZBook X1。回転機構付の11.6インチタッチパネルにGemini Lake N4100、メモリ 4GB、eMMC 64GB + SSD 64GBと、負荷の高いゲームなどを除けば十分なスペックです。
▲▼GearBest他の通販サイトと比較すると、かなり高めの価格設定です。Amazonレビューコメントで気になったのは以下の記載。
- JumperはASUSにODM提供している。
- バッテリー容量は9000mAhとの記載があったが修正され、7000mAhだった
- 1については未確認ですが異なるとの認識です。CPUなどのスペックやボディの構成が別物ですので。
- 2については、一般的に中国メーカーのデジギアの場合、海外通販サイト・Amazonでは誤植も多く、海外通販サイト情報を鵜呑みにした私も誤認識することがあるため、記載のスペックには留意が必要。X1ではないのですが、eMMCなのにSSDと表記されていることもあります。
▼個別記事、2018年12月9日時点の海外通販サイトの価格情報はこちら。
EZpad 6 Plus
11.6インチ IPSのタッチパネル、Apollo Lake N3450、メモリ 6GB、ストレージ 64GB eMMCと、やや古めの機種ながらもバランスがとれています。実機の操作感では、2 in 1のためボディがやや太めですがキーボードの操作感も良好。
EZBook X1と同様に、通常利用には問題のないスペックとモバイル用途にほどよいサイズ感のためか、Amazonでの評価も高くなっています。
▲▼Amazonレビューコメントで気になったのは以下の記載。
- キーボードとのセット品ではない。製品情報に明記すべき。
- 3.5mmオーディオジャックのノイズが酷い。
- ほどよいサイズ感で操作も良好。
- 1につき、確かに純正キーボード付属の有無の説明がありません(海外通販サイトで4千円台半ば)。これは不親切であり、キーボード無しとしては海外通販サイト比較では割高です。
- 2につき、私はオーディオジャックは試していませんが、専用電源が微かにコイル鳴きの音がします。
- 3については私も同感。Windowsを違和感なく操作できるは11.6インチからとの認識です。10.1インチではキーボード操作も含め、視認性などやや辛くなります。
▼私のレビュー記事。2018年12月9日時点では海外通販サイトでの在庫切れのようです。
EZBook 3 Pro
13.3インチ IPSに、Apollo Lake N3450、メモリ 6GB、ストレージ 64GB (M.2 SSD 増設可能)、全面アルミ製のEZBook 3 Pro。私的にはタッチパッドを除きかなり評価が高いのですが、Amazonレビューでは高い評価が多い一方、否定的な見解も散見されます。
▲▼Amazonレビューコメントで気になったのは以下の記載。
- 電源が付いたり付かなかったりする。
- 起動してから数分でフリーズを繰り返し、使い物にならなくなった。
- 何度もブルースクリーンになるので初期化を試みるも処理中にエラーが発生。
- ブルースクリーンエラーが多発。メモリーマネージメントエラーとなり、メモリーチェックをしてみると、ハードに問題ありの診断。
否定的な見解のみを抽出しましたが、これは個体差とは思えない状況です。3と4の状況からみると、メモリクラックでしょうか。私が頻繁に参照している海外サイトのユーザーフォーラムでは、このような状況はなく、私のEZBook 3 Proは購入から1年以上たっても何の問題もありません。
この状況をみると、Amazonからの購入よりも返品保証のしっかりした、大手海外通販サイトからの購入が無難かも(返品保証がしっかりしているか否かは通販サイト毎に個別確認が必要)。
▼私のレビュー記事はこちら。なお、2018年12月9日時点では、海外通販サイトではセール対象となっていないため、最安販売時の記事へのリンクを掲載しています。
▼EZBook 3の派生モデルとして、14インチの3 L、3 Plusも販売されています。特に 3 PlusはCPUにCore M3 7Y30を搭載しパフォーマンスはよいのですが、3 L / 3 PlusともにIPSパネルではなくTNパネルであることが厳しい。
EZBook S4
14インチのディスプレイは視野角の狭いTNパネルであること(Amazonには明記なし)、プラスチックボディであることが残念な仕様ですが、Gemini Lake N4100にメモリ 4GB / ストレージ 64GB eMMC または128GB SSDとまずまずの構成。
発売後間もない機種のため、Amazonレビューコメントは2018年12月9日時点で2件と少ないのですが、「アプリを読み込まない」とのコメントがあります。詳しい状況はわかりませんが、最悪 Windowsの再インストールで復旧となるようにも思えます。
▼128GB版の2018年12月9日時点の価格は32,457円と、海外通販サイトと大きく変わらない良心的な価格です。なお、メモリは4GB/8GBの表記がありますが4GB固定です。製造の段階でオンボード 8GB版も製造可能との意でしょう。
▲▼個別記事はこちら。
EZbook 3SE
EZBook 3シリーズの廉価版の位置づけとなる3SE。CPUは2コアのApollo Lake N3350、メモリ 3GBと3 Proと比較するとスペックダウンとなり、ボディがプラスチック製・ディスプレイの発色・キーボード品質ともにやや見劣りします。
海外通販サイトでは2万円未満で販売していたこともありましたので、現在のAmazon価格では見送りが正解との認識ですが、参考情報としてリンクを貼りました。
SEを購入するのでしたら、冒頭のX1を海外通販サイトで購入(AmazonでのSE価格と大差ない)したほうがより満足感を得られると思います。
▼実機レビュー記事はこちら。
まとめ
Amazonで販売しているJumperのパソコンのうち5製品について、私の簡易的な評価と一部のAmazonレビューコメントについて確認しました。今回確認したなかでは、私が昨年度からおすすめしているEZBook 3 Proの、初期不良と思われるAmazonレビューコメントがあり残念なことに。時間があればもう少し深追いしてみます。
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