Amazonで販売している格安パソコンを参照していると「これはどこのメーカー?」と思える中華製ノートパソコンが多数販売されています。今後、日本での知名度が増してくるであろう Chuwi / Jumper / Teclast / VOYOの新興中国メーカーではなく、それ以外の端末です。
同一ODM製品を取り扱うことの多い中国ブランドですが、今回はAmazonで販売の無印パソコンのオリジナルブランドなどを確認・追跡してみました。
Amazonで販売の無印パソコンの追跡
以降に記載の事項は、スペックとデザインから想定したものであり、実際には異なる可能性もあります。なお、搭載するイメージ画像は、私がオリジナルブランドと想定する製品のイメージ画像です。
VOYO One Mix?
▲こちらはご存知 One Netbook One Mix (Core m3搭載のOne Mix 2 / 2Sではなく無印)ですが、「なぜ VOYO?」との不思議さがあります。
VOYO 公式サイトには、One Mixのラインナップはないものの(中国メーカーのサイトでは掲載が遅れがちですが)。One MixはVOYOお得意の360度回転機構を搭載していることから、「オリジナルはVOYO?」「One NetbookはVOYOの別ブランド?」とかすかに思ったりしますが、それはないでしょう(おそらく)。
GLM 超軽量ノート
▲GLMとは販売店名でしょうか。キーボードのバックライトの配色、デザインとサイドのポート類の配置から、Jumper EZBook X4のApollo Lake版と同ODM製品で間違いなし。
となると天板・底板はアルミ製であることから質感は高く、また、シルバーのキーに白字のキーの印字は照明のあたり具合によっては見にくいものの、快適なキーボードです。
なお、Amazonで販売の製品は、Office 2010が付属していることから、価格に納得できるのであれば魅力度大。
無印 15.6インチ 狭額縁ノート
▲レッドとシルバーの双方を販売していますが、シルバーは異なる製品のようです。レッド版は私が注目していた以下のApollo Lake J3455を搭載する「DERE R9 Pro」と同一。ストレージがeMMC 64GB固定となり、SSDの増設ができないことが残念です。
個人的にはAmazonのレッド版より海外通販サイトのシルバー版が好み(スペックは同じです)。
無印 15.6インチ メモリ 8GB搭載ノート
▲Amazonの製品では、SSDを128GB / 256GB / 512GB / 1TBから選択できることが大きな特徴。ただし、価格も1TBで約7万円とそれなりの価格です。なお、CPUはApollo Lake J3455となり、搭載機種の多いApollo Lake N3450と同水準のベンチマークスコアと体感レスポンスです。
どこかで見た記憶があったのですが、以下のYEPO 737A6で間違いなし。大手メーカーにもODM提供しているYEPOの製品なら安心です。
Smart-Japan 11.6インチノート
▲こちらはCPU(Z3735F)、メモリ 2GBと非力であり、ディスプレイは視野角の狭いTNパネルとなるためにおすすめはしないのですが、Amazonではよく売れている製品。以下と同じ製品ですが、海外通販サイトでは、Office 2010なしが2万円ほどで購入できます。
なお、同じく11.6インチでAmazonの製品では後段のJumper EZBook X1がおすすめ。海外でも人気の製品です。
Jumper EZBook X1
このJumper EZBook X1は無印ではありませんが、Amazonでは同一ODM元製品のTeclast F5よりも人気が高くなっています。USBはType-Cのみとなり、USB 3.0がないのが残念ですが、Gemini Lake N4100に360度回転機構付の11.6インチ ディスプレイと、国内・海外ともに人気となるのも納得の製品です。
▼一方、こちらのChuwi LapBoo SEも見逃せません。ライトユースでのレスポンス、質感、キーボードのタイピング感ともにおすすめです。
まとめ
Amazonで販売の中華製格安ノートでは、海外で人気の製品にOfficeなどの付加価値を付けて販売されることが多いのですが、紛らわしいのがオリジナルブランド名の記載がなく、また、同じ製品紹介のページでも、色やスペックに応じて異なる製品を貼り付けていることがあること。
今回、これらの一部の無印の製品のオリジナルブランドを確認してみました。これらのブランド名の表記があると、Amazonで販売の格安ノートもより詳細なスペックなどを確認しやすくなるのですが。
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