10.5インチ 2.5Kの高解像度のディスプレイに、MTK8176 Hexa Core(6コア)を搭載するAlldocube X。同社のAndroidタブレットではフラッグシップ機としての位置づけとなり、私としては他社製でも多いX27 10コア搭載のタブレットよりも気になる存在です。
というのも、手元にある、MTK8176を搭載するTeclast M89のレスポンスはX27よりもサクサクと動作し、iPad mini 3よりもレスポンスは上位、iPad 2017よりも機敏なのでは、との感覚です。
また、中国メーカー製端末の海外レビューサイト「TecTablets」では、Alldocube XがAMOLED スクリーンを搭載することからも「Galaxy Tab S4 代替」とも紹介されています。
今回はこのMTK8176を搭載するAlldocube Xのスペックと特徴を確認してみました。
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Alldocube Xのスペックと特徴
Alldocube Xのスペックは以下となります。
- OS: Android 8.1
- CPU: MTK8176 1.7GHz、Hexa Core
- GPU: IMG GX6250
- RAM: 4GB
- ROM: 64GB
- WIFI: 802.11 a/b/g/n/ac
- Bluetooth: 4.0
- ディスプレイ: 10.5インチ、解像度 2560 x 1600
- カメラ: フロント、リアともに800万画素
- 電源: USB Type-C
- バッテリー: 8000mAh
- サイズ: 24.36 x 17.31 x 0.69 cm、重さ 500g
- ボディはアルミ製
▼同じく MTK8176・GX6250を搭載するTeclast M89のAnTuTu ベンチマーク v7のスコアは10万ほどですが、体感レスポンスはそのスコア以上の機敏さがあります。
アプリの起動や画面遷移など、アニメーション動作を感じる隙がないほどに、サクサクと機敏に動作します。手持ちのiPhone XS Maxに迫るほどとは言いませんが、比較してもストレスは感じません。
▼Galaxy Tab S4と同じAMOLED ディスプレイを採用。「TecTablets」では、同サイトでレビューした中国メーカー製タブレットのなかで、その鮮やかさ・明るさは最高の部類と表現されています。
▼厚みは6.9mmとかなり薄くなっています。
ちなみに、iPad 2018モデルの厚みは 7.5mm、10.5インチのiPad Proは6.1mm、Galaxy Tab S4は7.1mm。Alldocube Xの薄さのほどがうかがい知れます。また、サイドにある指紋認証の一部がはみ出ていることからも、その薄さを感じとれます。
▲HDMIポートがあるとさらによいのですが、ポート類はUSB Type-Cのみ。
▼ AKM Hi-Fiについては勉強不足なのですが、サウンドも強化されているようです。
▼TecTabletsのレビュー動画。
軽くて画面は鮮やかである一方、「指紋認証はやや遅い」とのコメントもあります。
まとめ
レスポンスのよさでは定評のあるMTK8176 Hexa Core(6コア)を搭載し、10.5インチ・2560 x 1600の高解像度にAMOLED ディスプレイを持つAlldocube X。
Chuwi、Teclastのフラッグシップ機と比較するとやや割高ですが、やはり MTK8176 Hexa Core(6コア)とAMOLED ディスプレイの魅力は捨てがたく、約300ドルの価格も高いとは感じません。
▼GearBestの2019年1月12日時点の価格は299.99ドル
▼ TeclastとChuwiのフラッグシップの情報はこちら
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