10.5インチのSurface 風 2 in 1 PCの「ALLDOCUBE iWork 20 Pro」が、Windows 10からWindows 11搭載に変更されていますので、スペックなどの概要を記載します。また、同じく 10.5インチの「Surface Go 3」と簡易的に比較しました。
ALLDOCUBE iWork 20 Proのスペック
上の画像では、OSはWindows 10 Homeとなっていますが、AliExpressのALLDOCUBE 公式ストア・Amazonともに、Windows 11 Homeへと変更されています(AliExpressの情報では、2022年1月半ばから変更)。
CPU | Gemini Lake (Celeron) N4120 |
GPU | Intel UHD Graphics 600 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB SSD |
ディスプレイ | 10.5 インチ、IPS、解像度 1920 x 1280 |
WiFi | 11a/b/g/n/ac |
LTE | 未対応 |
Bluetooth | 4.2 |
ポート類 | USB Type-C(映像出力可能、フル機能)、USB-A 3.0 x 2、Micro HDMI |
カメラ | フロント 2百万画素、リア 5百万画素 |
バッテリー容量 | 3500mAh |
サイズ(本体) | 254.8 x 180.8 x 9.6mm、600g |
OS | Windows 11 Home |
上表に未掲載の、AliExpress / Amazonの製品情報から読み取れる事項は以下です。
- 本体と専用キーボードのセット。
- CHUWI UBookなどと同様に、U型のキックスタンドを採用し、ボディは金属製。
- キーボードは端子による USB接続、キーボード面の角度を調整可能。
- 筆圧 1024のスタイラスペン(別売)に対応。
- 背面、フレームは金属製。
▼ベゼルは太めですが、10.5インチのIPSパネルのアスペクト比は 3 : 2。表示は縦に長く、Web サイトの閲覧などで便利です。
▼USB-A 3.0 x 2、映像出力にも対応のUSB Type-C、Micro HDMIと、10.5インチの2 in 1としては豊富なポート類。
▼金属製ボディに、U型のキックスタンドを採用しています。
▲▼U型 キックスタンドを採用する製品としては、以下の「CHUWI UBook シリーズ」があります。ただし、10.5インチは本製品が唯一かと思います。
▼イメージ画像では、キーボードがマグネットにより角度調整できることを確認できないのですが、AliExpressのユーザーレビューには、角度調整している写真が複数掲載されています。
Surface Go 3との簡易比較
上の画像は以下の記事で掲載の、同じく10.5インチの「Surface Go 3」。キーボードセットの3月20日時点のAmazon 価格(いづれもクーポン利用)は、Surface Go 3(最安構成の Pentium Gold 6500Y/4GB/64GB、Amazonはこちら)が 73,260円、iWork 20 Pro(Amazonはこちら)が 33,999円と 約4万円の差額です。
▲▼Geekbench 4のCPU ベンチマークスコアは他端末の参考程度ですが、Surface Go 3(最安構成)比較での優位な事項に黄色網掛しました。価格差が大きいために単純比較はできないのですが、以下にてコメントします。
- 体感レスポンスとしては、Pentium Gold 6500Yを搭載のSurface Go 3が優位。ライトユースでは、Surface Goの上位機 Core m3-8100Yに近い水準です。
- iWork 20 Proに搭載のCeleron N4120は、Surface GoのPentium 4425Yに近く、Web サイトのブラウジングやWordなどでは遅さを感じないものの、Windowsの更新前後などのバックグランドプロセスの動作時のレスポンスの悪化が際立ちます(上位のCPUでもレスポンスは悪化しますが、悪化の時間がより長い)。
- Suface Go シリーズのマイナスポイントは、ポートがUSB Type-Cのみとなり拡張性が乏しいこと。iWork 20 Proは USB-Aポートが2つと、USB 無線マウスの接続などで苦労することはありません。
- 横幅は Surface Go 3が約1cm コンパクト。小さいようで大きな相違です。
- メモリは Surface Go 3の4GBに対して、iWork 20 Proは 8GB。ライトユースでは 4GBでも、メモリ不足でレスポンスが悪化することはありません。
- Surface Go 3のOSは、アプリインストールがMicro Store経由に限定される「S モード」ですが、簡単にHomeに移行できるために影響ありません。
- マグネシウム製ボディのSurface Go 3に対して、iWork 20 Proは おそらくアルミ製(金属製との明記あり)。
- iWork 20 Proのキーボードは英語キーボード、タイピング感は使用してみないとわからないものの、以下のSurface Goのレビュー記事のとおり、Surface Goのキーボードは軽快に高速タイピング可能です。
まとめ
10.5インチのSurface Go 風の2 in 1 「ALLDOCUBE iWork 20 Pro」のスペックと、Surface Go 3の簡易比較を記載しました。Amazonの2022年3月20日時点のキーボードセットの価格は、Surface Go 3の最安構成が 73,260円、iWork 20 Proが 33,999円と 約4万円の差額となります。
パフォーマンスと、キーボードのタイピング感、Microsoftの安心感では Surface Go 3ですが、使用頻度が少ない場合や拡張性を重視する場合には、iWork 20 Proもわるくない選択肢との認識です。
▼Amazonの価格情報。iWork 20は、CPUにN4020を搭載のPro版ではないバージョンもありますが、レスポンスを考慮すると Pro版がおすすめ。
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