エントリークラスの価格にして、インテル 第8世代 モバイル向けのCore i3 / i5クラスの実力となる Alder Lake N95 あるいはN100。このため、N95 / N100を搭載する多くのミニPCが販売されていますが、5月13日時点ではノートPCは多くありません。
ノートPCでの展開は今後に期待ですが、今回は少ないながらも販売されている、中国ブランドのN95 / N100のノートPCを掲載します。
Alder Lake-N N95 / N100のパフォーマンス
Alder Lake-N N95 / N100は、モバイル向けのJasper Lake (Celeron)の後継の位置付けですが、ベンチマークスコアとパフォーマンスは大幅にアップしています。
Jasper Lake N5095 / N5100が インテル 第5世代 モバイル向けのCore i5 クラスなのに対して、N95 / N100は 第8世代 モバイル向けのCore i5 相当と大幅にパフォーマンスアップ。
オフィスソフトなどのライトユースにおいては、さらに上位のPCと遜色ないレスポンスです。詳細は以下の記事に掲載していますので、参照ください。
N95、15.6インチ 2.5K 解像度
AliExpressでは、本製品と同型の15.6インチ 2.5K 解像度 ディスプレイの製品が、複数ブランド・ショップから販売されています。16GB DDR4 メモリに指紋認証、バックライト付きキーボード、15.6インチのディスプレイは 2560 x 1440 / IPS パネル / 明るさ 300 nits とバランスのよいスペックです。
15.6インチでFHDとなると、文字の粗さ(ドット)が多少目につくため、私としては、2.5Kの解像度は望ましいこと。以下は古いThinkPadの事例ですが、3K 解像度のディスプレイに換装したこともあります。
▼ポート類は、USB-A x 2、HDMIと一般的です。
▼メモリ 16GB、SSD 256GB モデルの価格は 377.99ドル
N95 DDR5 RAM、15.6インチ 2 in 1
N95にDDR5 メモリを搭載する、15.6インチ タッチパネルの2 in 1ですが、画像のように独特のスタイルのPCです。独自のスタンドにより、通常のラップトップモードも含め、4種類のモードで楽しむことができます。
Android タブレットやiPadと異なり、Windows PCにて小さな文字のアイコンのタッチ操作は 多少の難ありですが、重宝するのがブラウザなどのスクロール。マウスやタッチパッドなしで操作できるため、利便性は大きく向上します。
▼15.6インチの大型ディスプレイ、かつ 2.5Kの高解像度ですので、モードを変更しての動画視聴やオンライン会議にも適ています。
▼スタンドの強度と耐久性が気掛かりですが、金属製のようです。AliEpxressの製品紹介に実機の動画が掲載されています。そちらを参照すると、グレアの液晶は明るい反面、スタンドは以下のイメージ画像よりも薄く、大きな画面でもあり、モードの変更時には 多少のグラつきがあるように感じます。また、ディスプレイのベゼル幅もイメージ画像よりも太い反面、キーボード左右のベゼル幅は狭いです。
▼惜しく感じることは、HDMI ポートがMiniであること。15.6インチの大型ですので、ここは通常サイズがよかったです。
▼メモリ 16GB、SSD 256GBモデルの価格は 589.89ドル。
N95、14インチ 4K タッチパネル
N95、DDR5 メモリ 12GB、14インチ 3840 x 2160の製品です。4Kのタッチパネル、ディスプレイが360度回転するYoga スタイルのコンセプトはよいのですが、製品紹介の写真は汚れが付着しており、試作品 あるいはOEM向けへの説明用の写真とも思えます。このため、よしあしを判断しがたく 参考程度での掲載です。
なお、ポートは USB-A 3.0に、フル機能のUSB Type-Cです。
▼こちらは同型と思われる、他ブランドから展開のイメージ画像です。
▼SSD 128GB モデルは 449.80ドル
CHUWI GemiBook XPro
上記で3製品を確認しましたが、それぞれが解像度や機能に付加価値ある製品でもあり、やや割高に感じます。このため、5月10日現在での無難な選択としては、国内のAmazonと楽天市場でも販売され、14インチ、N100 / DDR5 メモリ を搭載の「CHUWI GemiBook Pro」。従来のGemiBook シリーズの縦長ディスプレイてはなく、アスペクト比 16 : 9の通常のワイドパネルとなったことが残念に思いますが、価格面(公式ストアでは33,492円)でも候補となる製品です。
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