Xiaomiのフラッグシップ機となるXiaomi Mi Notebook Proを、1週間ほどGeekbuying様よりお借りしていましたが、今回は1週間使用したなかでのまとめレビューです。私がお借りしたのは、Core i5、メモリ8GBを搭載するXiaomi Mi Notebook Proのエントリー機ですが、Webサイト閲覧・動画視聴・ブログ記事編集のライトユース使用の私には十分すぎるほどのレスポンスです。
外観・質感
中国メーカーの多くの端末はMacBookを意識していることもあり、概ね質感高めですが、Xiaomi Mi Notebook Proは他製品との価格差もあるものの、コストカットしがちなキーボード・タッチパッドにおいてもしっかりした造り込みを感じることができます。
▼ボディはもちろん金属製。メーカーロゴがなくすっきりした天板ですが、個人的にはもう少し明るめの色調でもよかったのでは、と思います。逆に派手さを抑えているために、オフィス使用でも違和感なく溶け込むような色調です。
▼サイドのポート類。縁をダイヤモンドカット加工した製品が多いなか、飾り気のなさ・シンプルさに好感を持てます。
なお、上下の画像では天板の明暗が異なっていますが、実際の色は下の画像に近いです。
▲中国の他メーカーの製品では、MacBook Airっぽくヒンジ側から先端に向けて先細りしていることが多いのですが、Xiaomiの製品はフラットであることも特徴かも。
▼外観・質感については以降の項目でも触れますが、以下の記事も参照ください。
▼配色も含め、Xiaomi Mi Notebookを意識した造りのChuwi Lapbook Air。外観の質感はXiaomi Mi Notebookと遜色ないのですが、キーボード・タッチパッドの使いやすさはXiaomi Mi Notebookが優位。
処理速度
「Xiaomi Mi Notebook Pro 実機レビュー。使用して即感じた心地よさ、SSDの速さは圧巻」にて掲載のスペック表です。なお、表中の価格は先の記事投稿時点(2018/4/1)のものです。
CPUに第8世代のCore i5もしくはCore i7、GPUに「モバイル向けエントリーモデルでありながらも、デスクトップ向けのGeForce GT 1030に匹敵するグラフィックス性能が期待できる」GeForce MX150を搭載していることも、レスポンス・滑らかさに貢献していますが、やはり圧巻はPCIe接続のSSD。以下などで恩恵を即座に感じることができます。
- 高速起動の設定なしで、Windowsの起動は10秒665、シャットダウンは2秒802と爆速。
- アプリのインストール・アンインストールは、300MBクラスのアプリでも爆速となり、本当にインストールされたのかと疑いたくなるほど。
- 数MBクラスの画像の呼び出しにおいても、SATA接続のSSDとの差を明確に感じます。
- CPU・GPUのパワーと相まって、Webサイトの表示、タブの切替などのストレスが全くありません。
全般的には、ゲームなど負荷の大きい操作はしていないのですが、各種設定・Webサイト閲覧・軽めのアプリの操作など、実にキビキビ・サクサクしたもので感動するほどで、使っているとつい微笑んでしまう快適さがあります。
Celeron N3450クラスでは、Webサイトの表示に一瞬の待ちのようなものがあるのですが、本機ではその待ちもなく、実に心地よいものです。
家族にも短時間操作してもらったのですが、私と同様に操作した直後にその速さを実感していました。
▼CrystalDiskMarkのスコア。
左は本機、右は国内メーカーのPCに搭載のSSDですが、その差は歴然。
▼左が本機のドラクエベンチマークスコア。「とても快適な操作が見込めます」とあります。右は国内メーカーのハイエンド機のスコアです。
ディスプレイ
15.6インチのIPS・グレアとなりますが、使用感は以下のとおり。
- グレア液晶となりますが、映り込みは激しくなく、気になるものではありません。
- 色調としては暖かみのある発色です。私がメイン利用しているJumper EZBook 3 Proと比較すると、よい意味で黄色がかった、国内で販売しているPCによくある(日本人好み)の色調です。
- 解像度は1920×1080と、15.6インチとしてはさらに高解像度でもよかったのでは。老眼鏡越しに画面をみると、13インチクラスでは感じなかったテキストのシャギーさをわずかに感じ取れます。
▼左右のベゼル幅の狭さが質感に貢献しています。
キーボード、タッチパッド
PCIe接続のSSDの次のお気に入りがキーボード。バックライト機能付です。
- キーは硬すぎず・柔らかすぎず、また過度のペタペタ感もなくタイピングし易いキーボードです。
- 15.6インチクラスでは10キーを備えたキーボードも多くありますが、10キーなしで余裕を持たせたキー配置(キーピッチの実測はしていません)で、10キーがあるがゆえの誤タイプもありません。
- Enterキーの右に1列ありますが、タイピング中の誤タッチはまずありません(ブログの2記事分ほどを本機で編集しましたが、数回あった程度)
- 打鍵音も特に大きくなく、あるいは際立って高音ではなく、タイピングし易いこともあり、打鍵音が心地よく感じることもあります。
- キー自体にプラスチック感・印字のシール感は乏しく、他製品にありがちなキーボードでコストカットしたように感じることもありません。
▼大きなタッチパッドは、サラサラと肌触りのよいもので、MacBookに近い感触です。
端末をお借りしていた1週間、ほとんどマウスのみで操作し、タッチパッドの機能・使用感の確認を失念していたのですが、私にとって以下の事項は大きなメリットです。
- 私がこれまで使用の中国メーカーPCでは、タイピング中にタッチパッドに触れてしまい、思いがけない挙動となることが多々あったのですが、Xiaomi Mi Notebook Proでは、そのようなことが全くなく、安心してタイピングに集中できます。
なお、写真のとおり、タッチパッドの下にディスプレイを開ける際に使用する窪みがありますが、他社の低価格を押し出した製品では深みが足らずにディスプレイを開けにくいものもあります。
Xiaomi Mi Notebook Proはほどほどに窪みの深さがあり、やや力がいるものの極端な開けづらさはありません。ただし、ディスプレイの重量があるため、もう少し深くてもよかったようにも思います。
その他
また高スペックなために仕方がないことですが、時おりCPUファンの音が響きます。ただし、低めのファン音であり、また、長時間回転するファンでもないようであり(冷却対応、温度の制御がしっかりできていると想像)、気になるほどではありません。
▼底面にスリットが多数あり、冷却対応もしっかりできていると推察します。
まとめ
私の普段のメインPCは、Celeron N3450・SSD搭載機。これでもライトユースでは十分なのですが、Xiaomi Mi Notebook Proの快適さを経験すると、高スペックの端末が欲しくなってきました(今回はGeekbuying様にお借りした端末でのレビューです)。
私のようにエントリークラスの端末 複数台をあれこれ弄るよりも、高スペックな端末を最初から使用したほうがより満足感が高いかもと感じさせるXiaomi Mi Notebook Proです。
▼Geekbuyingへのリンクです。
Core i5-8250U 8GB RAM
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