MT6797 (X27)搭載 Teclast T20 実機の外観レビュー、外箱に「匠心」の記載も納得の質感 | Win And I net

MT6797 (X27)搭載 Teclast T20 実機の外観レビュー、外箱に「匠心」の記載も納得の質感

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2018年9月にリリースされたTeclast T20。デカコア MT6797 (X27)、メモリ 4GB、ストレージ 64GBにLTE対応、前面・背面ともに1300万画素のカメラを搭載する、Teclastではフラッグシップ機の位置づけとなる10.1インチ Android タブレット。

このTeclast T20をGearBestさんより提供いただきましたので、何回かに分けてレビューします。今回は外観編となりますが、手元にあるTeclastの8インチクラスのタブレット(M89、P80 Pro)と比較すると、フラッグシップ機としての意気込みが感じられる製品となっています。

 

▼使用感のレビューはこちら

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Teclast T20のスペック

過去記事「デカコア MT6797 (X27)搭載 Teclast T20のスペックと特徴。機能ともに充実しTeclastのフラッグシップ機の位置づけに」の再掲ですが、Teclast T20のスペックは下表のとおり。

T20はT10の後継機となるためT10と比較すべきですが、ここはあえてTeclast 10インチのより安価なM20、A10Sとの比較です。また、参考までに、国内で人気のAmazon Fire HD 10のスペックも併載しています。

T20の大きな特徴は以下となります。

  • CPUはデカコア MT6797 (X27)を搭載
  • GPUのARM Mali T880はGalaxy S7シリーズに採用されたものであり、ある程度のゲームアプリの動作にも期待
  • ディスプレイはシャープ製、2560 × 1600の高解像度
  • カメラは前面、背面ともに1300万画素

 

体感レスポンス・使用感は別記事としますが、数日使用した範囲で先出しすると以下となります。

  • AnTuTuベンチマーク v7.1.0の実測スコアは117061。チューニングの関係か、体感でのサクサク感はデカコア X20を搭載する8.4インチタブレット Alldocube X1(Alldocube X1、2カ月使用後も感じるサクサクなレスポンスと視認性のよさ、価格に見合う 10コア8.4インチタブレット)に僅かに劣るような感覚もありますが、iPadのようにヌルヌルと言うよりはキビキビと動作します。
  • ディスプレイの発色はやや青みが強いイメージ。色温度も含め、ある程度の調整は可能なため、好みに応じて調整すべきでしょう。
  • カメラは室内撮影の場合、オートフォーカス・シャッタータイミングがややズレるのですが、補助的に使用するのであれば十分。

 

▼AnTuTuベンチマーク v7.1.0の実測スコアは117061

Teclast T20の外観

では、Teclast T20の外観について、写真に基づきコメントです。

 

▼GearBestではタブレットの輸送の場合、このようにエアークッションで梱包されているケースが多く安心。

 

▼背景が暗い画像となってしまいましたが、Teclastのいつもながらの白とオレンジのパッケージ。

 

▼撮影していないのですが、付属品はUSBケーブルとSIM用のピン。Teclastのこれまでの事例3製品(P80 Pro、M89、そしてT20)では電源アダプターは付属していません。電源アダプターを付けずに少しでも安く提供を、とのことだと思います。

 

▼これまでのパッケージと異なるのが、この「匠心」の文字。欧米系の購入者も多い中国メーカーの端末ですが、意味がわかるのだろうかと少し心配に。我々 日本人からみると、「匠心」の文字を入れるほどに当製品の品質に自信を持っていると理解できるのですが。もしや、出荷先の言語にあわせて文字・外箱を変更しているとすると、その気配りには感心します(まさかとは思いますが)。

 

▲梱包用のフィルムを剥がし、初期設定、アプリを複数インストール後のディスプレイ。どのメーカーも同じなのですが、イメージ画像よりは太めのベゼル。

以下のNEC TE507のように、7インチクラスでは極端にベゼル幅が狭いタブレットもありますが、10インチともなると基本は両手持ち。両手持ちでの指の当たる部分を考慮すると、ベゼル幅がある程度の太さになることは仕方がないことでしょう。ただし、イメージ画像で実機よりも細くみせるのもどうかと思いますが(Teclastに限ったことではありません)。

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なお。通販サイトの製品紹介には「OGSパネル」との記載がないのですが、タッチ面と液晶との隙間も抑えられています。

 

▲▼この角度から見ても、もちろん視認性を損なうことはありません。ただし、設定画面にて、色温度などをある程度は調整可能ですが、このディスプレイの色合いはやや青が強すぎる感があります。Teclastのみならず、中国メーカーの端末は日本よりも日本以外での人気がより高いため、特に欧米の方に向けたチューニングかもしれません。

▲保護フィルムは予め貼り付けられています。指紋の付着は抑えられているのですが、数箇所 気泡が入っていました。

 

▼私の好きな角度から撮影。ディスプレイの周囲はダイヤモンドカットのクローム調塗装であることがわかります。

 

▼無理やりの撮影ですが、iPad用のキーボードケースを付けると絵になります。iPad 2017モデルとのサイズ比較では、ほぼ同サイズであるものの、電源・音量ボタンの位置の相違や微妙なサイズの相違から、当然ながらもiPadのケースなどをそのまま流用できません。

 

▼LTE通信対応となり、SIMトレイは2つ

 

▼背面は上のカメラの部分(配色の異なる箇所)を除きアルミ製。シルバー塗装のザラザラした触り心地です。本体の重みのために感じるのかもしれませんが、Teclastの他のタブレット(P80 Pro、M89)、あるいはiPadと比較すると重厚感があります。

 

▼別の角度より。Teclastのロゴも控えめで見る角度によってはほとんど目立たないので好印象。

 

▼横持ちで左側面より。左からスピーカー、SIMトレイ、イヤフォンジャック。

▲▼下の画像は右側面ですが、横持ちでの左右にスピーカーがあることからも、横持ちをメインとした各種ボタン・ポートの配置となっています。また、指紋センサーも横持ちとする場合にはタッチしやすい位置にあります。

 

▼横持ちで右上にある電源・音量ボタン、カメラ部分を拡大。電源、音量ボタンの位置は、横持ちをメインとした場合には、この位置がベストとなるでしょう。

▲カメラがある部分はプラスチック製となり、質感はわるくないものの、色調が異なります。ここは同色系なら、なおよかったのですが。

 

▼USB Type-Cポートを拡大。ちなみに、Teclastの8インチタブレットはエントリー機でもmicro HDMIポートを備えているのですが、当機も含め、なぜか10インチクラスにはHDMIポートがありません。

まとめ

比較写真を撮っていないのですが、手元にあるiPad 2017と比較した場合、背面においてはたたずまいが異なるものの、iPad 2017と同様に質感の高いものとなっています。さすがに、外箱に「匠心」と記載しているのも納得。

Teclastのタブレットの場合、今年リリースされた端末はいづれも背面はアルミ製となっていますが、ゴールドの背面が多いなか、シルバーのザラツキのある塗装がより高級感を高めているような感覚です。

惜しいのはベゼル幅がやや太めであること。ベゼル幅を狭くする、あるいはベゼル幅が目立たないようにブラックベゼルであった場合には、よりシャープな端末になっていたように感じます。ブラックベゼルは完全に私個人の好みとなりますが。

 

▼使用感のレビューはこちら

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▼GearBestの価格情報。2018年10月2日時点の価格は215.99ドル(24731 円)
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