先日の記事「Win 10 PCでAndroidが動くNoxPlayer、メモリ搭載量別のレビュー」にて、「メモリ2GBの非力なPCでNoxPlayerを動かすのは厳しい」と記載しました。がしかし、私の目標は「外出時に使用するメモリ2GBのPCでWindows使用の傍らでAndroidアプリを参照する」こと。
そこで、あらためて複数のAndroidアプリをインストールし試してみると、意外とメモリ2GB搭載機でも、参照程度なら十分であると認識。今回は、このように認識した背景として、私がメモリ2GB搭載機のNoxPlayerにインストールしたAndroidアプリと、そのレスポンスの雑感を記載します。
全般的な傾向
個別アプリのレスポンスを記載する前に、私のメモリ2GB搭載のWin 10 2 in 1タブレット(※)のNoxPlayerのレスポンスの全般的な傾向です。
※ ASUS T90Chi、CPUはAtom Z3775。メモリ2GBではやや心もとないのですが、Androidを動かすCPUとしては十分なもの。T90Chiの詳細は以下の記事を参照ください。
- 下記リンク先に記載していますが、メモリ6GB搭載機にインストールしたNoxPlayerの動きと比較すると、耐え難くはないものの、カクカク・もっさりしたものです。iPhoneに例えると、iPhone4SとiPhone5程度のレスポンス差はあります(もちろん、前者がメモリ2GB搭載機、後者がメモリ6GB搭載機)
- 以降の個別アプリのレスポンスへのコメントは、ややカクカク・もっさりしたなかではレスポンスがよい・わるいの判断です。Androidスマホ・タブレット単体との比較では、そのレスポンスは劣ります。
インストールしたAndroidアプリとそのレスポンス
繰り返しとなりますが、以降のコメントは、私のメモリ2GB搭載機のレスポンスであり、メモリ4GB以上、あるいは上位のCPU / GPUを搭載したパソコンでは異なる評価になるかと思います。
▼Amazon、楽天市場
商品検索・画面遷移など、極端に遅いと感じることのないレスポンスで、普通に参照できます。手元にあるエントリークラスのAndroidスマホ・タブレット(g07 、TE507)と比較しても遅いのですが、参照するうえでは問題ありません。
▼Gmail
送受信とも難なく使用でき、画面遷移などにもっさり感はありません。ただし、私の設定がわるいのかもしれませんが、キーボード入力の日本語変換に遅延を感じます。なお、この日本語変換の遅延はGmailのみならず、全般的にあてはまるものです。
▼Lion FX
Lion FXアプリを使用している方は多くないと思いますが、私が使用しているアプリのうち、やや負荷があるものとして掲載。画面遷移・レートの更新などサクサクと稼働しており、このレスポンスのよさは意外でした。
▼ES ファイルエクスローラー
ファイルの表示など、引っ掛かりもなく普通に表示され、画面の切替などもスムーズです。
▼標準ブラウザ
NoxPlayerにプレインストールされているブラウザでの評価ですが、メモリ2GB搭載機・6GB搭載機とも、ややカクカクした動きになるものの、エラーなどは生じていません。
ややカクカクしタ動きは、ブラウザの個別課題によるものだと思われるのですが、Google Chromeがインストールエラーとなるために、比較できずにいます。
まとめ
上記以外に以下の稼働確認を行いましたが、いづれも安定した動作でした。また、意外なところ(当然?)では、カメラ機能も動作し少し感動。
- じぶん銀行
- Google Adsense / アナリティクス
- WordPress
メモリ2GB搭載機での各アプリのレスポンスをまとめると、以下のコメントになります。
- 思いのほか、レスポンスは良好
- ただし、エントリークラスのAndroidスマホ・タブレット単体のレスポンスより劣ります。
- 設定しだいとも思いますが(私の設定が追いついていない)、日本語変換が大きく遅延する状況。このため、テキスト入力に使用するのは厳しいです。
- Windows使用中に、短時間 Androidアプリを参照するなどの使い方では、ストレスを感じることはありません。
- NoxPlayerからWindowsに戻ると、やはりメモリが不足しているのか、ややレスポンスが落ちます。
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