Lepow 15.6型モバイルモニター 実機レビュー、Amazon ベストセラー1位も納得の質感・画面表示ともに満足な製品 | Win And I net

Lepow 15.6型モバイルモニター 実機レビュー、Amazon ベストセラー1位も納得の質感・画面表示ともに満足な製品

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

Amazonで販売好調のLepow社の15.6インチ モバイルモニター。2019年7月にAmazonで販売開始の製品の場合、2020年5月4日時点では753ものレビュー数となっています。今回、同社の新製品をレビュー用にサンプル提供いただきましたので、その使用感などをお伝えします。

このモニターを利用して、PCでの作業やFire TV Stickを接続して利用しましたが、全般的には脚色なしに良い製品です。本体とモニターの質感、視野角や色合いともに、Amazonの製品紹介のイメージ画像よりも断然よく、自宅でのPC作業のメインモニターとしても活躍します。褒めちぎるのも何ですので惜しい事項も付け加えると、もう少し明るさが欲しいことに、VESAマウントに対応していないこと。

Lepow 15.6インチ モバイルモニターの概要

今回レビューする製品は以下のモバイルモニターですが、まずはAmazonの製品紹介からスペックなどを掲載します。

▼レビューした製品がリンク切れのため、同社の同種の製品へのリンクです。

 

▼基本スペックはこちら

ディスプレイサイズ 15.6インチ、IPSパネル、ノングレア
解像度 1920 x 1080
周波数、輝度など 60 Hz、300 cd/m2
応答時間 5ms
入出力端子 Mini HDMI、USB Type-C (入力、給電)、USB Type-C(給電のみ)、イヤフォンジャック(3.5mm)、スタンド兼ケース
内蔵スピーカー 1W x 2
サイズ 368 x 225 x 8.6mm、770g
付属品 Mini HDMI ケーブル、USB Type-Cケーブル、電源アダプター、PUフィルム
その他 3年間の保証付き、ディスプレイは縦表示にも対応

 

映像入力は、Mini HDMIとUSB Type-Cに対応し、縦型表示できることも大きな特徴。使用してわかることですが、本製品の場合には後述のとおり、スペックやイメージ画像では表れないよさがあります。

なお、VESAマウントには対応していないこと(ネジ穴がない)に留意が必要です。

付属品

付属品は、PU製の保護フィルム、USB Type-Cの電源アダプター、ケーブル2本、説明書と一般絵的ですが、外箱を開けると、さわやかな良い香りがします。これも配慮の一つなら日本ブランド以上の気配り・おもてなしです。

 

▼外箱は一般的なものですが、外箱を開けると、さわやかな良い香りが。これも気配りの一つでしょうか。

 

▼付属品のうち、電源アダプターとユーザーガイドを撮影。

電源アダプターはもちろん日本仕様。私は海外通販サイトからPCやスマホを購入することが多く、EU仕様のプラグに変換アダプターの組み合わせが多いなか、Amazonで販売するからには日本仕様のアダプターが当然かもしれませんが、日本仕様のプラグであることに新鮮さを感じます。

▲28ページのユーザーガイドは、フルページが日本語。Amazonサイトも同様ですが、対応するパソコン・スマホの機種名が明記されています。HDMIポートのあるパソコンならどの製品も出力できるのですが、スマホはそうもいかず、対応機種の明記があるのはありがたいです。

外観(モニター以外)

モニターについては後述ですが、ここではモニター以外の外観について記載します。

 

▼本体とケースはマグネットでの固定となります。マグネットは超強力ではないのですが、使用中にズレることもなく、ほどよい強さです。

▲写真ではわかりにくいと思いますが、スタンド兼ケースはやや薄いようにも感じるものの、表面の質感もしっとりとしたよいものです。安価なタブレットケースのなかには、段ボールに皮調の塗装を吹き付けたような製品もありますが、明らかにそれとは異なる質感です。

 

▲ケース内面は、表面よりも滑りにくい素材となっています。上の二つの溝でモニターを固定するのですが、溝を一つ追加し、3段階調整式ならさらによかったようにも思います。

 

▲▼こちらが2段階の角度。しっかりと固定できるのですが、より角度が垂直側に傾くよう、3段階調整式ならよいような思いです。

 

▲▼右サイド。左から電源ボタン(兼 OSDの戻るボタン)、OSD操作のロールキー、給電用のUSB Type-C。中央にはスピーカーがあります(左サイドも同様)

▲▼上の画像は暗くてわかりづらいため、電源をオンにし(LEDを点灯し)さらに拡大。

▲USBとのサイズ比からもわかるように、ロールバーは小さなものですが、自宅と会社で使用する24インチのモニターよりも操作感は良好。24インチのモニターでは繊細な操作を要するのですが、当モニターのロールバーは誤動作を招くものではありません。

 

▲▼左サイドは、左から入力用のMini HDMI、入力・給電兼用のUSB Type-C、3.5mmのイヤフォンジャック。Micro HDMIの場合には、ポート部分が小さいことから、接続に注意する必要があるのですが(アダプターが簡単に折れてしまう)、Mini HDMIのために安心です。

 

▼電源オフ時のモニター全体像。モニター下のシルバーのベゼルと縁取りがよいアクセントになっています。

 

▼一部を拡大。下側のシルバーのベゼルはヘアライン加工されており、このさりげなさもよいものです。

 

▼ケースを外したモニターの背面。プラスチックのような、金属(スチール、あるいはアルミ)のような、どちらとも判断しにくい素材です。いづれにしても質感・造りこみに抜かりはありません。

▲製品紹介にも「VESAネジ穴が付いておりません」とありますが、私としてはぜひVESAマウントが欲しかった。モバイルモニターとしてのみならず、自宅でモニターアームを利用すると、より利便性が高まり、活用の幅がひろがります。

 

▼VESAマウントに対応していないことの関連では、以下の画像の縦型画面でのスタンドの存在が気になります。

 

▼電源をオン、Windows 10 PCを接続した全体像。ベゼル幅の実測は、左右は約10mm、上は約7mm。「狭い」と言える範疇のベゼル幅です。

 

▼私が感心したことの一つが、モニター下のLepowのロゴの質感。PCやモニターの場合、主張しすぎるロゴ、デザインのよくないロゴにがっかりすることがあるのですが、Lepowのロゴはプリントではなく、彫り込まれたものです。さりげなくも大きな評価に値するポイントです。

モニターの品質

では、本題のモニターの品質について記載します。15.6インチ、解像度 1920X1080のFHD、ノングレアのIPSパネルとなりますが、全般的には発色もよく、視野角も良好でよいパネルです。より具体的には以下のとおり。

  1. 視野角は公表値の178°のとおり、上下左右からみても良好。
  2. OSDメニューにより色温度は変更できますが、デフォルトの色温度も自然で特に変更する必要もないように思います。
  3. 私の15.6インチのFHDを搭載する、複数のノートPCの使用感では、老眼鏡越しに見るとテキストの粗さを感じるものもありますが、当モニターは粗さを感じず。
  4. 私は24インチのFHDモニターにPCを接続して作業することも多いのですが、同解像度でサイズが異なるため、当モニターがよりきめ細やかに感じます。
  5. 私は4Kの15.6インチモニターを物色していたのですが、上記4を勘案するとFHDでも十分に綺麗であり、普通に使用する範囲では4Kは必要ないかも。
  6. 一方、明るさについては、もう一段階明るいとさらによいような感覚。明るさ最大にしても、老眼の私にはやや明るさが足らない感覚。
  7. 鮮やかなグレアパネルもよいのですが、落ち着いた、ギラツキのないノングレアもよいものです。Huluの動画を視聴しても違和感はありません。

 

以下は写真に基づく補足です。

 

▲▼上はWindows 10 PC、下はFire TV Stickを接続した様子。その他、Mac、HDMIポートを持つタブレット、USB Type-Cでも接続しましたが、いづれも接続は何の課題mありません。PS4、Nintendo Switchも接続できるため、大学生の息子に試してもらいます。

▲Fire TV Stickの接続にて、YouTubeやアニメ、海外ドラマの視聴も行いましたが、反応の遅延などもありません。また、スピーカーの音量・音質ともに適切。欲を言えば、もう少し低音がしっかりしているとよいかも。

 

▲▼この角度から見ても、視野角は良好。IPSパネルのため、TNパネルのような視認性のわるさは微塵もありません。

 

▼参考までに、10インチのSurface Goと並べてみました。Surface Goはグレアパネルであることもありますが、やはりもう少し明るいとよいかも。

スピーカー、OSDメニュー

両サイドにスピーカーを備えていますが、机上やテーブルにおいて動画などを視聴するうえでは音質・音量ともに十分です。低音が増すとさらによいと思えるものの、モバイルモニターであることを考慮すると、スピーカーを備えていることで評価に値します。

 

▲OSDの操作画面は小さなものですが、右サイドのロールキーでの操作性はよく、以下のPhilipsや会社で使用のIO DATAの24インチのモニターよりも的確に操作可能です(以下のモニターの操作性が悪すぎるのですが)。

12,980円のPhilips 23.6型 PLSパネルディスプレイのレビュー(246E7QDSB)。視野角広めで視認性も十分
これまで、デスクトップPCのモニターとして液晶テレビ、あるいは10年以上前に5万円弱で購入した17インチの液晶ディスプレイを使用していたのですが、今回 23.6インチのPhilips 246E7QDSBを購入しましたので、早速のレビューです...

 

なお、OSDの設定項目は以下のとおり豊富です。

  1. 明るさ、コントラスト、ブラックレベル、シャープネス
  2. スタンダード、ゲーム、映画、テキストなどの6種類のモード
  3. 輝度自動調節機能、画像比率
  4. 色温度では、暖色・寒色の固定値のほか、ユーザー設定
  5. OSDの言語設定、時間設定、透明度

概ね試したところ、項目の不足やデフォルトでの調整不足はないのですが、色温度の暖色・寒色の固定値が極端に調整されているような感覚です。ここはユーザー設定で調整すべき。

まとめ

本体・ケースの質感もよく、モニター下のロゴなどのさりげない部分の造りにも好感の持てる製品です。モニターの視野角・色合いともに良好で、Amazonで販売の従来製品の高評価や、本製品が早々に「交換用液晶パネル」カテゴリーのベストセラー1位となっていることも納得。惜しいのは、輝度がもう一段階明るければなおもよいことに、VESAマウントに対応していないこと。これを差し引いても、おすすめできる製品です。

 

▼レビューした製品がリンク切れのため、同社の同種の製品へのリンクです。

 

タイトルとURLをコピーしました