人気の11.6インチ YOGAスタイルのWindows 10 ノートに、新たにBMAX Y11が登場です。私としてはノーマークのブランドですが、全体の雰囲気やポート類の配置がTeclast F5Rと同じことから、Teclast F5 / F5R、Jumper EZBook X1と同一製造元の製品とみて間違いないでしょう。
CPUにはGemini Lake N4100を搭載しており、通常セールの価格はF5Rと同水準です。とすると、F5RのCPUは下位のApollo Lake N3450であるため、コスパ度はBMAX Y11が優位。Teclast F5Rの販売がF5ほどに伸びないなか、BMAX Y11の販売動向に注目です。
12月28日 追記。文末のとおり、クーポン情報と価格を変更しました。
▼13.3インチのBMAX Y13も、359.99ドルで正式販売に。
13.3型 YOGAスタイルのGemini Lake機「BMAX Y13」がリリース。Teclast F5Rと同型のBMAX Y11を大型化
BMAX Y11のスペックと特徴
雰囲気はTeclast F5Rに似ており(Teclast F5R、Yogaスタイルの11.6インチノートが正式販売開始。F5の後継として人気製品となるか、スペックと価格情報)、TeclastのPC全般に通じる配色となっています。上の画像ではベゼル幅がかなり狭いのですが、後段の動画をみると特にディスプレイ下のベゼルはそれなりに太いです。
さて、BMAX Y11のスペックは以下となります。
- CPU : Gemini Lake N4100
- GPU :Intel UHD Graphics 600
- メモリ : 8GB DDR4
- ストレージ : 256GB M.2 SSD
- ディスプレイ : 11.6インチ、IPS、タッチパネル、解像度 1920 x 1080
- WiFi : 11ac/a/b/g/n
- Bluetooth : 5.0
- ポート類 : Micro USB、Micro HDMI、USB Type-C
- バッテリー : 7.6V / 7000mAh(3500 x 2)
- サイズ : 274.5 x 187 x 13 mm
- OS : Windows 10 Home
▲▼記載のスペックは上のテキストと同じですが、下表は「3万円台 11.6型 YOGAスタイル Win 10ノートのスペック比較。PhilBook Pro、EZBook X1、F5Rなど」にて記載のスペック比較表に、BMAX Y11を追加したもの。
Teclast F5、Jumper EZBook X1ともに、かつてはGemini Lake N4100を搭載していたのですが、双方ともスペックダウンし、F5RはApollo Lake N3450、EZBook X1はApollo Lake N3350を搭載しています。
Gemini Lake N4100がインテルによる供給不足が、Gemini Lakeから変更した背景ですが、この意味ではN4100を搭載するBMAX Y11は検討しています。
F5R / EZBook X1ともに、フルサイズのUSBではなくMicro USBであることが利便性を損ねているのですが(USBマウスなどを利用する際には、別途 OTGケーブルが必要)、後発のBMAX Y11ですので、せめて USB 3.0を搭載していればよかったのですが、残念です。
▼ポート類の配置ですが、上はBMAX Y11、下はTeclast F5R。微妙な数mm程度の差はあるかもしれませんが、誤差の範囲で全く同じ。このことから同一製造元の製品と推定。しかも、製品紹介のイメージ画像の見せ方も似ています。
▼比較対象とした機種の個別記事はこちら。私としては、2.5Kの高解像度のPhilBook Pro推し。
BMAX Y11の外観、機能性
BMAX Y11は見れば見るほど、Teclast F5Rと同型です。ここでは比較画像も交えて、外観と機能性の確認です。
▼上はBMAX Y11、下はTeclast F5R。ディスプレイの360°回転機能を表したイメージ画像ですが、キーボード面の配色が異なる以外は同じに見えます。両機種ともに、ベゼル幅はやや盛っています(薄く見せています)。
▲▼キーの配置やタッチパッドのサイズも同様に見えます。天板のロゴの配置も同じ。
▼やや気になるのは、キーボードのグレーに白の印字。同系色の場合には印字の視認性がよくないのですが、いかがなものか。
▼こちらはTeclast F5Rですが、背面からSSD スロットにアクセスし、2242サイズのSSDを簡単に換装できます。BMAX Y11も同様のはずなのですが(上の画像に、expandable SSDとあり)、製品紹介・イメージ画像では確認できず。
▼こちらはBMAX 11の販促動画(上)とTeclast F5Rのレビュー動画(下)。双方ともに質感高いのですが、やはり同じに見えます。トップのヒンジ部分の構成も同じ。
▼2019年11月2日 追記。Tectabletsにて、実機レビュー動画が公開されています。率直なコメントを言及するTectabletsですが、ディスプレイの明るさがやや不足、シルバーに白のキー印字でFnキーの視認性がよくないとのコメントもあります。キーの視認性については同感。
まとめ
11.6インチ YOGA スタイルのWindows 10 ノートにおいて、Teclast F5RとJumper EZBook X1のCPUがGemini LakeからApollo Lakeへとスペックダウンするなか、Gemini Lake N4100を搭載しているのは大健闘。これらの3機種は同一製造元の兄弟機であるため、どれを選ぶかは価格次第。
▼Banggoodでは、クーポン「BGJPY1120」の利用により 289.99ドル。1/10まで。
▼Gemini Lake N4100搭載のTeclast F5が復活。BMAX Y11と同スペックとなり、Banggoodではクーポン「BGJPF520」の利用により 289.99ドルと価格も同じ。クーポンは1/10まで有効。
Teclast F5 (Gemini Lake N4100)
▼2019/12/25時点では割高ですが、Amazonでも販売されています。
▼兄貴分となる、13.3インチのBMAX Y13もリリースです。YOGA スタイルにタッチパネル、Gemini Lake N4100にメモリ 8GBと、BMAX Y11をそのまま大型化。GearBestにて 359.99ドルでセール中です。
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