独特なデザインながらも充実したスペックのミニPC「Acute Angle AA」の紹介です。接地面を少なくすることにより省スペースに、そして電源ボタンを押しやすくするために、トライアングル型と見たこともない形状ながらも、Apollo Lake N3450にメモリ 8GB、ストレージは64GB eMMCと128GB SSD、フレームはアルミ製と立派な構成にして、価格は約200ドル。その形状と価格からも興味を惹くミニPCです。
スペック
よくも三角形のマザーボードの製作に踏み切ったものです。感心すると同時に、どれほど売れているのか(スペック・デザイン・価格ともによいため、通販サイトでの露出度しだいでは人気になる要素も秘めています)、赤字にならないものかと心配になってきます。
さて、このミニPCのスペックは以下です。
- CPU: Apollo lake Celeron N3450
- GPU: Intel HD Graphics 500
- RAM: 8GB DDR3
- ROM: 64GB eMMC + 128GB SSD
- WiFi : 5G サポート
- Blutooth : 4.0
- ポート類 : USB 3.0 x 2、USB 2.0(USB 3.0 / 2.0の識別の記載がないため、イメージ画像からの想定です。)、HDMI、有線LAN
- バッテリー : 240mAh
- サイズ : 25.50 x 25.50 x 4.00 cm、重量 660g
- OS : Windows 10 Home
独特な形状ながらも、Apollo LakeのミニPCとしては珍しくメモリを8GB搭載し、eMMCとSSDのデュアル構成であることも魅力。
また、簡易的なバッテリーも備え、形状の思惑どおりに接地面の幅は僅か4cmとコンパクトな製品です。4cmと幅が狭いために、安定度はどうなのかと気になったりもします。
外観の特徴
Apollo Lake N3450、メモリ 8GBとライトユースでは十分なスペックとする一方で、やはりこのミニPCはその形状が大きな特徴。
▼なるほど、トライアングル型とすることで電源ボタンを押下しやすくなっています。私はミニPC 2台をサブ的に使用していますが、確かに通常のスクエア形状では電源ボタンを押しづらく、この傾斜は正解です。
▲USBポートが下部にあるのも利便性を考慮してのこと。使い勝手を考慮したうえでデザインされています。
▽3台所有するミニPCの一つ。一般的なミニPC・PCは正方形あるいは長方形であり、電源ボタンを押しづらいものの、「Acute Angle AA」は傾斜しているために電源を入れやすい。
▼木目の無数の穴はスピーカー部でなく、通風・排熱用の穴です。
▲▼シルバーの部分はアルミ製。シルバーの部分の左辺には以下のポート類が備わっています。ポート類が密接しているのが気がかりですが、ケーブルが下を向くことになるため、ケーブルの取り回しで乱雑になることもないでしょう。
▲上の画像の置き方では電源部分がふさがってしまうのですが、以下の画像とあわせ、小面積の側面にも通風・排熱用の穴があることがわかります。
▼シルバーの枠の下にあるのは240mAhの補助用のバッテリーでしょう。
シルバーの外枠は薄めに見えますが、マザーボードを固定するためのフレーム肉厚でしっかりしているようです。外枠とフレームはアルミ製で、放熱効果も高いはず。
▲小振りなアルミ製のヒートシンクがありますが、小さなファン(おそらくは4cm角)が備わっています。小さなファンですので、この風切り音がどれほどのものか、これもポイントになりそうです。
なお、SSDポートの存在を確認したかったのですが、上の画像ではわからず。マザーボードの背面にあるのでしょう。
まとめ
Apollo Lake N3450を搭載するミニPCは多数ありますが、メモリ 8GBとデフォルトで64GB eMMC・128GB SSDを搭載していことが珍しく、それ以上に形状が目新しいミニPCです。価格も他のApollo Lake ミニPCよりも抑えられており、通販サイトの広告・宣伝しだいでは(特に海外においては)人気となってもおかしくない製品です。
たまたま、通販サイトを巡回中に目に留まったのですが、なかなか良い製品に出くわしました。
▼GearBest、2019年3月11日時点の価格は199.99ドル(22,657 円)
▼独特の形状のミニPCとしては、以下のAmazon Echoを意識した製品もあります。
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