Amazonにて、CPUにTwin Lake N150を搭載する 10.95インチ Windows 11 タブレット「Zwide SA11」が販売されています。メモリはオンボードの12GB、ストレージは512GB、液晶の解像度は1920 x 1200と、基本スペックにコストカットされた箇所はなく、フル機能のUSB-C ポートを備えています。
Zwide SA11のスペック
同社から同種の製品としては、CPUにGemini Lake N4020を搭載する10.5インチタブレット(Amazonはこちら)が販売されていますが、N4020はレスポンスがN150よりも大きく劣るためにおすすめしません。
Twin Lake N150はAlder Lake N100や インテル 第8世代のCore i5-8250Uと同水準のレスポンスとなり、在宅勤務でのオフィスソフトなども含めた普段使いでは、遅さを感じることはありません。
▼スペックは下表となります。ただし、Amazon サイトでは 質量、WiFi / Bluetooth、ストレージ(SSDの種類)などの情報がなく未掲載です。また、海外サイトで同製品を確認してみたものの 探しきれず(ZwideはOEM製品を販売しています)。
また、「専用キーボードは別売り」とありますが、1月31日現在、Amazonでの販売情報はありません。3月27日の追記ですが、本体と専用キーボードのセットモデルも販売されています。
CPU | Twin Lake N150、4コア4スレッド |
GPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | 12GB オンボード |
ストレージ | 512GB |
ディスプレイ | 10.95インチ、IPS、タッチパネル、光沢パネル、解像度 1920 x 1200 |
WiFi | 対応 |
Bluetooth | 対応 |
ポート類 | フル機能 USB Type-C、充電用 USB Type-C、USB-A 3.0、micro HDMI、3.5mm イヤホンジャック |
バッテリー | 7.7V / 3500mAH、給電・充電はUSB-C |
サイズ | タブレット単体 25.7 x 16.8 x 0.96cm |
OS | Windows 11 Pro |
その他 | 別売り 専用キーボードあり キーボードとのセットモデルの販売あり、フロントカメラ 5MP、リアカメラ 8MP |
▼N150とベンチマークスコア・体感レスポンスが同水準となる N100搭載の10インチタブレットとして、以下の「CHUWI HI10 X1」が販売されています。価格は「CHUWI HI10 X1」が安価ですが、メモリ 8GB / ストレージ 256GB / 液晶の解像度は1280 x 800となり、スペックは「Zwide SA11」が優位です。

▼映像出力はMicro HDMIとUSB Type-Cの2系統。Micro HDMIは、ケーブルの先端の部分が折れやすく、外部モニターに接続の際には USB Type-Cが無難です。
▲▼専用キーボードとのセットモデルも販売されています。なお、重力センサーと磁気センサーを搭載し、ケースを閉じてのスクリーンオフに対応しています。
▲Amazon 販売ページの拡大画像でわかるのですが、日本語キーボードのようです。
▼フロント 5百万画素、リア 8百万画素のカメラを搭載しています。背面の素材はおそらくアルミと思われます。
まとめ
省電力のAlder Lake N95/N97/N100やTwin Lake N150のWindows 11 タブレットの製品は少なく、本製品は貴重な存在です。
文中に記載の、N100を搭載する10インチタブレット「CHUWI Hi10 X1」は価格優先で、液晶の解像度は1280 x 800ですが、本製品は1920 x 1200のFHD。メモリ 12GB / ストレージ 512GBと 普段使いでは十分です。
留意事項は以下との認識です。
- スペックが充実しているため、Amazonでのタブレット単体価格は約4万円と、「CHUWI Hi10 X1」より割高
- なお、SSD 256GBモデルも販売されており(Amazonはこちら)、256GBモデルの価格は約36千円です。
- Amazon情報では質量を確認できませんが、一般的に11インチクラスのタブレットは、キーボードとのセットで1kg超の重さとなること
▼こちらはキーボードとのセットモデルです。単体との価格差は約8千円と 妥当なところです。
▼参考情報ですが、「Zwide」ブランドより、N100搭載の8インチ UMPCも販売されています。私は同型のスペック違いの製品(CHUWI MiniBook、および他製品)を所有しています。
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