GearBestで展開され、Amazonでも販売されているLHMZINY ブランドのPC。そのラインナップのなかで、15.6インチの最安となるのが、今回紹介のYepbook。CPUはAtom X5-E8000、メモリ 4GBとエントリークラスですが、格安機にして M.2 SSD スロットを搭載し、ディスプレイは視野角の広いIPSパネル、OSはWindows 10 Proであることが大きな特徴。なお、Yepbookと同型のPCは、ブランド違いでさらに安価な製品も販売されており、こちらは約2万円とYepbookよりさらに安くなっています。詳しくは文末を参照ください。
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Yepbookのスペック
CPUは多くの格安機に搭載されている Atom Z8350よりも僅かに優位な Atom X5-E8000。同CPUは、14.1インチのCHUWI HeroBookにも搭載されており、ゲームなどの負荷のかかることには向きませんが、動画視聴、Webサイトの閲覧、データ量の多くないオフィスソフトの使用では問題ありません。
CPU | Atom X5-E8000 |
GPU | Intel HD Graphics |
メモリ | 4GB |
ストレージ (注) | eMMC 64GB / 128GB /256GB、M.2 SSDを増設可能 |
ディスプレイ | 15.6インチ、IPS、FHD、ノングレア |
WiFi | 11b/g/n |
Bluetooth | あり |
バッテリー | 9000mAh |
ポート類 | USB 3.0 x 2、Mini HDMI |
サイズ | 不明、1.77kg |
OS | Windows 10 Pro |
(注) スペックで明確でないのがストレージ。GearBest、AmazonともにデフォルトはeMMCともSSDとも読み取れますが、Amazonのレビューを見るとSSDのようです。
スペックについてのその他のコメントは以下です。
- さすがに安価であるために、ボディはプラスチック製、WiFiは5GHz帯に未対応。
- ただし、ディスプレイがTNパネルではなく、視野角の広いIPSパネル。
- メモリは4GBと少なめですが、ライトユースの場合には4GBでも問題なし。メモリ不足でストレージにスワップする場合にも、高速なeMMCあるいはSSDへのアクセスのため、メモリ不足を体感できるものではありません。
- サイズの記載はないのですが、イメージ画像で見る限りは通常の15.6インチのサイズ感。
- 普段使いでは、Proを利用する状況は多くないと思いますが、このクラスでProであるのは珍しい。
Yepbookの外観と機能性
プラスチック製のボディであるものの、横幅いっぱいに拡がるキーボードと大きなタッチパッドは上位機と変わらず、最近の傾向を踏まえています。なお、上にイメージ画像では、ディスプレイのベゼル幅がかなり狭くなっていますが、実機はタイトル下のイメージ画像のベゼル幅が適正なもの。他ブランドの製品も同様ですが、PCやタブレットのイメージ画像ではベゼル幅を狭く見せる傾向があります。
▼英語キーボードとなりますが、キーボード面のベゼル幅は狭く、デザインはよいものです。ただし、私としては、ディスプレイを閉じた際のクッションのゴム足が、ブラックのむき出しであることが気になります。
▲▼英語キーボードに不安を感じる方も多いと思います。当サイトでは、しつこいほどに言及していますが、以下のフリーソフト「Alt IME」の利用により、英数・かなの切替は日本語キーボード以上に快適になります。
▼USB Type-Cはありませんが、両サイドのUSB 3.0、Mini HDMI、カードスロットと、ポート類は十分。
▼多くの中国ブランドのPCと同様に、背面から簡単にアクセスできる M.2 SSDスロット。
価格情報
Yepbook、Yepbookと同型品の価格情報です。2020年3月18日時点のAmazonでの価格は約27,500円であるのに対し、海外通販サイトは最大7,000円ほど安くなっています。
▼ストレージ 64GB版のGearBestでの価格は 229.99ドル
▼こちらはAliExpressで販売の同型モデル。SSD 64GBの場合、191.61ドル、約2万円。ただし、AliExpressでのユーザーレビューの写真をみると、天板にブランド名である Feed Meと大きく表示されています。デザイン的によいとは言えないため、私としてはYepbookがおすすめ。また、Windows 10 Proとの表記がなく、Homeであることが濃厚。
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