Windows 11のプレビュー版を使い始めて約1週間。Web ブラウジングや記事の編集など、Windows 10と同様に快適に利用できています。その一方で、多少気になるのが、前回テスト時に ベンチマークスコアが Windows 10よりもやや低いスコアとなったこと。今回 あらためて、同一PCにて複数のベンチマークソフトを走らせてみると、体感レスポンスに全く影響ないものの、全般的にWindows 11のスコアは Windows 10よりも低い結果となりました。
Windows 11の正式リリース前のプレビュー版でのテストであり、正式リリース後には異なる結果となる可能性もありますが、参考までに記載します。
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前提、Windows 11 プレビュー版、使用したPC
Windows 11 プレビュー版のインストールの手順は以下の記事を参照いただき、ベンチマークスコアの計測に利用したPCについて記載します
▲上の画像は Windows 11 設定画面のシステム情報ですが、使用したPCは 第8世代のCore i58259U(4コア 8スレッド)、メモリ 16GB、PCIe SSDを搭載のミニPC「MINISFORUM U820」です。
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同一PCでのWin 11, Win 10 ベンチマークスコアの相違
インストールした Windows 11 プレビュー版は、正式リリース前に発現した課題・不具合への対応を目的の一つとしたバージョンのため、計測・記載のベンチマークスコアは 正式リリース後は 誤差の範囲以上に異なる可能性もあります。
なお、掲載の画像・スコアは、上記の「MINISFORUM U820」にて計測し、上がWindows 11、下がWindows 10のものです。
▼Geekbench 5のCPU ベンチマークスコア。
Single-Core、Multi-Coreともに Windows 10が高スコアですが、ざっくり言えば Windows 10のスコアは Single-Core は7%増し、Multe-Coreは19%増し。
▼CINEBENCH R23も、Geekbench 5と同程度にWindows 10が高スコア。Windows 10のスコアは、Single-Coreは Windows 11よりも約6%増し、Multi-Coreは9%増し。
▼ドラクエベンチマークのスコアは、Windows 10が約5%増し。
▼CrystalDiskMark v8でのSSDのベンチマークスコア。
SSDのベンチマークスコアは同水準だろうと想像していたのですが、ここでも Read側はWindows 10がよい結果に。
まとめ
Windows 11のプレビュー版での計測のため、2021年後半にリリース予定の正式版も同様とは言えないものの、プレビュー版で計測する限りは、同一PCのWindows 11よりも Windows 10のベンチマークスコアは最大 19%、最小でも5%程度はよい結果に。プレビュー版での確認であり、また、体感レスポンスへの影響を感じないのですが、参考までに記載しました。
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