Vaio Phone Bizが、スペック・アルミ削り出しのボディはそのままに、AndroidのVaio Phone Aとして、しかも税別24,800円のSIMフリー低価格機として2017年4月7日に販売予定。これは、私にとってよい意味でショッキングなニュースです。
この1月に、Hauwei honor6 Plusから、gooのスマホ g07に乗り換えたばかりなのですが、g07と同時期に販売されていたのなら、Vaio Phone Aも有力候補となったもの。
今回は、Vaio Phone Biz、Vaio Phone A、そしてgooのスマホ g07を比較しつつ、Vaio Phone Aの概要を確認します。
関連記事 税別54,800円から29,800円に値下げしたVaio Phone Bizは「買い」なの?
関連記事 NuAns Neoがイオシスで19,800円でセール中。値下げのVaio Phone Bizとの比較
Vaio Phone AはAndroid機となり正解
▼楽天モバイルのイベントにて、Vaio Phone Bizのブースでは、それなりの人だかりだったのですが。
上記のリンク先記事のとおり、Windows 10 スマホであるVaio Phone Bizが大幅値下げとなりましたが、大幅値下げとなっても以下により販売は低迷すると、勝手に予想しています。
(以下は過去記事より抜粋です)
- Windows 10 mobileは、当初(2015年秋から2016年春)は期待感から多少の盛り上がりをみせ、格安機からハイエンド機まで、新機種の発売が相次いだものの、盛り上がっている、新機種を多数発売しているのは極端に言うと日本のみという状況。
- Windows 10 mobile向けの実用的な使えるアプリは、Microsoftのオフィス系アプリを除いては、ないに等しい状況であり、iPhone、Androidスマホの代替としては役不足。
- Win 10スマホは、当初は法人需要を見込んでいたものの、Windows 10 mobileの認知度も低く、法人の需要・法人への販売も低迷していると思わざるを得ない。
- 大幅値下げとなったものの、格安機の値下げが相次いでいるなか、メインスマホとしては使いづらいWindows 10 mobileであり、試してみたい・弄ってみたい方には格安機がより魅力的。
▼私もWindows 10スマホへの期待感から、FreetelのKATANA02を購入し、実用的なアプリの確認、テザリング母機としての使用など、いろいろと試してみみました。
ところが、一向に増える様子のないアプリ、実際に使用できるのは、Microsoftのオフィス系アプリと、ブラウザであるEdgeのみの状況のため、サブ運用も諦めた経緯があります。
Android機としてのVaio Phone Aは「買い」
Windows 10 スマホとしてのVaio Phone Bizは、実用的とは言い難いWindows 10 mobileと、そのアルミ削り出しのボディにどれほどの価値を見いだせるかとなりますが、スペック・アルミ削り出しボデイはそのままにして、Android機として一新のVaio Phone Aは、Windows 10スマホとは評価が異なってきます。
▼Vaio Phone A / Biz、そしてVaio Phone Aと同じくDSDS対応でコスパの高いgooのスマホ g07とのスペック比較。
基本スペック・サイズも含め、Vaio Phone AはVaio Phone Bizと同じであるものの、Android化に伴い、以下の機能の進化があります。
- Androidのバージョンは6.0。当然ながら、多くのGoogle Playアプリが使用でき、メインスマホとして運用できます。
- デュアルSIM、デュアルスタンバイ(DSDS)に対応
大きな魅力は、今となってはミドルレンジのスペックながらも、DSDSに対応しつつも価格を税別24,800円におさえていることです。
▼こちらは、g07でのDSDS・SIM切替アプリですが、SIMの切替も1分もかからず完了します。私は、一方のデータ通信が混みあっている場合には、他方に切り替えと便利に使用しています。
Vaio Phone A、goo g07の機能などの比較
▼私の所有する、honor6 Plusとgoo g07の外観(私の別ブログ記事「goo g07を2ヵ月使用後の、Huawei honor6 Plusとの比較レビュー」より)。
g07の外観(アルミ製)も低価格機としては、かなりの質感です。
私のメインスマホである、gooのスマホ g07は以下の点でVaio Phone Aと共通点があり、g07の価格は、Vaio Phone Aよりも5,000円安い税別19,800円です。
- CPUはオクタコア
- メモリ3GB
- 5.5インチのディスプレイ
- DSDS対応
- 外装はアルミ素材
- Android 6.0
g07のCPUは廉価版であるのに対し、Vaio Phone Aは多くのスマホで採用のSnapdragon。g07のレスポンスは、Web閲覧や、私が使用しないゲーム以外のアプリでのレスポンスはサクサクなもの。ベンチマークが全てではありませんが、他サイトでAuntutuベンチマーク、海外サイトを参照すると、Vaio Phone AのSnapdragon 617とg07のMT6750Tは、同程度の性能と言ってよいかと思います。
双方とも外装はアルミ素材ですが、Vai Phone Aはアルミ削り出し、しかも国産の安心感。g07の外装も低価格な割には質感の高いものですが、ここはアルミ削り出し・Vaioのロゴと相まって、私的にはVaio Phone Aが好み。
一方、Vaio Phone Aのボディ・スペックは、Vaio Phone Bizが販売された1年前であるためか、バッテリー容量がやや少ないこと、やや重い(g07よりも17g)ことが懸念されます。
また、ROM容量も16GBと少なめ。アプリが少ないWidnows 10 mobileでは16GBでもよいかもしれませんが、Androidでは32GBは欲しかったところ。
まとめ
Vaio Phone Bizの大幅プライスダウンの発表時に、これがAndroidスマホであれば売れるのにと思っていたのですが、本当に、そして早々にスペックはそのままにAndroid版をリリースしてきたことに驚き。そして、DSDS対応でありながら、Windows 10版よりも5,000円も安い価格で提供する予定であることにさらに驚きです。
このVaio Phone Aなら、他のSIMフリースマホと同等以上に渡り合うことができます。私的には、あと数ヶ月リリースが速ければ、honor6 Plusの機種変にVaio Phone Aへの機種変をかなり前向きに検討していたはずであり、今となってはやや後悔。
▼Vaio公式。Vaio Phone Aの特設サイト
コメント