人気のUMIDIGI A7 Proがスペックアップし「A7 Pro」としてリリースされています。CPUはHelio P23からHelio P60へ、eMMCはより高速なUFS 2.1に、さらにはA7Sと同様に非接触式の赤外線体温計を備えています。A7Sは低スペックとOSがAndroid Goであることに難ありでしたが、A7 Proに赤外線体温計を搭載となると、(医療機器ではないものの)この機能目当てでの購入層も増えてくるような予感。
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UMIDIGI A9 Proのスペック
上の画像では、UMIDIGI A9 Proに搭載のHelio P60のAnTuTu ベンチマーク v8のスコアは約17万とあります。実際にはこれより低いスコアのはずですが、それでもA7 Proの約12万より高スコアであることは確実。
CPU | MediaTek, Helio P60 |
GPU | ARM Mali G72 MP3 |
メモリ | 4GB / 6GB |
ストレージ | 64GB / 128GB UFS 2.1 |
ディスプレイ | 6.3インチ、解像度 2340 x 1080、しずく型ノッチ |
リアカメラ(注) | 48百万画素(SONY イメージセンサー)、16百万画素 ワイド、5百万画素 深度計測、5百万画素 マクロ |
フロントカメラ | 24百万画素 |
WiFi | 11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.2 |
SIM | Nano SIM x 2 |
LTE 対応バンド | FDD-LTE: B1 /2 /3 /4 /5 /7 /8 /12 /13 /17 /18 /19 /20 /26 /28A /28B /B66
TDD-LTE: B34 /38 /39 /40 /41 |
バッテリー | 4150mAh、USB Type-C |
サイズ | 158.7 x 74.9 x 8.6mm、213g |
OS | Android 10 |
その他 | 指紋認証は背面、非接触式 赤外線体温計 |
(注)RAM 4GB / ROM 64GB版のメインカメラは、48百万画素ではなく32百万画素
上のスペック表はUMIDIGI A7 Proの記事で掲載のものをベースに修正したもの(黄色網掛けはスペックアップした箇所)ですが、サイズと重量が同じであることから、また、ディスプレイのサイズやしずく型ノッチが同じであることから、A7 Proと同じボディをベースにSoCを変更したものでしょう。
やはり、A7 Proからスペックアップのポイントは、CPUのHelio P60に非接触式 赤外線体温計。Helio P60は100ドル台の多くのスマホに搭載されるCPUですが、エントリースマホのCPUがHelio P23からHelio P60に、期間の経過とともに底上げされているようです。AnTuTu ベンチマークスコアからも、普段使いであれば遅延を感じることなく動作する水準です。
非接触式の赤外線体温計はスマホに搭載されるものですので、医療機器ではなく(同じく赤外線体温計を搭載のA7Sの製品紹介では何度も言及されていた)、コロナ禍の状況のもと、どこでもいつでも気軽に体温を計測できることがメリット。
なお、通常のeMMCの約3倍・SSD並みの速度となる UFS 2.1対応のストレージであることも大きなポイント。以下のCHUWI HiPad XもUFS 2.1ですが、100ドルクラスのスマホに搭載されるとは驚きです。
▼エントリークラスのスマホのカメラに過度の期待は禁物のため、大きな影響ではありませんが、RAM 4GB / ROM 64GBの場合には、リアのメインカメラは48百万画素ではなく32百万画素となります。
▲▼背面に赤外線センサーがあり、写真を撮影する感覚で簡単に体温を計測できます。
UMIDIGI A9 Proの外観
UMIDIGI A3 Pro / A5 Proを所有している私ですが、エントリークラスのスマホでも質感高めに仕上がっていることが、UMIDIGIのスマホの特徴の一つ。製品紹介の画像を見ると、サイドやリアの素材や質感は A3 Pro / A5 Pro / A7 Proと同じように思いますので、以下の記事が参考になりそうです。
▼A5 Pro / A7 Proから変わらない、6.3インチのFHD。私としてはそろそろ「しずく型ノッチ」ではなく、パンチホールを採用してほしかった。
▼これまでのAx Proシリーズの傾向を踏まえると、サイドは樹脂製のアルミ調塗装。リアはガラス製でしょうか(未確認)。
まとめ
A3 Pro / A5 Proを所有しA7 Proの購入を見送った私ですが、A9 Proならサブ運用機としての購入もありと思い始めています。Helio P60搭載で普通に動作し、ストレージは高速なUFS 2.1搭載であり、A5 Proの非力さを感じている私としては興味津々。赤外線体温計も装備とあれば、コロナ禍のもとでも体温を計測したことのない私でも、遊び感覚で計測できます。
▼メモリ 4GB、ストレージ 64GB版のAliExpressでの販売価格は129.99ドル(先ほどまで 119.99ドルでしたが、セール終了)
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