今回レビューするのは UGREENが販売するコンパクトなPD 充電器。USB Type-C ポートを2つとUSB-A ポートを装備し、合計65Wの出力が可能、窒化ガリウム(GaN)を採用することによりコンパクト、130gと軽量なことを大きな特徴とします。
製品を開封し最初に感じたことは、驚くほどにコンパクトなこと。スマホやタブレットの充電器より一回り大きい程度となり、このサイズで M1 MacBook Airや、より高出力のノートパソコンに充電・給電可能です(実機で確認済)。
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製品の特徴
はじめに、Amazonの製品紹介から抜粋の製品の特徴について記載します。
- USB Type-Cポートを2つ、USB-Aポートを一つ 装備し、合計 65Wの出力が可能
- 最新のGaN技術を搭載し、一般的な65W充電器に比べて 約30%もコンパクトなサイズを実現
- PD3.0 / QC4+に対応し、さらに USB-AポートもQuickCharge3.0に対応
- 接続されたデバイスに合わせて自動的に出力を判別し、パワーを調整
- また、耐火PC素材を使用し、過電流、過電圧、過熱、短絡などをしっかり防ぎます
- サイズは 6.6 x 4 x 3.1 cmとコンパクト、約130 gと軽量
▼同社の製品としては、以下の4ポートの充電器をレビューしていますが、こちらの2/3程度のサイズとなり、M1 MacBook Airの充電器よりもコンパクトです。
▼Amazonの製品紹介からの引用ですが、各ポートと出力の関係は以下となります。PD 65Wでの出力は USB Type-Cの一つのみでのチャージングとなり、合計65Wの出力となります。
開封、外観
続いて外観について記載します。6.6 x 4 x 3.1 cmとコンパクト、約130 gと軽量であることを大きな特徴としますが、私の想像以上に小さいなサイズであり、これなら外出時に気軽に持ち運ぶことができます。
▼外箱のコンパクトさを確認できるよう、マウスと並べてみました。
▼開封してみると、本体は想像以上に小さく、外箱に空間が多くあります。
▼付属品は英語と中国語表記の簡易説明書と、英語表記のみのインストラクション。接続の組み合わせなどを記載するものであり、Amazon サイトの説明がより詳しいです。
▼マウスよりもコンパクトな本体。なお、他の写真も同様ですが、グレイの部分は実機よりも明るく映っています。
▼UGREENの4ポート(65W対応、USB Type-C x 3、USB-A)と、M1 MacBook Airのアダプターのサイズ比較です。3製品のなかで 最もコンパクトであり、私が所有するどのACアダプターよりも小さなサイズです。
▲▼掲載のUGREENの充電器はこちらの製品です。
▼合計出力 65Wのポート部分。USB Type-Cの「C1」「C2」は同じ仕様です。
▼UGREENのロゴのある表面より。艶やかな塗装ですが、指紋や油脂の付着は少ないです。
▼背面は大きく「65W」と記載されていますが、もう少し小さいテキストサイズがよかったかも。
▲プラグを折りたたむと、先端が数mm 露出した状態です。
▼あらためて全体像。重ねての記載ですが、グレイの部分は実機よりも明るく映っています。
使用感
パソコン、スマホ、Android タブレット、iPadを接続しての使用感を記載します。充電時には本体は温もり程度の熱を帯びますが、私として嬉しいのは、他の65W出力をアピールする USB PD 充電器では 電力不足となる パソコンで利用できること。
1つのみのチャージング
65W出力の利用となる USB Type-Cの1つのみの利用について記載します。なお、電力・電流、急速充電の時間を計測してのコメントではありません。
- 初回利用時のみ、なぜか本体がかなりの熱を帯びていましたが(一般的な高出力のACアダプター以上の熱)、それ以降は温もり程度の熱となっています。
- ThinkPad X280にて、他の65W対応を謳う充電器では電力不足のメッセージが表示される、あるいは充電できないのですが、本製品では普通に充電できています。私としては、X280で使用できるのみでも大きなメリットです。
- その他、パソコンでは、M1 MacBook Air / MacBook 12 / 富士通 / Let’ noteにて使用しましたが、いづれも通常どおりに使用できています。
- Android タブレット、Android スマホ、iPhone 12 Pro Max、iPhone SE 第2世代の急速充電も普通に対応できています。
- ちなみに、30Wの急速充電に対応するiPhone SE 第2世代の公表値では「30分で最大50%の充電」とありますが、ほぼ記載どおりに「30分で47%の充電」でした。
同時のチャージング
Amazonの製品紹介にある上の画像に基づき、複数の機器を同時に充電してみました。なお、上記と重複しますが、一つの機器のみのチャージングでは、PCの場合には以下の製品での充電を確認しています(電力不足などの警告が出ることなく充電できています)。
- M1 MacBook Air、MacBook 12、ThinkPadn X280、Microsoft Surface Go、トリガーケーブルを利用して 富士通 U937/R ・Let’s note CF-SZ5・Let’s note CF-RZ4
▼一般的にはおすすめしませんが、上記のトリガーケーブル利用の記事はこちら。
複数の機器での充電を確認した組み合わせは以下です。
- MacBook 12、iPhone 12 Pro Max、Android 10インチ タブレット or Android スマホ
- M1 MacBook Air、iPhone 12 Pro Max
- M1 MacBook Air、iPhone SE 第2世代
- M1 MacBook Air、iPad 2017モデル
- ThinkPad X280、iPhone 12 Pro Max or iPhone SE 第2世代
▼こちらは M1 MacBook Airと iPhone 12 Pro Maxを充電中
まとめ
窒化ガリウム(GaN)を採用した他の製品よりもコンパクトで軽量(6.6 x 4 x 3.1 cm、約130 g)でありつつも、PD3.0 / QC4+に対応し、65Wの高出力に対応する製品です。
M1 MacBook Airへの充電のほか、より高出力なノートパソコンの充電にも対応し、コンパクトで軽量なサイズと相まって、自宅での使用のほか、外出先への気軽に持ち運ぶことができます。ノートパソコン用のコンパクトなPD 充電器を探していた私ですが、本製品を利用することに決定です。
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